- 1. 【🎞️55秒】ボーングラフトの費用を解説!自家骨と人工骨でどう違う?
- 2. 🦴 ボーングラフト(骨移植)とは?
- 2.1. ✅ ボーングラフトが必要になるケース
- 2.2. 🔍 骨の採取部位と材料
- 2.2.1. 自家骨の採取部位
- 2.2.2. 使用される材料
- 3. 🛠 ボーングラフトの術式(GBR併用)
- 3.1. 🔹 STEP 0:人工メンブレンの準備
- 3.2. 🔹 STEP 1:骨の移植(ボーングラフト)
- 3.3. 🔹 STEP 2:インプラントの埋入
- 3.4. 💡 ワンポイント:CGFとは?
- 4. ⚠️ ボーングラフトのリスクとは?
- 4.1. 🔸 自家骨移植のメリットとデメリット
- 4.2. 🔸 骨採取にともなうリスク
- 4.3. 🔸 人工骨使用のメリットと注意点
- 4.4. 📝 治療法の選択は症例に応じて
- 5. 💰ボーングラフトの費用
- 5.1. 自費治療
- 6. 🏥 江戸川区篠崎で骨移植(ボーングラフト)をご検討の方へ
- 7. 【動画】奥歯を抜歯したまま放置すると?
- 8. 筆者・院長

インプラント治療を希望して歯科医院を受診したものの、「骨が足りないのでできません」と言われてしまった——そんな経験はありませんか?
江戸川区篠崎の当院では、骨がやせてしまった部分に骨を補う「骨移植(ボーングラフト)」という方法を用いることで、これまでインプラントが難しいとされていた症例にも対応しています。
この記事では、ボーングラフトとは何か、どんな場合に必要か、治療の流れや費用、リスクなどについてわかりやすくご説明します。インプラントをあきらめる前に、ぜひ参考にしてみてください。
【🎞️55秒】ボーングラフトの費用を解説!自家骨と人工骨でどう違う?
🦴 ボーングラフト(骨移植)とは?
歯を失って長期間放置すると、顎の骨がやせてインプラントを支える土台が足りなくなることがあります。そんな場合でも、ボーングラフト(骨移植)を行うことで、再びインプラント治療が可能になります。

✅ ボーングラフトが必要になるケース
- 歯を抜いてから時間が経ち、骨がやせている場合
- 下顎奥歯・上下前歯などで骨量が不足している症例
- インプラントを固定するのに十分な骨の厚みや高さがない場合

🔍 骨の採取部位と材料
自家骨の採取部位
- オトガイ部:下顎前歯の下あたり
- 下顎枝部:下顎の奥歯・親知らず付近
- 腸骨:おへその斜め下、腰の骨(大量の骨が必要な場合)
- 脛骨:すねの骨(まれに使用)
使用される材料
- 自家骨
- 人工骨(骨補填材)
- **CGF(濃縮成長因子)**との併用
- **人工メンブレン(バリア膜)**によるGBR
🛠 ボーングラフトの術式(GBR併用)
🔹 STEP 0:人工メンブレンの準備

- 人工メンブレンとは?
骨再生誘導法(GBR)で使用されるバリアー用の専用膜です。ゴアテックスなどの素材で作られ、骨補填部位を覆って軟組織の侵入を防ぎ、骨の再生を促します。 - 使い方
患部の形に合わせて人工メンブレンを適切なサイズにカットします。
🔹 STEP 1:骨の移植(ボーングラフト)

- 骨吸収が起きた部分の補填
例:前歯の唇側に骨吸収がある場合 - 使用する材料
- 自家骨ブロック(採取した本人の骨)
- 骨補填剤(人工骨など)
- CGF(自己血由来の濃縮成長因子) - 処置の流れ
1. 吸収部に自家骨ブロックを移植
2. 周囲の隙間に骨補填材とCGFを混ぜて充填
3. 上から人工メンブレンで覆う
4. 自家骨ブロックはチタン製スクリューでしっかりと固定
🔹 STEP 2:インプラントの埋入
- 骨の成熟期間
おおよそ6ヶ月間で移植した骨と元の骨が一体化(骨結合)します。 - 処置の流れ
1. チタン製スクリューを除去
2. 骨が十分に形成されたことを確認
3. インプラントを正確な位置に埋入
💡 ワンポイント:CGFとは?
- CGF(Concentrated Growth Factors)は、患者自身の血液から生成される成長因子に富んだフィブリンゲル。
- 骨の再生を促し、治癒を早める効果が期待できます。
⚠️ ボーングラフトのリスクとは?
🔸 自家骨移植のメリットとデメリット
- メリット:
本人の骨を使用するため、生着率(骨と一体化する成功率)が高い - デメリット:
骨を採取するための別部位の手術が必要となり、術後の腫れや痛みなど身体的負担が増える
🔸 骨採取にともなうリスク
- 採取部位(顎や腰、すねなど)に手術痕が残る可能性
- 出血や感染症、神経損傷のリスク
- 回復期間が長くなることもある
🔸 人工骨使用のメリットと注意点
- メリット:
自家骨のように採取が不要なため、身体への負担が軽減される - 注意点:
人工骨のみの場合は、骨の定着率がやや劣ることもあるため、症例に応じて自家骨と併用するケースが多い
📝 治療法の選択は症例に応じて
- 骨の量・質、患者さんの体調、手術リスクなどを総合的に判断し、**最適な骨補填方法(自家骨、人工骨、または併用)**を選択します。
💰ボーングラフトの費用
自費治療
保険適用外です。
内容 | 金額(税抜き・税込み) ※単位:円 |
---|---|
CGF+人工骨+GBR | 10万円(税別)11万円(税込み) |
CGF+自家骨+GBR(骨移植) | 15万円(税別)16.5万円(税込み)※口の中の骨から移植片を採取します。 |
🏥 江戸川区篠崎で骨移植(ボーングラフト)をご検討の方へ

「インプラントを勧められたけれど、骨が足りないと言われた…」そんなお悩みはありませんか?
江戸川区篠崎にある当院では、骨がやせてインプラントが難しいと診断された方でも対応可能な「骨移植(ボーングラフト)」を行っています。
患者さまごとの骨量や状態を丁寧に確認し、自家骨や人工骨、最新の再生療法(CGF・GBR)を組み合わせた最適な治療プランをご提案いたします。
治療前のカウンセリングや費用のご相談も無料で承っております。
インプラントをあきらめる前に、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
【動画】奥歯を抜歯したまま放置すると?
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。