歯周病のQ&A

45歳女性です。10月29日に受診してきました。前日の夜に右上の奥から2,3番目の歯茎がズキズキ痛みだして、市販の痛み止めイブを 飲んでもおさまらなかったので受診したら、レントゲンを撮り消毒するぐらいでした。あと、歯茎のチェックをさせて下さいと言われ、下の歯の歯石取り。それが終わると化膿止めのトミロンと痛み止めを3日分もらいました。

次の日も消毒と歯石取り。12月6日までに6回通いこの日に右上の歯茎の奥に詰まっていたものを取り出し、痛みがないように薬をぬられたので痛くはなかったのですが、自宅に帰ってから痛みだしました。よく考えるとこの日から2,3日もしないうちに歯茎の腫れと膿との戦いになっています。 

腫れは1年前ありました。下の歯の歯並びが悪く歯茎が下がってきたため薬みたいなので固定してあります。 歯は全部あります。歯茎の腫れは歯に近いです。虫歯は上下の奥から3番目まで治療しています。医師からの説明は受けていません。

歯科助士さんが、歯磨きの時力をゆるめて磨いてくださいとのこと。 切開の後はあまりにも痛くて良く覚えていないのですが、はぐきに熱い何かを当てられました。 3日後の受診前には、少し膿があり歯茎をおさえて膿をだされました。 それが25日でした。明日、受診の予定なのですが、何か違和感がありやはり黄色い(膿)小さいのがポッツとできています。

切開したとき麻酔なしだったのでかなり痛いおもいをしたので、病医院を変えようか迷っています。 ちなみに、お酒はのまないほうがいいですよね!

明らかに重度の歯周病になっているように推察されます。初診時に消毒するぐらいで終わり、抗生物質と痛み止めを処方されていますが、ここに関しては、特に問題ないと思います。急性症状が起こっている時に患部を積極的な治療をすると、逆にマイナスになってしまうこともあるからです。

12月6日の時点で歯茎の奥深いところの措置がなされているようですが、炎症が治まってからやったのだと思います。本来ならば抗生物質やそれまでの処置によって急性症状は治まっていたはずなのですが、逆に強い痛みを誘発してしまうことは、私はあまり経験していません。

強い急性症状があり、歯肉が大きく腫れている場合には、麻酔をかけると強い痛みを起こしてしまうことがあります。また、急性症状の状態の歯肉は麻酔が極めてかかりにくい状態になっている事が多いです。そのために麻酔なしでやることは選択肢の一つとなる事もあります。

「何か違和感があり、やはり黄色い(膿)小さいのがポッツとできています。」と言う表現から察するに、小さいのがポッツとしたものフィステルと言って根尖性歯周組織炎(神経が腐っているため神経の治療が必要)で、膿の出口である可能性も否定できません。

また、歯科医院を変える方が良いのかどうかは、なかなか文面からは判断出来かねますので、コメントは差し控えたいと思います。 大事にしてください。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、患者様の大切な歯を1本でも延命するため、軽度歯周病から重度歯周病に至るまで様々な対策を行い、歯周病予防をはじめ、早期発見・早期治療で症状の改善・維持を行い、抜歯回避に努めております。

歯茎を切開した歯周病は重度歯周病と診断されます。歯科医院での定期的メインテナンスが欠かせません。江戸川区篠崎で歯茎切開をご希望の方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談下さい。

【動画】歯周病の手遅れの症状

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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