- 1. 【🎬45秒】歯石を自宅で除去できる?市販キットの実力とセルフケアの限界を解説
- 2. ✅そもそも歯石とは?
- 2.1. 🦠歯垢と歯石の違い
- 2.2. ⏱️どれくらいで歯石になるの?
- 2.3. 🦷歯石はどうやってできるの?
- 2.3.1. ⚪白い歯石の出来方
- 2.3.2. ⚫黒い歯石の出来方
- 2.4. 👄歯石がつきやすい人の特徴とは?
- 3. ⚫⚪白い歯石と黒い歯石の違いを知ろう|口腔内の“警告サイン”とは?
- 3.1. 🔍鏡で見える歯石の色に注目!色でわかるリスクレベル
- 3.2. 🧼黒い歯石が自然に取れる?それ、実は重度の歯周病かも
- 3.3. 🦷白い歯石と黒い歯石の発生場所と性質の違い
- 3.3.1. ◽【リスト】白い歯石(歯肉縁上歯石)
- 3.3.2. ◾【リスト】黒い歯石(歯肉縁下歯石)
- 3.4. 📉歯茎が下がって見える黒い歯石にも注意
- 3.5. ⬇️🩸黒い歯石と白い歯石の特徴
- 4. ⚫⚪白い歯石と黒い歯石の見た目
- 4.1. 🦷 ⚪白い歯石(歯肉縁上歯石)
- 4.1.1. 📍よく見られる場所:下の前歯の裏側
- 4.1.2. 💧付着しやすい理由
- 4.1.3. 🧹自然に取れることもあるが要注意
- 4.2. 🦷 ⚫黒い歯石(歯肉縁下歯石)
- 4.2.1. 🦴 黒い歯石(歯肉縁下歯石)の特徴とは?
- 4.2.2. ⚠️ 黒い歯石と虫歯の併発
- 4.2.3. 📸 症例:重度歯周病による歯石露出
- 5. 🏠自分で歯石を取る方法【実践編】
- 5.1. 🪥市販のスケーラーは使える?
- 5.2. 🔍鏡・ライト・拡大鏡の使用ポイント
- 5.3. 📹YouTube動画の注意点と参考にするコツ
- 5.3.1. ✅動画を見るときのチェックポイント:
- 5.4. 🧴補助的に使える歯石予防アイテム(洗口液・ジェルなど)
- 6. ⚠️セルフ歯石除去のリスクと限界
- 6.1. 💥歯を傷つける・歯ぐきを傷める危険性
- 6.2. 🦷取りきれない「歯肉縁下歯石」とは?
- 6.3. 🦷歯周病が進行するリスク
- 6.4. 🧑⚕️歯科医院でしかできない処置とは?
- 7. 🧘♀️どうしても自分でやりたい人へ|セルフケアの心得
- 7.1. 📋安全に行うためのチェックリスト
- 7.2. 🧼器具の衛生管理と保管方法
- 7.3. 🕒セルフ歯石取りの頻度はどのくらい?
- 8. 🌟歯石を作らないための予防法
- 8.1. 🪥正しいブラッシングと歯間ケア
- 8.2. 🦷唾液の力を活かす食生活
- 8.3. 📅3ヶ月ごとの歯科検診の重要性
- 9. 📣自分での歯石取りはこんな人におすすめできない
- 9.1. 👶歯周病の家族歴がある人
- 9.2. 🚬喫煙者や糖尿病など全身疾患がある人
- 9.3. 🤕過去に歯周病で治療歴がある人
- 10. 🏥どうしても不安なら歯科での相談を
- 10.1. 📍保険診療でできる歯石除去の流れ
- 10.2. 💬セルフケアの相談もできる歯科医院の探し方
- 11. 🧾まとめ|自分で行う歯石取りは正しく・慎重に
- 12. 🦷江戸川区篠崎で“自分で歯石取り”をお考えの方へ
- 13. 【動画】歯石は自分で取れる?
- 14. 筆者・院長

✏️「歯石って、自分で取れないの?」
歯医者に行く時間がなかったり、費用が気になったりして、そう思ったことはありませんか?
最近では、市販の歯石取りキットや超音波スケーラーなども人気ですが、実は自己流の除去には大きなリスクが潜んでいます。
この記事では、歯科医の視点からセルフ歯石取りの方法・危険性・歯科での治療との違いをわかりやすく解説。
自宅ケアと歯科受診を上手に使い分けて、歯ぐきの健康を守りましょう!
【🎬45秒】歯石を自宅で除去できる?市販キットの実力とセルフケアの限界を解説
✅そもそも歯石とは?
歯石は、歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムなどと結びつき、石のように硬く固まったものです。歯ブラシでは除去できず、放置すると歯周病や口臭の原因になります。特に歯と歯ぐきの境目(歯肉縁)や、歯の裏側などに溜まりやすく、見た目にも清潔感を損ねてしまいます。

🦠歯垢と歯石の違い
項目 | 歯垢(プラーク) | 歯石 |
---|---|---|
正体 | 細菌のかたまり | 歯垢が石灰化したもの |
性質 | やわらかく粘着性がある | 硬く、歯に強く付着 |
除去 | 歯ブラシやフロスで可能 | 歯科医院での除去が必要 |
悪影響 | 虫歯・歯周病を引き起こす | 歯周病の進行や口臭の原因になる |
⏱️どれくらいで歯石になるの?
歯垢は早ければ1〜2日で石灰化を始め、約1週間で硬い歯石に変わります。特に歯みがきが不十分な場所では、すぐに歯石が形成されやすく、毎日のケアが非常に重要です。
特に寝ている間は唾液の分泌が減るため、就寝前の歯磨きは必須です。
🦷歯石はどうやってできるの?

⚪白い歯石の出来方
- 歯垢(プラーク)が歯に残ると、それを核にして唾液中のカルシウムやリンが結合し始めます。
- それが徐々に硬くなり、歯の表面にこびりついて「白い歯石」へと成長します。
- 出来たばかりの白い歯石はまだ柔らかく、歯ブラシやデンタルフロスで比較的簡単に除去可能です。
⚫黒い歯石の出来方
- 白い歯石を放置すると、細菌の温床となり、歯ぐきが炎症を起こして「歯肉炎」に進行します。
- 炎症が進むことで歯周ポケットが深くなり、その中でも歯石が形成されます。
- この歯周ポケット内で作られた歯石は、血液や炎症性物質を取り込んで黒く変色し、「黒い歯石」となります。
- 黒い歯石は硬く、セルフケアでは除去できず、歯科での専門的な処置が必要です。
👄歯石がつきやすい人の特徴とは?
以下のような人は、歯石が付きやすい傾向にあります:
- 🪥歯磨きが不十分(磨き残しが多い)
- 😮💨口呼吸をしている
- 🚬喫煙者
- 🍬甘いものをよく食べる
- 🧬唾液の性質(カルシウム量が多い)
- 🦷歯並びが悪くて磨きにくい
こうした要素があると、歯垢が溜まりやすく、石灰化して歯石になるリスクが高まります。
⚫⚪白い歯石と黒い歯石の違いを知ろう|口腔内の“警告サイン”とは?
🔍鏡で見える歯石の色に注目!色でわかるリスクレベル
- 自宅でも鏡を使って歯石の色を確認できます。
- 白い歯石は比較的初期の状態、黒い歯石は危険サイン。
- 黒い歯石がある場合、歯周病が進行している可能性が高いです。


🧼黒い歯石が自然に取れる?それ、実は重度の歯周病かも
- フロスや歯間ブラシ、リステリン使用後に黒い歯石が取れるのは歯周ポケットが深くなっている兆候。
- 出血や膿の混入により黒く変色した歯石は、炎症と細菌の増殖が進んでいる証拠。
🦷白い歯石と黒い歯石の発生場所と性質の違い
◽【リスト】白い歯石(歯肉縁上歯石)
- 歯茎より上(歯の表面)にできる
- 色は白〜黄ばみ
- 比較的柔らかく、ブラッシングで落ちることも
- 放置すると歯肉炎の原因に
◾【リスト】黒い歯石(歯肉縁下歯石)
- 歯茎の中(歯周ポケット内)にできる
- 出血や嫌気性菌の影響で黒く変色
- 非常に硬く、歯科医院での除去が必要
- 歯周病特有の口臭の原因にもなる
📉歯茎が下がって見える黒い歯石にも注意
どちらにしても、中等度〜重度の歯周病が進行中のサインです。
通常、黒い歯石は歯茎の中にありますが、歯茎が下がって表面に見えることもあります。
もしくは、表面にあった白い歯石が血液を吸収して黒くなった可能性も。
⬇️🩸黒い歯石と白い歯石の特徴
黒い歯石 | 白い歯石 | |
---|---|---|
原料 | 血液+唾液中の(リン酸+カルシュウム) | 歯垢+唾液中の(リン酸+カルシュウム) |
口臭の強さ | 嫌気性菌が多いため強い | 好気性菌が多いため弱い |
歯石の出来る場所 | 歯周ポケット内の歯根にこびり付く | 歯茎の上や歯 |
歯石の出来やすい方 | 歯周病が進行し、歯周ポケットがある方 | 誰でも出来、子供でも |
歯石の取りやすさ | こびりついているので、なかなか取れない | 超音波スケーラーで簡単に取れる |
⚫⚪白い歯石と黒い歯石の見た目
🦷 ⚪白い歯石(歯肉縁上歯石)


📍よく見られる場所:下の前歯の裏側
白い歯石は、特に下の前歯の裏側にべったりと付着することが多いです。
💧付着しやすい理由
この場所は、舌下腺と顎下腺が合流する唾液の開口部があり、唾液中のリン酸やカルシウムが豊富に供給されるため、歯垢と混ざって歯石が形成されやすくなります。
🧹自然に取れることもあるが要注意
大量に沈着した場合、歯ブラシやフロス、歯間ブラシで一部が自然に取れることもあります。→ 一部が取れても歯石は完全には除去されず、歯科での専門的なクリーニングが必要。
🦷 ⚫黒い歯石(歯肉縁下歯石)


🦴 黒い歯石(歯肉縁下歯石)の特徴とは?
- 黒い歯石が見える理由
→ 本来は歯茎の中にできる歯石ですが、歯周病により歯茎が下がると外に露出します。 - 下顎前歯に多く見られる沈着
→ 表面に黒い歯石が大量に付着しているのは、歯周病がかなり進行しているサイン。 - 黒い歯石を除去する際の注意点
→ 除去によってさらに歯茎が下がる可能性があるため、慎重な処置が必要。
⚠️ 黒い歯石と虫歯の併発
- 歯磨き不足による虫歯の発生
→ 上顎の複数の歯にも虫歯が見られ、セルフケアの不十分さが目立ちます。
📸 症例:重度歯周病による歯石露出
- 歯茎の炎症と腫れ
→ 歯茎が丸く腫れており、歯周病による炎症が進行中。 - 歯茎の裂開と歯石の露出
→ 歯茎の裂け目から、黒い歯石が歯の表面に出てきている状態。 - レントゲン所見:歯槽骨の破壊
→ 歯周病による影響で、歯を支える骨がかなり失われていることが確認されました。
🏠自分で歯石を取る方法【実践編】
「歯医者に行く時間がない」「ちょっとだけ気になる部分を取りたい」などの理由で、セルフ歯石取りを考える方が増えています。しかし、正しい知識と十分な注意がなければ、歯や歯ぐきを傷つけてしまうリスクがあります。ここでは、セルフ歯石取りに使える道具や方法、注意点を詳しく解説します。
🪥市販のスケーラーは使える?
ドラッグストアや通販サイトでは、セルフ用スケーラーが数多く販売されています。使い方によっては、歯の表面に付いた軽い歯石を落とす程度なら可能ですが、以下の注意が必要です:

- ⚠️歯ぐきの中(歯肉縁下)の歯石には絶対に使わないこと
- 🩸強くこすりすぎると歯の表面(エナメル質)を傷つける
- 🔄使用後は必ず洗浄・消毒
あくまで応急処置と捉え、定期的なプロのケアが前提であることを忘れないようにしましょう。
🔍鏡・ライト・拡大鏡の使用ポイント
セルフでの歯石除去は視野が非常に限られるため、以下の補助アイテムを活用することで、安全性と作業効率が高まります。
- 🔦LEDライト付きミラー:暗い奥歯の確認に最適
- 🔍ヘッドルーペや拡大鏡:細かな部分の歯石が見える
- 🪞置き型ミラーと手鏡を併用:両手が使えて便利
ただし、「見えづらい場所=セルフでの除去は危険」と考え、無理に器具を入れないようにしましょう。
📹YouTube動画の注意点と参考にするコツ
近年、歯石取りのやり方を解説した動画も多く見られますが、そのまま真似するのは非常に危険です。
✅動画を見るときのチェックポイント:
- 🧑⚕️投稿者が歯科医師であるか
- 🗣️リスクについても明記しているか
- ⚒️専用器具の使い方を詳しく説明しているか
間違ったやり方で歯にキズがつくと、虫歯や知覚過敏の原因になるので、情報の信頼性には要注意です。
🧴補助的に使える歯石予防アイテム(洗口液・ジェルなど)
セルフ歯石取りに頼るよりも、日々のケアで「歯石をつきにくくする」ことが大切です。以下のアイテムを取り入れてみましょう:
- 🪥歯石沈着抑制成分(ピロリン酸など)入り歯磨き粉
- 🧴殺菌成分入り洗口液(クロルヘキシジンなど)
- 🫧バイオフィルム分解作用のある歯周病ケアジェル
これらは毎日のセルフケアを効果的に補助してくれるアイテムで、歯石がつきにくい口内環境づくりに役立ちます。
⚠️セルフ歯石除去のリスクと限界
一見、手軽にできそうなセルフ歯石取り。しかし実際には、多くのリスクと限界があることを理解しておく必要があります。間違った方法で行うと、歯や歯ぐきを痛めてしまうだけでなく、歯周病の悪化を招くこともあります。

💥歯を傷つける・歯ぐきを傷める危険性
市販のスケーラーは鋭利な金属でできており、以下のような危険があります:
- 🔻歯の表面(エナメル質)を削ってしまう
- 🩸歯ぐきを刺したり、切ったりする可能性
- 🦷傷が細菌感染の入り口となり、炎症が悪化する
特に力加減や角度を誤ると、健康な歯を痛めてしまうため、セルフケアには大きな限界があるといえます。
🦷取りきれない「歯肉縁下歯石」とは?
歯石には、歯ぐきより上に付く「歯肉縁上歯石」と、歯ぐきの中に潜む「歯肉縁下歯石」があります。
- ✅歯肉縁上歯石:白っぽく見える、比較的取りやすい
- ⚠️歯肉縁下歯石:黒くて硬く、見えにくい・取れにくい
セルフでは見えない・届かない部分にある歯肉縁下歯石こそ、歯周病を引き起こす主な原因です。これを放置すると、炎症が進行してしまいます。
🦷歯周病が進行するリスク
歯石が残ると、その上にさらに細菌が付着しやすくなり、慢性的な歯ぐきの炎症=歯周病へとつながります。
歯周病が進むと:
- 歯ぐきが腫れたり出血する
- 歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)が深くなる
- 最終的には歯がグラグラして抜けてしまうことも
セルフ歯石除去ではこのような病的な進行を止めることはできません。
🧑⚕️歯科医院でしかできない処置とは?
歯科医院では、以下のような専門的な器具と技術で安全かつ確実に歯石除去が行われます:

- 🎯超音波スケーラーによる微細振動での除去
- 🔍歯周ポケット内の確認とクリーニング
- 🧪細菌検査や歯周病の進行度チェック
- 📈歯ぐきの再生治療や外科処置の提案も可能
さらに、正しいブラッシング指導や生活習慣のアドバイスも受けられるため、長期的に健康な口内環境を維持することができます。
🧘♀️どうしても自分でやりたい人へ|セルフケアの心得
「歯医者にすぐ行けない」「とりあえず今の状態をどうにかしたい」などの理由で、どうしてもセルフで歯石を取りたいという方へ。完全自己責任ではありますが、やるのであれば最低限の心得とルールを守って行うことが大切です。
📋安全に行うためのチェックリスト
セルフ歯石取りに取りかかる前に、次の項目を確認しましょう:
✅ 鏡とライトで対象の歯がしっかり見えているか
✅ 衛生的な環境(明るく清潔な場所)で作業できるか
✅ スケーラーやミラーは消毒済みか
✅ 出血が出たときに中止する覚悟があるか
✅ 使用後に異常があればすぐに歯科医院へ行くことを前提としているか
🛑どれか一つでも不安がある場合は、無理に行わないほうが安全です。
🧼器具の衛生管理と保管方法
金属製スケーラーは、歯ぐきに触れる器具である以上、衛生管理は非常に重要です。以下の点に気を付けてください:
- 🔥使用前後に煮沸(100℃で5分程度)またはアルコール消毒
- 💧水気を完全に拭き取って湿気の少ない場所に保管
- 🧴定期的に錆びや劣化をチェックし、異常があれば即廃棄
- 🚫他人と器具を共有しない(感染症リスク)
器具の清潔さを保てなければ、口腔内の菌をかえって増やすリスクがあります。
🕒セルフ歯石取りの頻度はどのくらい?
セルフでの歯石取りは、基本的には「頻繁にやらない」ことが鉄則です。頻度の目安としては:
- ⏳3か月に1回程度(※歯科医院に行けない場合の緊急対応)
- 📆毎回歯ぐきの状態をよく確認し、無理をしない
- 💬できるだけプロのメンテナンスとの併用を前提とする
「やりすぎ」によるダメージの方が深刻なので、“できるからやる”ではなく、“本当に必要かどうか”で判断する姿勢が大切です。
🌟歯石を作らないための予防法
歯石は一度ついてしまうと歯ブラシでは取れないため、**最も効果的な対策は「歯石をつくらないこと」**です。日常のちょっとした工夫や習慣で、歯石の形成をかなり抑えることができます。

🪥正しいブラッシングと歯間ケア
歯石の元になるのは「歯垢(プラーク)」です。つまり、毎日の歯磨きで歯垢をしっかり除去できていれば、歯石になる前に予防できます。
🧼ポイントは以下のとおり:
- 歯ブラシは毛先が広がっていない新しいものを使用
- 1本1本の歯を丁寧に磨く「バス法」や「スクラビング法」を実践
- 歯間ブラシやフロスで歯と歯の間の汚れも忘れずに
- 磨き残しがないか、染め出し液で定期的にチェック
🔁歯磨きは毎食後が理想ですが、特に寝る前の丁寧なケアが重要です。
🧵デンタルフロス(糸ようじ)の重要性
📍歯の間は磨き残しが多い
- 歯ブラシだけでは、歯と歯の間に磨き残しが出やすくなります。
- この磨き残しが歯周病の原因となり、深い歯周ポケットの形成につながることも。
🪥歯ブラシだけでは不十分
- 歯ブラシの毛先は、歯の間の奥深い部分には届きにくい構造です。
- そのため、見えない場所の歯垢除去には限界があります。
🧼フロスでしっかりケア
デンタルフロス(糸ようじ)は、歯と歯の間の汚れを効果的に除去します。

🪥歯ブラシ選びのポイント
🔍歯ブラシの選び方が大切
- 正しい歯ブラシ選びは磨き残しを防ぐ第一歩です。
- 毛先が細くて弾力のあるものを選ぶと、歯と歯ぐきのすき間までしっかり届きます。
⚙️電動歯ブラシも選択肢のひとつ
振動や回転により、効率よく歯垢を除去できます。
手磨きが苦手な方や、うまく磨けない方には電動歯ブラシの使用もおすすめ。

🪥歯間ブラシを使うときの注意点
📏サイズ選びがカギ
- 歯間ブラシを使用する際には、自分に合ったサイズを選ぶことが重要です。
- 歯と歯のすき間の大きさには個人差があります。
👄歯茎の状態によって選ぶ
歯ぐきが健康で歯間が狭い方は、細めのサイズを選ぶと効果的です。
歯茎が下がってスペースが広い場合は、太めの歯間ブラシがおすすめ。

🦷唾液の力を活かす食生活
唾液には、歯の再石灰化(修復)を促したり、歯垢の付着を防いだりする働きがあります。
以下のような習慣で「唾液の質と量」をアップできます:
- 🍚よく噛んで食べる(咀嚼回数を増やす)
- 🍵水分補給をこまめに(脱水を防ぐ)
- 🍋唾液の分泌を促す酸味のある食材(レモン・梅干しなど)
- 🧀チーズやナッツなど、唾液分泌を促進する食品を活用
🚬なお、喫煙やストレス、口呼吸は唾液の分泌を減らすので要注意です。
📅3ヶ月ごとの歯科検診の重要性
どんなに丁寧なセルフケアをしていても、すべての歯垢を取りきることは困難です。
そのため、定期的に歯科医院でプロのチェックとクリーニングを受けることが、歯石の「ゼロ化」への最短ルートです。

🦷おすすめの通院頻度:
- 一般的には3ヶ月に1回が理想(保険適用可)
- 歯周病リスクが高い方は1〜2ヶ月に1回がベター
歯科検診では、初期の虫歯や歯ぐきの炎症も早期に発見できるため、将来的な治療費や時間の節約にもつながります。
📣自分での歯石取りはこんな人におすすめできない
セルフでの歯石除去は、誰でも安全に行えるものではありません。
特に下記のような方は、自己判断での処置がかえって状態を悪化させるリスクが高く、セルフケアはおすすめできません。
👶歯周病の家族歴がある人
歯周病は生活習慣だけでなく、遺伝的要因も関係しているといわれています。
家族に歯周病で歯を失った人がいる場合、自分も以下のようなリスクが高まります:
- 歯ぐきの炎症が出やすい
- 歯石がつきやすい体質(唾液の性質など)
- 歯周病菌に対する抵抗力が弱い可能性
🔬こうした体質の人は、目に見えない進行を早期に見極めることが大切なので、専門医による定期チェックが必須です。
🚬喫煙者や糖尿病など全身疾患がある人
喫煙者や糖尿病のある方は、以下のような理由で口腔内の自己回復力が低下しています:
- 🚬ニコチンで歯ぐきの血流が悪化 → 感染や炎症が治りにくい
- 🍬糖尿病で免疫力が低下 → 歯周病菌が繁殖しやすい
- 💉薬剤の影響で出血しやすい/治りにくいことも
このような全身状態の方がセルフで歯ぐきを傷つけてしまうと、深刻な炎症や合併症のリスクが高まります。
歯科医院でのプロケアと全身管理を連携させたアプローチが望ましいです。
🤕過去に歯周病で治療歴がある人
過去に歯周病の治療を受けたことがある方は、再発リスクが高く、継続的な管理が不可欠です。
特に注意すべきなのは以下のケース:
- フラップ手術などの歯周外科を受けた経験がある
- 歯周ポケットが深く、縁下歯石が残りやすい
- 定期メンテナンスを中断してしまっている
再発に気づかずに自己処理を続けていると、知らない間に歯を失うリスクもあります。
過去に治療歴がある方こそ、歯科医院でのメンテナンスを継続することが重要です。
🏥どうしても不安なら歯科での相談を
「やっぱり自分でやるのは怖い」「本当にこのままでいいのか不安…」という方へ。
無理にセルフで解決しようとせず、プロの目で一度診てもらうことが、最も安全で確実な方法です。
歯石除去は保険適用の範囲内で受けられる治療がほとんど。
気軽に相談してみましょう。
📍保険診療でできる歯石除去の流れ
歯科医院での歯石除去は、以下のようなステップで進みます:
- 🩺歯周検査(歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さを確認)
- 🪥スケーリング(歯石除去):超音波スケーラーなどを使って歯石を除去
- 🧼ポリッシング:歯の表面をツルツルに磨いて再付着を防止
- 📅定期的なメンテナンスの提案:3~6ヶ月に1回の通院
🧾これらの処置はすべて保険でカバーされるため、費用も比較的リーズナブルです(初診でも3,000円前後〜)。
💬セルフケアの相談もできる歯科医院の探し方
最近では、セルフケアやホームケアに力を入れている歯科医院も増えています。
以下のポイントを意識すると、自分に合った医院を見つけやすくなります:
- 🧑⚕️予防歯科やメンテナンスに注力している医院を探す
- 🌐公式サイトや口コミで**「丁寧な説明」「相談しやすい雰囲気」**などをチェック
- 📞初診時の電話で「セルフケアの相談もできますか?」と聞いてみる
江戸川区では、当院を含め無料健診を実施している歯科医院もあります。
迷ったら、まずは一度問い合わせてみることをおすすめします。
🧾まとめ|自分で行う歯石取りは正しく・慎重に
「セルフ歯石取り」は、一歩間違えれば大きなトラブルにつながる行為であることを、まずしっかり認識することが大切です。
- 市販のスケーラーは応急的な処置にしかならず、使い方を誤れば歯や歯ぐきを傷つける危険性があります。
- 見えない部分にある「歯肉縁下歯石」や、すでに進行している歯周病には、セルフケアでは対応できません。
- だからこそ、歯石は“自分で取る”より“つくらない”ことが何よりの予防になります。
🦷予防のポイントは以下のとおり:
- 正しい歯みがきとフロス習慣の継続
- 唾液の力を活かした生活習慣
- 定期的な歯科検診(3ヶ月に1回が理想)
そして何より、不安を感じた時は迷わず歯科医院へ相談するのが安心です。
セルフケアをうまく取り入れながら、プロの力を借りることで、健康な歯を長く守ることができます。
🦷江戸川区篠崎で“自分で歯石取り”をお考えの方へ

「自分で歯石取りをしても大丈夫?」そんなお悩み、江戸川区篠崎の当院にも多く寄せられています。
実は、間違ったセルフケアは歯ぐきを傷つけたり、歯周病を進行させるリスクも。
当院では、**保険適用の歯石除去(スケーリング)**を通じて、専門的かつやさしいケアを行っています。
自宅ケアでは届かない「見えない歯石」までしっかりサポート。
気になる症状がある方、まずはお気軽にご相談ください!
【動画】歯石は自分で取れる?
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。