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テトラサイクリン歯」とは、幼少期にテトラサイクリン系抗生物質を摂取したことが原因で、歯が灰色・茶色・黄色の縞模様に変色してしまう状態を指します。通常のホワイトニングでは改善が難しく、適切な治療を受ける必要があります

❓ どうして歯が変色するのか?

テトラサイクリン系抗生物質は、歯のエナメル質や象牙質に沈着しやすい性質を持っています。特に、歯の形成期(0~8歳頃)に服用すると、歯の内側に色素が取り込まれ、成長とともに変色が目立つようになります。

幼少期にテトラサイクリン系抗生物質を摂取
幼少期にテトラサイクリン系抗生物質を摂取

🦷 治療方法にはどんな選択肢があるのか?

テトラサイクリン歯の治療方法には、以下のような選択肢があります。

ホワイトニング:軽度の変色なら効果あり
ラミネートベニア:歯の表面を薄く削り、セラミックを貼り付ける
オールセラミック:歯全体を被せる治療で、重度の変色に適用

テトラサイクリン歯の症状は個人差が大きいため、最適な治療法を選ぶことが重要です。この記事では、それぞれの治療法の詳細と費用、メリット・デメリットを徹底解説していきます。

服用時期で変色に違いが起こる

服用時期で変色に違いが起こる
服用時期で変色に違いが起こる

縞模様が右対称的に

一般的に服用した時期によって着色部位が異なり、縞模様状に2色に分かれて、横線も入り右対称的に現れます。また、服用した期間、量により歯の変色の程度が異なります。

写真の症例は中切歯の中央に縞模様状に茶褐色の変色が見られます。従って子供の年齢が3歳~4歳頃にテトラサイクリンを服用したものと考えられます。

色はそれほど強くないので少量の服用であったものと想像できます。

テトラサイクリン歯の症例

歯頸部が変色したテトラサイクリン歯

歯頸部が変色したテトラサイクリン歯


軽度の変色ですが歯頸部にあるためホワイトニングがやや難しいケースです。

歯の中央部に褐色ラインがあるテトラサイクリン歯

歯の中央部に褐色ラインがあるテトラサイクリン歯


ホームホワイトニングでかなり綺麗になる可能性のある症例です。

重度のテトラサイクリン歯

重度のテトラサイクリン歯


全歯牙に渡って黒褐色の変色が起こっています。 ホワイトニングだけでは難しくラミネートベニヤの適応症例です。

前歯にテトラサイクリン歯は認められず

前歯にテトラサイクリン歯は認められ


前歯の変色が見られないところを見ると8歳から9歳頃テトラサイクリンの服用をしたものと思われます。

🔹 テトラサイクリン歯とは?

テトラサイクリン歯とは、幼少期にテトラサイクリン系抗生物質を摂取したことによって歯が変色する状態を指します。特に、歯の形成期である0~8歳頃に服用すると、永久歯の象牙質に色素が沈着し、灰色・茶色・黄色の縞模様が現れます。

🦷 テトラサイクリン歯の主な特徴

歯の変色:歯が灰色・茶色・黄色に変色し、縞模様ができる
歯の表面は滑らか:むし歯ではないため、歯の形状や質感は正常
ホワイトニングの効果が限定的:軽度なら改善するが、重度の場合は効果が薄い

📅 発生時期

テトラサイクリン歯は、**乳歯・永久歯の形成期(0~8歳頃)**に発生しやすく、この時期にテトラサイクリン系抗生物質を摂取すると、象牙質に色素が取り込まれてしまいます。

⚠️ 主な原因

  • テトラサイクリン系抗生物質(ミノサイクリン・ドキシサイクリンなど)の服用
  • 幼少期の長期間服用

🔹 テトラサイクリン歯の種類

テトラサイクリン歯は、変色の度合いによって軽度・中度・重度に分類され、それぞれ治療法も異なります。

🟡 軽度

症状:歯が薄い黄ばみを帯びる
💡 ホワイトニングで改善可能
🔹 治療法:オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングで効果が期待できる

🟠 中度

症状:灰色や茶色の縞模様がはっきり見える
💡 ホワイトニングでは改善しにくい
🔹 治療法:ラミネートベニア・デュアルホワイトニングが推奨される

🔴 重度

症状:歯全体が黒ずみ、変色が強い
💡 ホワイトニングの効果がほぼない
🔹 治療法:オールセラミッククラウンなどの補綴治療が必要


🔍 どの治療法を選ぶかは、テトラサイクリン歯の症状の重さによって決まります。次の章では、それぞれの治療方法について詳しく解説します!

テトラサイクリン歯の主な原因は、幼少期にテトラサイクリン系抗生物質を摂取することですが、その他にも成長期の影響や環境要因が関係することがあります。ここでは、それぞれの原因について詳しく解説します。

🔹 原因① テトラサイクリン系抗生物質の摂取

テトラサイクリン歯の最大の原因は、特定の抗生物質を服用することです。

🦠 影響を与える抗生物質

テトラサイクリン
ミノサイクリン
ドキシサイクリン
デメクロサイクリン

これらの薬は細菌感染症の治療に使われるもので、特に風邪や気管支炎、尿路感染症、ニキビ治療などで処方されることがあります。

💡 どのように歯に影響を与えるのか?

  • テトラサイクリン系抗生物質は**歯の形成期(0~8歳)**の間に服用すると、血液に運ばれて歯の象牙質に含まれるカルシュウムと結合しやすくなる。
  • 紫外線に反応し、時間とともに変色が進行
  • 永久歯が生える頃(6~8歳)になると、変色が明らかになる。
① テトラサイクリンが歯胚のカルシュウムと結合
永久歯の歯胚
永久歯の歯胚

矢印で示したものが永久歯の歯胚です。この様に永久歯の歯胚が顎骨内にある時期(0歳〜8歳永久歯の歯胚形成期)にテトラサイクリンを服用すると、永久歯が変色歯となるリスクがあります。

歯胚とは歯の卵の様なものです。顎骨の中で次第に成長し、歯として口腔内に萌出します。

写真は、6歳児のものですが、上顎・下顎に中切歯がほぼ萌出しています。側切歯より奥の歯はまだ顎骨の中で歯胚の状態です。

この時期にテトラサイクリンを服用すると、中切歯への着色は歯頚部に僅かに入るくらいですが、他の永久歯は歯全体的に着色する可能性が考えられます。

② 萌出した歯が太陽光に当たって変色

テトラサイクリン自体は、もともと少し黄色みを帯びています。歯が萌出し、太陽光(紫外線)に当たると酸化して黄色から褐色へ、そして黒褐色へと年数が経つにつれ、着色の度合いを強めながら変化していきます。

🔹 原因② 成長期の影響

テトラサイクリン歯は、直接服用しなくても発生することがあります。

🤰 妊娠中の母親が服用した場合の影響

  • 妊娠中にテトラサイクリン系抗生物質を服用すると、胎盤を通じて胎児の歯に影響を与える。
  • 特に妊娠後期(4~9ヶ月)に服用すると、乳歯の変色リスクが高まる
  • 母親が薬を服用した場合でも、生まれた子どもがテトラサイクリン歯になる可能性がある
  • 妊娠中の服用では子供の永久歯に変色が起こることはなく、乳歯が変色します。この場合には乳歯が脱落し、永久歯に生え代わるので心配いらない。

🧒 幼児期・成長期に服用した場合のリスク

  • 0~8歳の間に抗生物質を服用すると、永久歯の象牙質に沈着し、変色の原因となる。
  • 長期間服用するほど、変色の度合いが強くなる
  • 特に、発熱や感染症で頻繁に抗生物質を使った子どもに多く見られる

🧒 幼児期・成長期にテトラサイクリン軟膏を塗布した場合のリスク

  • 「とびひ」などの皮膚や唇の感染症でアクロマイシン軟膏3%(テトラサイクリン系)などの軟膏を塗布した場合には、大量に飲み込まない限り、テトラサイクリン変色歯の問題は起こらないと考えても良い。

🔹 原因③ 遺伝や環境要因

テトラサイクリン歯の変色には、遺伝的・環境的な要因も関係している場合があります。

🌍 環境による影響(フッ素との関係)

  • フッ素を多く摂取すると、テトラサイクリン歯の変色が悪化する可能性がある。
  • 高濃度のフッ素が含まれる水を飲んでいる地域では、フッ素症とテトラサイクリン歯が合併しているケースも

🧬 他の歯の変色との違い

変色の原因色の特徴発生時期治療のしやすさ
テトラサイクリン歯灰色・茶色・黄色の縞模様0~8歳頃ホワイトニングの効果が限定的
フッ素症(斑状歯)白い斑点・茶色の模様幼少期軽度ならホワイトニング可能
エナメル形成不全透明感がない・白濁生まれつきセラミック治療が必要な場合あり

🔍 まとめ

  • テトラサイクリン歯の主な原因は、幼少期のテトラサイクリン系抗生物質の服用
  • 妊娠中の母親の服用でも影響を受ける可能性がある
  • フッ素の過剰摂取や遺伝的要因が関係することもある

次の章では、テトラサイクリン歯の治療法について詳しく解説します!

テトラサイクリン歯は 変色の度合いによって最適な治療法が異なります
軽度であればホワイトニング、中度以上であればセラミック治療が推奨されます。
ここでは、それぞれの治療法の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

🔹 ホワイトニングで治るのか?

ホワイトニングは 軽度のテトラサイクリン歯 に効果がありますが、重度の変色には適さない 場合もあります。

歯頚部に強い着色が無い
歯頚部に強い着色が無い

ホームホワイトニング

エナメル質の薄い歯頚部に強い着色があると、その部分のホワイトニング効果はほとんど期待出来ません。

写真の症例では歯頚部に強い着色が無いのでホームホワイトニングで、ある程度の改善が望めます。

変色の状態にもよりますが、ホームホワイトニングで歯を白くするのに半年以上かかる事を覚悟してください。

しかし、強い変色歯の場合にはホームホワイトニングを長期間行ってもあまり良い変化が見られないこともあります。

オフィスホワイトニング

一般的に歯科医院内で行うオフィスホワイトニングではほとんどのケースで良い結果が出ません。よく歯科医師とご相談ください。

✅ ホワイトニングの適応範囲

  • 軽度(薄い黄ばみ) → ホワイトニングで改善可能
  • 中度(灰色・茶色の縞模様) → 効果が限定的
  • 重度(黒ずみが強い) → ホワイトニングでは改善が難しい

💡 効果が期待できる症例・できない症例

変色のレベルホワイトニングの効果推奨治療法
軽度(黄色系)✨ 効果ありホーム or オフィスホワイトニング
中度(灰色・茶色系)⚠️ 効果が限定的デュアルホワイトニング + ラミネートベニア
重度(黒色・濃い変色)❌ 効果なしオールセラミック

🦷 オフィスホワイトニング vs ホームホワイトニング

種類特徴効果の強さ費用相場
オフィスホワイトニング歯科医院で行う即効性のあるホワイトニング🌟🌟1回 2~5万円
ホームホワイトニング自宅でマウスピースを装着して徐々に白くする🌟🌟🌟2~5万円
デュアルホワイトニング上記2つを併用し、高い効果を発揮🌟🌟🌟🌟5~10万円

🦷 テトラサイクリン歯専用のホワイトニングとは?

一般的なホワイトニングでは深い変色には効果が薄いため、高濃度のホワイトニング剤を使用する「テトラサイクリン歯専用ホワイトニング」が推奨されます。
また、長期間かけて白くする必要があるため、通常のホワイトニングより時間がかかることを理解しておきましょう。

🔹 セラミック治療

ホワイトニングで改善が難しい場合、セラミックを用いた審美歯科治療が有効です。

ラミネートベニア治療例

術前
術前
術後(上顎6本)
術後(上顎6本)

🦷 ラミネートベニア vs オールセラミック

治療法特徴適応症例耐久性費用相場
ラミネートベニア歯の表面を薄く削り、セラミックを貼り付ける中度7~10年8~15万円/本
オールセラミック歯全体を削ってセラミックの被せ物をする重度10~15年12~20万円/本

💡 セラミック治療のメリット・デメリット

メリット

  • 確実に白くなる(変色の影響を受けない)
  • ホワイトニングのように後戻りしない
  • 自然な仕上がり

デメリット

  • 歯を削る必要がある
  • 費用が高め
  • 治療に複数回の通院が必要

📅 治療期間

治療法通院回数期間
ラミネートベニア2~3回1~2週間
オールセラミック3~5回3~4週間

🔹 その他の治療法

ホワイトニングもセラミックも難しい場合や、歯をあまり削りたくない場合には、以下の方法も検討できます。

💡 ダイレクトボンディング

レジン(歯科用プラスチック)を使って、直接変色部分をカバーする方法。

  • 費用:2~5万円/本
  • 耐久性:3~5年
  • メリット:歯をほとんど削らずに済む
  • デメリット:経年劣化しやすく、変色のリスクがある

💡 コンポジットレジン

白いプラスチックの詰め物で変色を隠す方法。

  • 費用:1~3万円/本
  • 耐久性:3~5年
  • メリット:安価で比較的簡単な治療
  • デメリット:ツヤがなくなりやすく、割れやすい

🔹 テトラサイクリン歯は歯磨き粉では白くならない

ホワイトニング歯磨き粉
ホワイトニング歯磨き粉

ホワイトニング歯磨き粉を使っても殆ど効果は期待出来ません。ホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面のステインインを取るだけの効果しかありません。

テトラサイクリン歯は、歯の内部から変色しているので、歯医者で行うホワイトニングでも十分な効果は期待できません。

治療法適応症例効果の持続性費用
ホワイトニング軽度(黄色)数ヶ月~数年2~10万円
ラミネートベニア中度(灰色・茶色)7~10年8~15万円/本
オールセラミック重度(黒ずみ)10~15年12~20万円/本
ダイレクトボンディング軽度~中度3~5年2~5万円/本
コンポジットレジン軽度3~5年1~3万円/本

🔹 軽度ならホワイトニングで対応可能だが、重度の場合はセラミック治療が最適!
🔹 「どの治療が適しているかわからない…」という方は、まずは歯科医院で相談を!

テトラサイクリン歯の治療は、症状の程度や選択する治療方法によって費用や期間が大きく異なります。ここでは、各治療法の費用相場や治療期間について詳しく解説します。

🔹 ホワイトニングの費用

ホワイトニングは、軽度のテトラサイクリン歯に効果が期待できますが、継続的なケアが必要です。

💰 1回あたりの相場

種類特徴費用相場効果の持続期間
オフィスホワイトニング歯科医院で施術、即効性がある1回 2~5万円3~6ヶ月
ホームホワイトニング自宅で行い、時間をかけて白くする2~5万円(薬剤代込)6ヶ月~1年
デュアルホワイトニングオフィス + ホームの併用で高い効果5~10万円1年以上

📅 継続的なケアが必要な理由

  • テトラサイクリン歯の変色は歯の内部にあるため、一度のホワイトニングでは完全に白くならない
  • 特に中度~重度の症例では、長期間ホワイトニングを続ける必要がある
  • コーヒー・紅茶・ワインなどの色素沈着によって、後戻りする可能性があるため、定期的なメンテナンスが推奨される

🔹 セラミック治療の費用

セラミック治療は、ホワイトニングで効果が出ない中度~重度のテトラサイクリン歯に適した治療法です。

💰 費用相場

治療法特徴費用相場(1本あたり)耐久性
ラミネートベニア歯の表面を薄く削り、セラミックを貼る8~15万円7~10年
オールセラミック歯全体を削り、セラミックの被せ物をする12~20万円10~15年

📅 治療回数や期間の目安

治療法通院回数治療期間
ラミネートベニア2~3回1~2週間
オールセラミック3~5回3~4週間

🔹 費用を抑えたい場合は「ラミネートベニア」がおすすめですが、重度の変色には「オールセラミック」が適しています。

🔹 保険適用の可能性

テトラサイクリン歯の治療は、**基本的に自由診療(自費診療)**となります。

⚖️ なぜ自由診療なのか?

  • ホワイトニングやセラミック治療は「審美治療」とみなされるため、健康保険が適用されない
  • 日本の保険制度では、「機能的な問題がない限り、見た目の改善を目的とした治療には適用されない」

🩺 保険適用されるケース

以下のような場合は、例外的に保険適用が認められる可能性があります。

変色が極端にひどく、心理的な影響がある場合(小児の永久歯など)
補綴治療(被せ物)が、歯の機能回復として必要な場合
歯科医師が「機能障害を伴う」と判断した場合

ただし、保険適用される治療は銀歯やレジン(プラスチック)などの材料に限られるため、審美的な仕上がりを求める場合は自由診療を選ぶ必要があります。

🔍 まとめ

治療法費用相場治療回数適応症例保険適用の有無
ホワイトニング2~10万円1~数回軽度
ラミネートベニア8~15万円/本2~3回中度
オールセラミック12~20万円/本3~5回重度
レジン治療(保険適用)数千円~1万円1~2回軽度(審美性は低い)

🔹 軽度のテトラサイクリン歯ならホワイトニングで改善可能!

🔹 中度~重度の場合はセラミック治療が推奨される!

🔹 保険適用は基本的に不可。機能回復が必要な場合のみ例外的に認められる可能性あり!

「どの治療が最適か?」を知るためにも、まずは歯科医院で相談しましょう!

テトラサイクリンによる歯の変色問題:1950年代からの歴史

年代

 1950年代

抗生物質のテトラサイクリンは有用な薬物ですが、アメリカでは1950年代からテトラサイクリン系抗生物質の服用により、歯の変色が問題となりました。


年代

 1963年

1963年にアメリカのFDAが妊婦や乳幼児に対してテトラサイクリン系抗生物質の投与を警告したにもかかわらず、1970年代から80年代にかけて、患者が急増してしまいました。

薬害訴訟に勝てる?

裁判で勝つのは難しい

テトラサイクリン変色歯はテトラサイクリンの副作用による薬害です。だとすると、「裁判で勝訴する可能性があるのでは」と思われがちですが、現実にはかなり困難なようです。

当時の感染症がテトラサイクリングを使用しなくても良いほどの状態であったことを、他の医師が診断した客観的、合理的なデータを示す必要があるからです。

裁判
裁判

テトラサイクリン歯に関する疑問を、わかりやすく解説します。

🔹 Q. テトラサイクリン歯は自然に白くなる?

いいえ。放置しても改善しません。
テトラサイクリン歯の変色は 歯の内側(象牙質)に色素が沈着しているため、自然に白くなることはありません
ホワイトニングやセラミック治療など、適切な治療を受けることで改善できます。

💡 ワンポイントアドバイス

  • 一般的な歯の着色(コーヒー・紅茶・タバコなど)とは異なり、歯磨きやクリーニングでは落ちません。
  • 長年放置すると、変色がより濃くなることもあるため、早めの対策が重要です。

🔹 Q. 子どもがテトラサイクリン歯にならないための対策は?

テトラサイクリン歯は 0~8歳頃の歯の形成期にテトラサイクリン系抗生物質を摂取することで発生 します。
適切な予防策をとることで、リスクを減らせます。

✅ テトラサイクリン系抗生物質を避ける

  • 妊娠中の母親が服用しない(胎児の歯に影響が出る可能性がある)
  • 子ども(8歳未満)への処方を避ける(医師に相談する)
  • テトラサイクリン系抗生物質の代替薬を検討する

✅ フッ素との関係

  • 高濃度のフッ素を摂取すると、テトラサイクリン歯の変色が悪化する可能性 があります。
  • フッ素の適切な使用が大切(特にフッ素濃度の高い歯磨き粉やフッ素塗布の頻度に注意)

💡 ワンポイントアドバイス

  • 乳幼児期の抗生物質の服用履歴をチェックする
  • 予防策を講じても、すでに変色している場合は適切な治療が必要
  • 軽度の変色ならホワイトニングで対応可能。重度ならセラミック治療を検討する

🔹 Q. セラミック治療とホワイトニング、どちらがいい?

どちらの治療法が適しているかは、変色の度合いによって異なります

📌 変色の度合いによる判断基準

変色のレベル適した治療法理由
軽度(薄い黄ばみ)ホワイトニング比較的白くなりやすい
中度(灰色・茶色の縞模様)デュアルホワイトニング or ラミネートベニアホワイトニングで効果が薄い場合、ベニア併用
重度(黒ずみ・濃い茶色)オールセラミックホワイトニングが効かないため

💡 それぞれのメリット・デメリット

治療法メリットデメリット
ホワイトニング費用が比較的安い / 歯を削らない効果に限界がある / 維持が必要
ラミネートベニア見た目が自然 / ホワイトニングより確実に白くなる歯の表面を少し削る / 割れる可能性あり
オールセラミック完全に白くできる / 長持ちする費用が高い / 健康な歯を削る必要あり

🔍 どちらを選ぶべき?

  • 軽度の変色なら、まずはホワイトニングを試すのがベスト!
  • 中度~重度の変色なら、セラミック治療が確実!
  • 「どの治療が自分に合っているか分からない…」という場合は、歯科医院でカウンセリングを受けるのがオススメ!

🔹 まとめ

テトラサイクリン歯は自然に白くならない! 早めに治療を検討しよう
予防のポイントは、テトラサイクリン系抗生物質を避けること!
軽度ならホワイトニング、中度~重度ならセラミック治療が最適!

「自分に合った治療法を知りたい方は、まずは歯科医院で相談を!」

テトラサイクリン歯はホワイトニングで改善できることもあるが、重度の場合はセラミック治療が必要!
軽度の変色ならホワイトニングで対応可能ですが、中度~重度の変色にはラミネートベニアやオールセラミックが有効です。

治療法の選択肢は多く、専門医と相談することが大切!
テトラサイクリン歯の治療法にはさまざまな選択肢があります。
「自分に最適な方法はどれか?」を知るためには、まずは専門医に相談しましょう。

変色を防ぐには、抗生物質の服用に注意!
妊娠中の母親や小児へのテトラサイクリン系抗生物質の処方には注意が必要です。
また、フッ素の過剰摂取も変色を悪化させる可能性があるため、適量を守ることが大切です。

💡 「テトラサイクリン歯の改善を本気で考えるなら、まずは専門家に相談を!」
「ホワイトニングでどこまで白くなる?」「セラミックにするべき?」など、疑問があれば、まずは歯科医院で相談しましょう!
あなたの歯を美しく白くするために、最適な治療を選びましょう! 🦷💎

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【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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