虫歯の進行速度とは

  • 虫歯COから虫歯C1への進行速度は極めて遅いのが特徴です。
  • エナメル質の虫歯C1が象牙質の虫歯C2に達するまでの期間は個人差が極めて大きいのが特徴です。
  • 虫歯C2は無症状で痛みなどの自覚症状がないので放置しやすく虫歯C3までの進行速度が速いのが特徴です。

虫歯の進行速度は虫歯の進行程度によって異なりますし、口腔内の清掃状況によっても個人差があります。虫歯は自覚症状が出る前に歯科医院を受診し治療する事が重要です。

江戸川区篠崎駅前の歯医者・ふかさわ歯科クリニック篠崎では、出来るだけ歯の神経を抜かない治療を心掛けています。また、虫歯治療では可能な限り削らない・極力痛くない無痛治療にこだわっています。虫歯が出来てお悩みの方はぜひ、当院に遠慮なくご相談ください。

虫歯の進行速度

虫歯COからC 1への進行速度
虫歯COからC 1への進行速度

虫歯COからC 1への進行速度

虫歯COからC 1への進行速度は極めて遅いのが特徴です。

「C0」は虫歯になってはいるが、今のところ治療の必要がない要観察歯のことです。

虫歯COは、自力で再石灰化を行い虫歯の進行を停止することも可能なばかりか、治すことも可能です。

しかし、プラークコントロールが悪いとその限りではありません。

虫歯C1からC2への進行速度

虫歯C1からC2への進行速度

エナメル質の虫歯C1が象牙質の虫歯C2に達するまでの期間は様々な条件が関与するため、個人差が極めて大きいのが特徴です。

従って、何ヶ月あるいは何年という決められた期間はありません。

但し、エナメル質内に留まっているC1の虫歯と、象牙質まで達した虫歯C2では、明らかにC2の虫歯の進行速度が早いことが分かっています。

虫歯C2からC3への進行速度
虫歯C2からC3への進行速度

虫歯C2からC3への進行速度

虫歯C2から虫歯C3に進行するまでの期間は様々な要件が関与しているため決まった期間はありませんが、エナメル質の虫歯 C 1からC2になる速度に比べると遥かに速いのが特徴です。

進行速度が速い理由

  • 虫歯による穴に食物が残りやすく、歯垢(プラーク)の増殖が起こりやすいのが要因の一つです。
  • 象牙質の虫歯C2の進行速度が速いのは、象牙質の組織的な特徴によるものが大きいと考えられます。象牙質の組成は70%が無機質(ハイドロキシアパタイト)、20%が有機物(コラーゲン繊維)、10%が水分で出来ています。

    エナメル質(97%はハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの無機質)と比べるとはるかに柔らかい組織です。そのため、酸に溶かされやすく虫歯の進行は急速に進みます。

虫歯C2から虫歯C3への期間

学術的統計を取ったわけではありませんが、進行速度の早いケースでは、C2の虫歯からC3の虫歯になるまでの期間は約半年という印象があります。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、天然歯の保存にこだわります。まずは虫歯を自然治癒させることを目標とし、極力抜かない・削らない・痛みの少ない低侵襲な虫歯治療が基本です。

患者様一人ひとりの虫歯の進行程度をしっかり診査・診断し、症状にあった適切な治療法をご提案いたします。江戸川区篠崎で天然歯の保存にこだわった削らない自然治癒を目指す虫歯治療をご希望の方はぜひ、お気軽に当院までご相談下さい。

【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

Follow me!