目次

毎日磨いているのに虫歯になるのはなぜ?

「毎日歯磨きをしているのに虫歯になる」
「歯周病と言われてしまった」

その原因は、磨いていないことではなく、磨き残していることかもしれません。

歯垢(プラーク)は目では見えないため、自分ではきれいに磨けていると思っていても、実際には歯と歯ぐきの境目や奥歯に残っていることが少なくありません。

そこで役立つのが染め出し液です。

「毎日しっかり歯を磨いているのに虫歯になる」「歯科医院で磨き残しを指摘された」という経験はありませんか。

その原因の一つが、自分では気付きにくい歯垢(プラーク)の磨き残しです。

歯垢は白っぽく薄いため、鏡で見てもどこに残っているのか判断するのは簡単ではありません。そこで役立つのが**染め出し液(歯垢染色液)**です。

染め出し液は、歯の表面に残っている歯垢だけを赤色や紫色に染めることで、磨き残しを目で確認できる予防ケア用品です。

「どこが磨けていないのか」が一目で分かるため、自分の磨き癖を知ることができ、毎日のブラッシングの質を高めることにつながります。

子どもの仕上げ磨きはもちろん、矯正治療中の方、歯周病予防を行いたい方、高齢者のセルフケアまで、幅広い年代で活用されています。

歯垢(プラーク)が染まる仕組み

歯垢染め出し液で磨き残しをチェック
歯垢染め出し液で磨き残しをチェック

歯垢(プラーク)は、細菌とその代謝産物が集まってできた粘着性の高いバイオフィルムです。

染め出し液に含まれる食品用着色料が、この歯垢に付着することで赤色や紫色に染まり、肉眼では分かりにくい磨き残しを見えるようにします。

一方で、歯そのものには色が付きにくいため、磨き残しだけがはっきり確認できるのが特徴です。

特に次の部位は歯垢が残りやすく、染まりやすい場所です。

  • 歯と歯ぐきの境目
  • 奥歯のかみ合わせ
  • 歯と歯の間
  • 歯並びが重なっている部分
  • 矯正装置の周囲

なぜ磨き残しが分かるのか

歯磨きは毎日の習慣ですが、多くの人には無意識の「磨き癖」があります。

例えば、

  • 前歯ばかり磨いて奥歯が不十分
  • 利き手側だけ磨きやすい
  • 歯ぐきとの境目に毛先が届いていない
  • 歯間部を十分に清掃できていない

といった癖は、自分では気付きにくいものです。

染め出し液を使うことで、磨けていない場所が色で示されるため、「どこを改善すればよいか」が明確になります。

その結果、ブラッシング技術が向上し、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。

安全性は大丈夫?

市販されている染め出し液の多くは、食品添加物として使用されている着色料を採用しており、適切に使用すれば安全性に配慮された製品です。

最近では、

  • 天然由来色素を使用したもの
  • 子ども向けの低刺激タイプ
  • 味や香りを抑えた製品

なども販売されています。

使用後は、

  • 十分にうがいをする
  • 赤く染まった部分を丁寧にブラッシングする

ことで色はほとんど落ちます。

なお、舌や唇が一時的に染まることがありますが、多くは時間の経過とともに自然に消失します。

染め出し液は、歯垢(プラーク)を赤や紫に染めて磨き残しを確認するだけのアイテムではありません。

「どこが磨けていないのか」を知ることで、毎日の歯磨きの質を高め、虫歯や歯周病の予防につなげられることが最大のメリットです。

子どもから大人、高齢者まで幅広い年代で活用でき、自宅でのセルフケアだけでなく、歯科医院でのブラッシング指導にも役立ちます。

ここでは、染め出し液を使用する5つのメリットをご紹介します。

① 自分の磨き癖が分かる

毎日同じように歯磨きをしていると、無意識のうちに「磨きやすい場所」ばかり磨いてしまう傾向があります。

染め出し液を使うことで、

  • 歯と歯ぐきの境目
  • 奥歯
  • 歯と歯の間
  • 利き手と反対側

など、自分が磨き残しやすい場所が一目で分かります。

磨き癖を把握することで、ブラッシング方法を見直しやすくなり、効率的なセルフケアにつながります。

② 虫歯・歯周病予防につながる

虫歯や歯周病の主な原因は、歯に残った歯垢(プラーク)です。

染め出し液で磨き残しを確認し、その部分を重点的にブラッシングすることで、歯垢を効率よく除去しやすくなります。

毎日のセルフケアの精度が向上することで、

  • 虫歯のリスク軽減
  • 歯肉炎・歯周病の予防
  • 口臭予防

にも役立ちます。

※染め出し液だけで予防できるわけではなく、正しいブラッシングや定期的な歯科受診と組み合わせることが大切です。

③ 子どもがゲーム感覚で歯磨きできる

子どもは「どこを磨けばよいか」が分かりにくく、磨き残しが多くなりがちです。

染め出し液を使えば、赤く染まった部分を見ながら、

「赤いところをやっつけよう!」

というゲーム感覚で楽しく歯磨きに取り組めます。

保護者も仕上げ磨きがしやすくなり、お子さまの正しい歯磨き習慣づくりにも役立ちます。

④ 矯正中でも磨きやすくなる

ワイヤーやブラケットの周囲は歯ブラシが届きにくく、歯垢がたまりやすい場所です。

染め出し液を使うことで、

  • ブラケット周囲
  • ワイヤーの下
  • 奥歯
  • 歯間部

など、磨き残しやすい場所が明確になります。

矯正治療中のセルフケアを見直すきっかけとなり、虫歯や歯肉炎の予防にも役立ちます。

⑤ 歯科医院のブラッシング指導が理解しやすい

歯科医院では、染め出し液を使って磨き残しを確認しながらブラッシング指導を行うことがあります。

実際に自分の歯を見ながら説明を受けることで、

  • 歯ブラシの当て方
  • 力の入れ方
  • 毛先の角度
  • フロスや歯間ブラシの使い方

を理解しやすくなります。

一人ひとりの磨き癖に合わせたアドバイスを受けられるため、自宅でのセルフケアにも生かしやすくなります。

染め出し液は、「子どもが使うもの」と思われがちですが、実際には年齢やお口の状態を問わず、多くの方のセルフケアに役立つアイテムです。

磨き残しは自分では気付きにくいため、歯磨きが上手な方でも意外と歯垢が残っていることがあります。

染め出し液を定期的に使うことで、自分の磨き癖を把握し、より効率的なブラッシングにつなげることができます。

特に次のような方におすすめです。

子どもの仕上げ磨き

乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすく、毎日の仕上げ磨きがとても重要です。

しかし、お子さまの口の中は小さく、奥歯や歯と歯ぐきの境目までしっかり磨けているか判断するのは簡単ではありません。

染め出し液を使うと、磨き残しが赤く染まるため、

  • 奥歯の溝
  • 歯と歯ぐきの境目
  • 歯と歯の間

など、重点的に磨く場所が一目で分かります。

「赤いところをきれいにしよう!」とゲーム感覚で取り組めるため、歯磨きを楽しみながら習慣化しやすいこともメリットです。

矯正治療中

矯正治療中の歯垢の付着に注意
矯正治療中の歯垢の付着に注意

ワイヤーやブラケットの周囲は歯ブラシが届きにくく、歯垢がたまりやすい場所です。

磨き残しが続くと、虫歯や歯肉炎、歯ぐきの腫れにつながることがあります。

染め出し液を活用すると、

  • ブラケット周囲
  • ワイヤーの下
  • 奥歯
  • 歯間部

など、磨き残しやすい部分を確認しながらブラッシングできるため、矯正治療中のセルフケア向上に役立ちます。

歯周病が気になる方

歯周病の原因となる歯垢は、歯と歯ぐきの境目にたまりやすい特徴があります。

染め出し液を使用すると、歯周病リスクが高い部分が分かりやすくなり、毛先を意識してブラッシングしやすくなります。

毎日のセルフケアに取り入れることで、歯ぐきを健康に保つためのブラッシング習慣づくりに役立ちます。

インプラント治療後

インプラントは虫歯にはなりませんが、周囲に歯垢がたまるとインプラント周囲炎を引き起こすことがあります。

天然歯以上に毎日のセルフケアが重要であり、磨き残しを確認することが長期的な維持につながります。

染め出し液を使えば、

  • インプラント周囲
  • 歯ぐきとの境目
  • 隣接する天然歯

などの清掃状態を確認しやすくなります。

定期的なメインテナンスとあわせて活用することで、お口全体の健康維持に役立ちます。

高齢者のセルフケア

加齢に伴い、

  • 手先が動かしにくい
  • 視力が低下する
  • 歯ブラシが届きにくい

などの理由から、磨き残しが増えやすくなることがあります。

染め出し液を使用すると、本人だけでなく、ご家族や介護者も磨き残しを確認しやすくなり、効率的な口腔ケアにつながります。

毎日のセルフケアや介助時のブラッシング確認にも役立つため、高齢者の口腔衛生管理におすすめです。

染め出し液は、難しい操作は必要なく、自宅でも簡単に使用できます。

大切なのは、「歯を赤く染めること」ではなく、磨き残しを見つけてブラッシングに生かすことです。

週に1回程度のチェックを習慣にするだけでも、自分の磨き癖を把握しやすくなり、毎日のセルフケアの質を高めることにつながります。

以下の4つのステップで行いましょう。

STEP1 歯に染め出し液を塗る

歯ブラシや綿棒、付属のスポイトなどを使い、歯の表面全体に染め出し液を塗布します。

液体タイプは歯に直接塗るだけで使用でき、錠剤タイプは噛み砕いて口の中全体に広げます。

塗布する際は、

  • 前歯
  • 奥歯
  • 歯と歯ぐきの境目

まで行き渡るようにしましょう。

STEP2 軽くうがいをする

塗布後は、水で軽く1回うがいをします。

強く何度もうがいをすると、歯垢まで流れてしまい、磨き残しが分かりにくくなることがあります。

余分な染め出し液だけを流すイメージで、軽くすすぐのがポイントです。

STEP3 赤く染まった場所を確認する

鏡を見ながら、赤く染まった部分を確認します。

赤く染まっている場所は、歯垢(プラーク)が残っている可能性が高い部分です。

特に、

  • 歯と歯ぐきの境目
  • 奥歯
  • 歯間部
  • 歯並びが重なった部分

などを確認しましょう。

STEP4 赤い部分を重点的に磨く

赤く染まった部分に歯ブラシの毛先をしっかり当て、やさしくブラッシングします。

力を入れてゴシゴシ磨くのではなく、

  • 毛先を正しく当てる
  • 小刻みに動かす
  • 一本ずつ丁寧に磨く

ことが大切です。

必要に応じてフロスや歯間ブラシも併用すると、歯と歯の間の磨き残しも除去しやすくなります。

最後にもう一度鏡で確認し、赤い部分が減っていればセルフケアができています。

「毎日しっかり磨いているから大丈夫」と思っていても、実際に染め出し液を使うと、多くの方が磨き残しの多さに驚かれます。

歯は一見きれいに見えていても、歯と歯ぐきの境目や奥歯、歯と歯の間には歯垢(プラーク)が残っていることが少なくありません。

ここでは、実際の症例をもとに、染め出し液によって磨き残しがどのように見えるようになり、ブラッシング指導後にどのような変化がみられたのかをご紹介します。

※症例写真は患者様の同意を得て掲載しています。

Before|一見きれいに見える歯

肉眼では歯の表面は白くきれいに見えます。

しかし、この状態だけでは歯垢が残っているかどうかを判断することは難しく、磨き残しがあっても気付かないことがほとんどです。

特に、

  • 歯と歯ぐきの境目
  • 奥歯
  • 歯間部

には歯垢が残りやすい傾向があります。

染め出し後|磨き残しが赤く見える

染め出し液を使用すると、歯垢が残っている部分だけが赤く染まります。

「こんなに磨き残しがあったの?」と驚かれる方も少なくありません。

この状態では、

  • 歯ぐきの近く
  • 奥歯の溝
  • 歯並びが重なった部分

など、自分では磨けていると思っていた場所にも歯垢が残っていることが確認できます。

ブラッシング指導|磨き方を改善

歯科医院では、染まった部分を確認しながらブラッシング指導を行います。

患者さん一人ひとりの磨き癖に合わせて、

  • 歯ブラシの当て方
  • 毛先の角度
  • 力加減
  • 動かし方
  • フロスや歯間ブラシの使い方

を分かりやすくアドバイスします。

「どこを」「どのように」磨けばよいかが分かるため、自宅でも実践しやすくなります。

再染め出し|磨き残しが大幅に減少

ブラッシング方法を見直した後に再度染め出しを行うと、赤く染まる部分が大幅に減少しました。

以前は広範囲に見られた磨き残しが少なくなり、セルフケアの改善が目で見て確認できます。

このように、染め出し液は単に歯垢を染めるだけでなく、ブラッシング技術の向上を実感できるツールとしても役立ちます。

歯垢染め出し液で子どもの口腔ケアを改善!実例と効果を紹介

歯垢染め出し液でここまで改善

🔍① 染め出し前の歯垢の付着状態

① 染め出し前の歯垢の付着状態


一見すると歯の表面は綺麗に見えますが、実際は歯茎がわずかに赤くなり、初期の歯肉炎が見られました。
目視だけでは磨き残しの有無を判断するのは難しい状態です。

🧪② 歯垢染め出し後の状態

② 歯垢染め出し後の状態


染め出し液を使うと、多くの歯にプラーク(歯垢)がべっとりと残っていることが明らかに。

🔁③ 次回来院時の歯垢の付着状態

③ 次回来院時の歯垢の付着状態


歯磨き指導を受けて、磨き方を改善。再度チェックしたところ、歯垢はほとんど見られない状態に!
歯肉炎も大きく改善し、セルフケアの効果がしっかり現れています。

📏④ 歯垢染め出し液でチェック

④ 歯垢染め出し液でチェック


再チェックでは、磨き残しがほぼゼロに近づきました。
一般的に磨き残し率10%以下が理想的とされており、この結果は非常に良好です。

磨き残しが多い場所をチェック!歯垢染め出しで見えてくる問題点

🔍① 歯垢染め出し①:ほとんどの歯に歯垢が付着

① 歯垢染め出し:ほとんどの歯に歯垢が付着


染め出し液を使用すると、歯の広い範囲に歯垢がびっしり付着していることが明らかに。
毎日の歯磨きだけでは取り切れていないことが一目瞭然です。

🪥② 普段通りの歯磨き後①:歯と歯茎の境が要注意

② 普段通りの歯磨き後:歯と歯茎の境が要注意


一見しっかり磨けているようでも、歯と歯茎の境目(歯頚部)に多くの磨き残しが集中しています。

🔎③ 歯垢染め出し②:全体的に再確認

③ 歯垢染め出し:全体的に再確認


2回目の染め出しでも、歯全体にまんべんなく歯垢が付いている状態
磨いているつもりでも、磨き方に偏りがある可能性が示唆されます。

🧼④ 普段通りの歯磨き後②:奥歯のケアが課題

④ 普段通りの歯磨き後:奥歯のケアが課題


前歯は比較的綺麗になっているものの、奥歯の歯と歯茎の境目に歯垢が残存。奥歯は磨きにくいため、特に注意が必要です。

第1位

歯と歯ぐきの境目


第2位

奥歯


第3位

歯と歯の間


第4位

犬歯の裏側


第5位

一番奥の歯

「染め出し液は毎日使ったほうがいいですか?」という質問をよくいただきます。

結論からいうと、毎日使用する必要はありません。

染め出し液は歯垢を取り除くためのものではなく、磨き残しを確認してブラッシング方法を見直すためのチェックツールです。

毎日の歯磨きに加えて、定期的に磨き残しを確認することで、自分の磨き癖に気付きやすくなり、セルフケアの質を高めることにつながります。

結論

毎日は不要です

染め出し液は毎日使うよりも、**定期的な「磨き残しチェック」**として活用することがおすすめです。

使用後は歯や舌が一時的に赤く染まることがあるため、日常的な歯磨きのたびに使用する必要はありません。

おすすめの頻度

週1回

または

月に2〜4回程度

このくらいの頻度でも、自分の磨き癖を確認しながらブラッシング方法を見直すには十分です。

特に、

  • 子どもの仕上げ磨き
  • 矯正治療中
  • 歯周病予防を意識している方
  • インプラント治療後

では、定期的なチェックがセルフケアの向上につながります。

こんなタイミングで使うのがおすすめ

日曜日の夜

週の終わりに磨き残しを確認し、翌週からのブラッシングに生かせます。

家族全員で

お子さまだけでなく、大人も一緒にチェックすることで、家族みんなで楽しくセルフケアに取り組めます。

定期検診の前

歯科医院を受診する前にセルフチェックを行うことで、普段の磨き残しや磨き癖を把握しやすくなります。

染め出し液は、自宅で簡単に磨き残しを確認できる便利なアイテムですが、より快適に使用するためにはいくつか知っておきたいポイントがあります。

正しく使用すれば、安全性に配慮された製品が多く、毎日のセルフケアに役立ちます。

ここでは、使用前に知っておきたい注意点をご紹介します。

外出前の使用は避けましょう

染め出し液は歯垢だけでなく、舌や唇の周囲にも一時的に色が付くことがあります。

十分に歯磨きをしてもうがいをしても、わずかに色が残る場合があるため、外出前や人と会う予定の直前は避けるのがおすすめです。

使用するタイミングとしては、

  • 夜の歯磨き
  • 入浴前後
  • 休日の夜

など、時間に余裕があるときが適しています。

舌も一時的に染まることがあります

染め出し液は歯垢だけでなく、舌の表面にも色素が付着することがあります。

これは異常ではなく、多くの場合は歯磨きやうがい、時間の経過とともに自然に落ちていきます。

気になる場合は、舌ブラシなどでやさしく清掃すると落ちやすくなります。

衣服につくと落ちにくいことがあります

染め出し液に含まれる着色料は、衣類やタオルに付着すると落ちにくい場合があります。

使用するときは、

  • エプロンやタオルを掛ける
  • 白い衣服は避ける
  • 洗面台周辺に飛び散らないよう注意する

など、汚れてもよい環境で行うと安心です。

使用後は丁寧に歯磨きをしましょう

染め出し液は歯垢を取り除くものではありません。

赤く染まった部分を確認したら、その場所に歯ブラシの毛先をしっかり当てて、やさしくブラッシングしましょう。

必要に応じて、

  • デンタルフロス
  • 歯間ブラシ

も併用すると、歯と歯の間まで効率よく清掃できます。

最後にもう一度鏡で確認し、赤い部分が減っているかをチェックすると、ブラッシングの上達につながります。

染め出し液には、液体・錠剤・綿棒タイプなどさまざまな種類があります。

「どれを選べばいいの?」と迷ったら、使う人・使う目的・使いやすさで選ぶのがおすすめです。

例えば、

  • 小さなお子さまには味がやさしい液体タイプ
  • 初めて使う方には塗りやすい液体タイプ
  • 手軽に使いたい方には錠剤タイプ
  • 外出先や学校では綿棒タイプ

など、それぞれに特長があります。

以下に代表的な製品を比較しました。

【Amazonで購入】

歯垢染め出し液

【楽天で購入】

歯垢染め出し液

商品タイプ子ども特徴
GC プロスペック歯垢染色液液体歯科医院でも広く使用される定番タイプ。塗りやすく磨き残しを確認しやすい。
ルピナス歯垢染め出し液液体フルーティーな風味で子どもも使いやすい。
クリアデント歯垢染色錠錠剤噛むだけで使えるため手軽。旅行や外出先にも便利。
ライオン DENT. プラークテスター液体歯科専売品。歯科医院でのブラッシング指導にも使用される。
DENT. プラークテスター綿棒タイプ綿棒必要な部分だけ塗りやすく、持ち運びにも便利。

初めて使う方におすすめ

液体タイプは塗る場所を調整しやすく、磨き残しが分かりやすいため、初めて使用する方におすすめです。

特にご家庭でのセルフケアには、GCプロスペックやルピナスなどが使いやすいでしょう。

子どもの仕上げ磨きには

お子さまの場合は、味や使いやすさも大切なポイントです。

液体タイプや綿棒タイプなら、必要な場所だけ染められるため、仕上げ磨きにも適しています。

ゲーム感覚で磨き残しを確認できるため、歯磨き習慣づくりにも役立ちます。

矯正中・歯周病予防には

矯正装置の周囲や歯ぐきの境目は、歯垢が残りやすい部位です。

歯科医院でも使用されている歯科専売タイプは染色性が高く、ブラッシング指導と組み合わせやすいという特長があります。

タイプ別の選び方

液体タイプ
液体タイプ
錠剤タイプ
錠剤タイプ
綿棒タイプ
綿棒タイプ
  • 液体タイプ:塗りやすく初心者向け
  • 錠剤タイプ:手軽で外出先にも便利
  • 綿棒タイプ:部分的に塗りたい方や子どもの仕上げ磨きにおすすめ

自分や家族のライフスタイルに合わせて選ぶと、継続しやすくなります。

染め出し液は、「どこに磨き残しがあるか」を教えてくれるチェックツールです。

しかし、磨き残しを減らすためには、染め出し液だけではなく、毎日のセルフケアに適した清掃用具を組み合わせることが大切です。

歯ブラシだけでは届きにくい場所も、それぞれのアイテムを使い分けることで、より効率的に歯垢(プラーク)を除去しやすくなります。

① 電動歯ブラシ

広い面を効率よくブラッシング

電動歯ブラシは、毎分数万回の振動や音波によって歯の表面を効率よく清掃できる補助器具です。

特に、

  • 歯の表面
  • 歯と歯ぐきの境目
  • 奥歯

などを均一に磨きやすく、手磨きが苦手な方にも適しています。

ただし、電動歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢は十分に除去できないため、フロスや歯間ブラシとの併用がおすすめです。

② デンタルフロス

歯ブラシが届かない歯と歯の間に

歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間は、虫歯ができやすい場所の一つです。

デンタルフロスを使用すると、

  • 狭い歯間部
  • 前歯の隣接面
  • 詰め物や被せ物の周囲

などを効率よく清掃できます。

歯間が狭い方には特におすすめです。

③ 歯間ブラシ

歯ぐきが下がった部分や広い歯間に

歯間ブラシは、歯ぐきが下がってできた隙間や、歯間が広い部分の清掃に適しています。

歯ブラシだけでは取り切れない歯垢を除去しやすく、

  • 歯周病予防
  • インプラント周囲の清掃
  • ブリッジ周囲

にも役立ちます。

歯間の大きさに合ったサイズを選ぶことが重要です。

④ POICウォーター

ブラッシングを補助する口腔ケア

POICウォーターは、毎日のブラッシング後に使用する口腔ケア用品です。

歯ブラシやフロスなどによる機械的清掃を補助し、お口の中を清潔に保つために活用されています。

歯磨き後のセルフケアに取り入れることで、より快適な口腔環境づくりに役立ちます。

※使用方法については歯科医院の指導に従ってください。

染め出し液を使って磨き残しを確認すると、

「こんなに赤く染まった…」

と驚かれる方は少なくありません。

しかし、本当に大切なのは**「赤く染まった場所を見ること」ではなく、「どう磨けばよいかを知ること」**です。

自己流では、力を入れて磨きすぎたり、毛先の向きが間違っていたりして、同じ場所に磨き残しが繰り返し生じることがあります。

歯科医院では、一人ひとりのお口の状態や磨き癖に合わせて、より効果的なブラッシング方法をご提案します。

磨き癖に合わせたアドバイスが受けられる

人によって磨き残しが多い場所は異なります。

例えば、

  • 奥歯が苦手
  • 利き手側だけ磨き残す
  • 歯と歯ぐきの境目が磨けていない

など、磨き癖はさまざまです。

染め出し液を使うことで、自分だけの磨き癖を確認し、それに合わせたブラッシング方法を学ぶことができます。

歯ブラシの角度まで分かりやすく指導

歯ブラシは当て方によって清掃効果が大きく変わります。

歯科医院では、

  • 歯ブラシの角度
  • 毛先の当て方
  • 力加減
  • 小刻みな動かし方

などを、模型や鏡を使いながら分かりやすく指導します。

フロス・歯間ブラシの使い方も学べる

歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢は十分に除去できません。

そのため、

  • デンタルフロス
  • 歯間ブラシ

の選び方や使い方も重要です。

歯間の広さに合ったサイズや、自分に適した補助清掃用具についてもアドバイスを受けられます。

継続しやすいセルフケアにつながる

ブラッシング指導は、一度受けて終わりではありません。

定期検診のたびに磨き残しを確認することで、

  • ブラッシング技術の向上
  • 磨き癖の改善
  • セルフケアの習慣化

につながります。

毎日の歯磨きがより効率的になり、お口の健康維持にも役立ちます。

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毎日丁寧に歯を磨いていても、磨き残しは誰にでも起こるものです。

大切なのは、「磨いているつもり」ではなく、本当に磨けているかを確認することです。

当院では、染め出し液を使用して磨き残しを見える化し、一人ひとりの磨き癖やお口の状態に合わせたブラッシング指導を行っています。

歯ブラシの当て方や力加減だけでなく、フロスや歯間ブラシの使い方まで、分かりやすくご説明いたします。

「ちゃんと磨けているか確認したい」
「毎日のセルフケアを見直したい」
「虫歯や歯周病を予防したい」

という方は、お気軽にご相談ください。

あなたに合ったセルフケア方法を一緒に見つけ、お口の健康づくりをサポートいたします。

【動画】初期虫歯COを削らずに自分で治す方法

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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