- 1. 【動画 58秒】インプラント治療の全プロセス:期間・費用・注意点を解説
- 2. インプラント治療の流れ完全ガイド
- 2.1. 1. インプラント治療とは?
- 2.1.1. インプラント治療の概要
- 2.1.2. インプラントの術前術後のレントゲン写真
- 2.1.3. インプラント治療が選ばれる理由
- 2.1.4. インプラントと天然歯との違い
- 2.2. 2. 治療の前準備
- 2.2.1. 初診相談
- 2.2.2. 治療計画の立案
- 2.3. 3. インプラント治療の全体的な流れ
- 2.4. 4. 治療期間と通院回数
- 2.4.1. 全工程にかかる期間
- 2.4.2. 1回の通院で行われること
- 2.4.3. 治療をスムーズに進めるためのポイント
- 2.5. 5. インプラント手術2回法
- 2.5.1. 2回法の流れ
- 2.5.2. 2回法のメリット
- 2.5.3. 2回法のデメリット
- 2.6. 6. インプラント手術1回法
- 2.6.1. 1回法の流れ
- 2.6.2. 1回法のメリット
- 2.6.3. 1回法のデメリット
- 2.7. 7. 治療中に注意すべきポイント
- 2.7.1. 術後の痛みと腫れ
- 2.7.2. 術後の食事制限
- 2.8. 8. 費用に関する詳細
- 2.8.1. 治療費用の内訳
- 2.8.2. 保険適用外である理由
- 2.9. 9. 他院との差別化のポイント
- 2.9.1. 当院でのインプラント治療の特徴
- 2.10. 10. よくある質問(FAQ)
- 2.11. 11. まとめと次のステップ
- 2.11.1. インプラント治療を成功させるために
- 2.11.2. 無料相談の案内
- 3. 江戸川区篠崎で歯科インプラント治療をご検討中の方へ
- 3.1. インプラント治療の流れを徹底解説!
- 3.2. 当院が選ばれる理由
- 3.3. 無料相談受付中!
- 4. 【動画】奥歯を抜歯したまま放置すると?
- 5. 筆者・院長
【動画 58秒】インプラント治療の全プロセス:期間・費用・注意点を解説
インプラント治療の流れ完全ガイド
1. インプラント治療とは?
インプラント治療の概要
インプラントとは?
インプラント治療は、歯を失った部分に人工歯根(チタン製のネジ)を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。この人工歯根は骨と結合することで強度を発揮し、まるで自分の歯のような感覚で食事や会話を楽しむことができます。
対象となる方
インプラント治療は以下のような方に適しています:
- 歯を1本または複数本失った方。
- 入れ歯が合わず、快適に過ごせない方。
- 健康な歯を削らずに治療を希望する方。 ただし、顎の骨の状態や全身の健康状態によっては治療が制限される場合があるため、事前の診査が重要です。
インプラントの術前術後のレントゲン写真
術前レントゲン写真
歯がなくなり歯槽骨だけになっています。レントゲンでは歯槽骨の厚みまでは診断できません。
インプラント術後レントゲン写真
インプラントが骨と結合したので人工歯を装着した時のレントゲン写真です。インプラントの両隣の歯はセラミッククラウンでやり替えています。
インプラント治療が選ばれる理由
他の治療法(ブリッジ・入れ歯)との違い
インプラント治療が他の治療法と異なるのは、以下の点です:
- ブリッジとの違い
ブリッジは両隣の健康な歯を削って土台にする必要がありますが、インプラントは周囲の歯に負担をかけることがありません。 - 入れ歯との違い
入れ歯は取り外しが必要で、咬む力が天然歯より弱い傾向があります。一方、インプラントは固定式で天然歯に近い咬む力を発揮します。
選ばれる主な理由
- 自然な見た目と機能性
インプラントは他の歯と見分けがつかないほど自然な見た目で、しっかり咬むことができます。 - 長期間の安定性
適切なメンテナンスを行うことで、10年以上快適に使用できる耐久性があります。 - 健康な歯を守る
隣接する健康な歯を削る必要がなく、全体の歯列を健康的に維持できます。
インプラント治療は、見た目と機能性を両立した選択肢として多くの患者様に支持されています。そのメリットを十分に理解し、自分に最適な治療法を選ぶことが大切です。
インプラントと天然歯との違い
天然歯には歯根膜がある
イラストは、インプラント(フィクスチャー)が骨と完全に結合している状態を示しています。
一方で、天然歯は歯根の周りに歯根膜が存在していることを示しています。
天然歯の構造は、歯冠部と歯根部から成り立っています。歯根部は骨の中に埋まっており、歯根の周りに存在するセメント質から延び出す「シャーピー繊維」という結合組織によって骨と結合しています。この構造全体が歯根膜と呼ばれるものです。
歯根膜は約50ミクロンの厚みがあり、構成要素であるシャーピー繊維によって歯に加わる過剰な力を緩衝するクッションの役割を果たしています。また、歯根膜には感覚受容器(神経)が含まれているため、噛んだ瞬間や食物に触れた瞬間に噛む力をコントロールする能力を持っています。
例えば、食物の中に石が混ざっていた場合、石を噛んだ瞬間に噛む動作を中止できるのは、この歯根膜の働きによるものです。
インプラントには歯根膜はない
インプラントは骨と完全に結合するため、天然歯に存在する歯根膜のような構造物はありません。その結果、人工歯根の噛む力は自分の歯とほとんど同じですが、感受性は約1/10程度に低下します。
しかし、感受性の低さを顎骨自体が補っているという研究報告もあります。
そのため、噛むことに関しては、特に大きな不自由を感じることは少ないのが一般的です。
2. 治療の前準備
初診相談
カウンセリング内容
インプラント治療を始める際には、まず初診相談を行います。このステップでは患者様の不安や疑問を解消することが目的です。以下のような内容が一般的なカウンセリングで扱われます:
- 口腔内の状態やお悩みのヒアリング
- 過去の歯科治療歴や全身の健康状態の確認
- インプラント治療の流れや注意点の説明
- 治療に関するご希望の共有(費用、治療期間など)
費用の目安
インプラント治療は保険適用外であるため、費用が気になるポイントです。カウンセリング時には、治療費の総額や費用に含まれる内容(検査、手術、人工歯など)が具体的に提示されるため、安心して計画を立てられます。
診断に必要な検査
正確な診断はインプラント治療成功の鍵です。以下の検査が実施されます:
- CT撮影:顎骨の厚みや密度、神経の位置を3D画像で把握。
- レントゲン検査:全体の歯並びや骨の状態を確認。
- 口腔内検査:歯茎の健康状態や噛み合わせをチェック。
治療計画の立案
パーソナライズされた治療計画の重要性
インプラント治療は患者様一人ひとりの状態に応じて異なるため、カウンセリングや検査結果を基にした個別の治療計画が不可欠です。治療計画を作成する際には以下の点が考慮されます:
- 治療期間の調整
骨造成が必要かどうか、また手術のステップ数(1回法・2回法)によって期間が異なります。 - 人工歯のデザイン
隣接する歯や噛み合わせとの調和を考慮して設計します。
患者様とのコミュニケーション
治療計画を説明する際には、患者様が理解しやすい言葉で具体的に説明し、納得いただいた上で治療を開始します。この段階での信頼関係構築が治療の成功に大きく影響します。
事前準備は、インプラント治療の成功率を高めるために非常に重要なステップです。初診相談と治療計画の段階でしっかりと疑問を解消し、安心して治療に臨みましょう。
3. インプラント治療の全体的な流れ
ステップ
ステップ1:術前準備
上顎1番の欠損部にインプラントを計画
欠損部の歯茎はやや陥没しています。 インプラントを埋入するだけの十分な骨があるか、少し足りないのではと思われる症例です。
骨の状態確認
インプラント治療では、顎の骨が人工歯根を支える基盤となります。そのため、骨の状態を確認することが最初の重要なステップです。CT撮影を通じて以下の点を診断します:
- 骨の厚みと高さ
- 骨密度の状態
- 神経や血管の位置
サージカルガイド作成
サージカルガイドは、歯科インプラント手術で使用される補助装置です。術前のCTスキャンデータを基に作成され、インプラントの正確な位置や角度をガイドすることで、安全性と成功率が高くなります。
抜歯が必要な場合の対応
インプラントを埋入する部位に問題のある歯が残っている場合、抜歯が必要です。抜歯後、すぐにインプラントを埋入する「即時埋入法」が適用できる場合もありますが、一般的には治癒期間を設けて骨の回復を待ちます。
ステップ
ステップ2:歯茎を切開しドリルで穴を開ける
浸潤麻酔下で歯茎を切開し骨面を露出させます。細いドリルから太いドリルへとサイズを上げていき、骨の中に所定の深さと径の穴を開けます。
正確、安全なインプラント手術を行うために医科用CTスキャンを撮影して、インプラント埋入部位、方向、深度などを決定し、サージカルステントを作製して行います。
手術の種類
- 1回法
インプラント埋入手術を1度で完了させ、歯茎を縫合せずに仮歯を装着します。治癒期間が短いのが特徴です。 - 2回法
インプラントを埋入した後、歯茎を縫合し骨と結合させる期間(数ヶ月)を設けた後に人工歯を装着します。骨が十分に結合することで、より安定した結果が期待できます。
所要時間
手術は通常、1時間程度で終了しますが、部位や患者の状態により異なります。
麻酔の種類
- 局所麻酔:手術部位だけを麻酔する方法で、一般的に使用されます。
ステップ
ステップ3:インプラントを埋入 (1次オペ)
所定の深さまでインプラントを埋入しましたが、予想通り、一部分に骨が不足している所があります。(インプラント体のネジが切ってある部分が露出している。)
ステップ
ステップ4:CGF +人工骨で補填
インプラント体が露出している部位にCGF +人工骨を充填して補填しました。この処置で骨が形成されます。
歯茎を縫合したら埋入手術は終了です。 数ヶ月間放置してインプラント体と骨が結合するのを待ちます。
ステップ
ステップ5:2次オペ
インプラントを埋入して(下顎で3ヶ月以上、上顎で6ヶ月以上)ほど骨との結合(オッセオインテグレーションの確立)を待ち、2次手術を行います。
2次オペは浸潤麻酔下で歯肉を切開してインプラント体を露出させ、インプラントの支台部となるアバットメントを装着します。
アバットメントを装着したら歯型を取ります。
ステップ
ステップ6:上部構造(ジルコニアクラウン、メタルボンド)装着
人工歯(ジルコニア、メタルボンド、金属など)をセメントで装着するか、ネジ止めして完成です。
ネジが緩むことがあります。また、インプラントも歯周病になるため定期的(少なくとも、3ヶ月に一度)なメンテナンスが必要です。
仮歯と本歯の違い
- 仮歯:治癒期間中に使用される人工歯で、見た目や機能を補います。
- 本歯:最終的に装着される人工歯で、耐久性や審美性に優れた素材が使用されます。
使用される素材
- セラミック(審美性と耐久性が高い)
- フルジルコニア (酸化ジルコニウムで作られた高強度の素材。審美性と耐久性を兼ね備えている)
- ハイブリッドセラミック(自然な見た目で価格を抑えられる)
- 金属フリー素材(アレルギーの心配がない)
本歯の装着は患者様の噛み合わせや周囲の歯との調和を考慮して行われます。
ステップ
ステップ7:術後のメンテナンス
定期検診
インプラントは天然歯と同じように手入れが必要です。定期検診では以下を確認します:
- インプラント周囲の歯茎の健康状態
- インプラントと骨の結合状態
- 噛み合わせの調整
正しい歯磨き方法の指導
専用のブラシやデンタルフロスを使用した清掃方法を学ぶことで、インプラント周囲炎(歯周病)を予防します。
インプラント治療は、準備から術後ケアまで細かなプロセスが必要ですが、これらの流れをしっかりと理解し、適切に進めることで長期間快適に使用できる治療法です。噛み合わせや周囲の歯との調和を考慮して行われます。
4. 治療期間と通院回数
全工程にかかる期間
インプラント治療は、患者様の状態や治療計画によって異なりますが、一般的には3~12か月程度が目安です。以下の要因によって期間が変動します。
- 骨造成が必要な場合の追加期間
骨が不足している場合、骨造成(GBR・骨誘導再生法やサイナスリフト)を行います。この治療には骨が回復・安定するまでの時間が必要で、約3~6か月の期間が追加される場合があります。骨造成を行うことで、インプラントを安全に埋入できる基盤が整います。 - 治癒期間の違い
1回法(即時埋入)では治癒期間が短縮されることがありますが、2回法の場合、インプラントと骨が結合する期間(約2~6か月)が必要です。
1回の通院で行われること
インプラント治療では、治療の段階ごとに複数回の通院が必要です。各ステップでの通院内容を具体的に解説します。
- 初診(1回目)
- カウンセリングと口腔内検査(CT撮影、レントゲンなど)
- 治療計画の説明と費用見積もり
- 必要に応じて、抜歯や歯周病治療の計画
- 術前準備(2~3回目)
- 骨造成が必要な場合はその手術
- 歯周病治療や仮歯の調整(場合による)
- インプラント埋入手術(4回目)
- 麻酔を使用してインプラント体を顎骨に埋入
- 手術時間は1~2時間程度が目安
- 手術後の注意事項説明(食事制限や服用薬など)
- 術後の経過観察(5~6回目)
- 手術部位の治癒状態の確認
- 仮歯の装着(必要な場合)
- インプラントと骨の結合を待つ期間
- 人工歯の装着準備(7~8回目)
- アバットメント(連結部品)の取り付け
- 型取り(精密印象)を行い、最終的な人工歯を作製
- 人工歯の装着(9回目)
- 最終人工歯を装着
- 噛み合わせの調整と完成
- 術後メンテナンス(10回目以降)
- 定期検診(3~6か月ごと)
- 清掃方法の指導とインプラント周囲のチェック
治療をスムーズに進めるためのポイント
治療期間中に定期的な通院が求められますが、1回の通院は短時間で済むことが多いため、負担を軽減できます。また、治療ステップをしっかり理解し、計画的に進めることで、安心して治療を完了することが可能です。
インプラント治療は、治療後の快適な生活を実現するための大切なプロセスです。一歩ずつ確実に進めていきましょう。
5. インプラント手術2回法
インプラント手術は1回法と2回法があります。それぞれには長所欠点があり、症例に合わせて選択します。当院では殆どが2回法で行っています。
2回法の流れ
手順
一次手術 歯茎を切開しドリルで骨に穴を掘る
歯茎に浸潤麻酔をかけ、切開して骨を露出させます。細いドリルで細い穴を開け、順次太いドリルに変えて所定の太さの穴を掘ります。
手順
インプラントを埋入し歯茎を縫合
インプラント体(フィクスチャー)を骨の中に埋入し、ヒーリングキャップを装着して歯肉の中に埋没させた状態で切開剥離した歯茎を縫合します。
インプラント本体が骨と結合をするまでの期間(2ヶ月~6ヶ月)、この状態で待ちます。
手順
二次手術 歯茎を切開しインプラントを露出
浸潤麻酔をかけて歯茎を切開し、インプラント体を露出させ、ヒーリングキャップを取り外します。
そして、インプラントに土台となるアバットメントを装着します。
手順
歯型取り
被せ物を作るための歯型取りをし、咬合採得(上下の咬み合わせの決定)を行います。
手順
人工歯を装着
メタルボンド、ジルコニアクラウン、金属冠などの人工歯(被せ物)を装着します。
2回法のメリット
利点
高い成功率
インプラントを埋入してから2カ月~6カ月の期間、可能な限りインプラントに外力を与えないことで、骨とインプラント本体が結合(オステオインテグレーション)しやすく、1回法よりも僅かに成功率が上がります。
利点
感染リスクが低い
完全にインプラント体を歯茎の中に閉じ込めてしまうため、常在菌による感染リスクを最小限にとどめることが出来ます。
利点
アバットメントの高さのコントロール
アバットメント(土台)の高さを選べるので審美性が要求される前歯に向いています。
2回法のデメリット
欠点
高い費用
2回の手術が必要なので体に負担がかかること、通院する手間がかかること、費用が増すことなどです。
6. インプラント手術1回法
インプラントにはインプラント体とアバットメントが一体になったワンピースタイプと、それぞれが別々のツーピースタイプがあります。
1回法では、ワンピースタイプとツーピースタイプが適宜使われます。しかし、近年ではワンピースタイプの骨結合の成功率がやや低いため、ツーピースタイプが主流になりつつあります。
1回法の流れ
STEP
歯肉を切開剥離
局所麻酔をして歯肉を切開剥離し、歯槽骨を露出させます。
STEP
ドリルで骨に穴を掘る
ドリルでインプラントを埋入するc所定の深さと太さまで掘ります。
STEP
インプラント埋入
インプラントをねじ込むように埋入します。
STEP
ヒーリングキャップ装着
インプラント本体にヒーリングキャップを装着し、剥離した歯肉を縫合します。ヒーリングキャップはインプラント周囲の歯肉の治癒を促すためのもので、歯肉表面すれすれに頭出しをしておきます。
STEP
オッセオインテグレーションを待つ
インプラントが骨に結合(オッセオインテグレーション)するのに必要な期間、上顎で(4ヵ月~6ヵ月)、下顎では(2ヵ月~3ヵ月)待ちます。
STEP
アバットメントを装着
インプラントが骨に結合したことを確認した後、ヒーリングキャップを取り外し、アバットメント(土台)を装着します。
STEP
人工歯冠装着
印象(型どり)を採り、咬合採得(上下の咬み合わせの決定)を行って、ジルコニアクラウンなどの素材で人工歯冠を製作し、アバットメント(土台)に装着して治療完了です。
1回法のメリット
利点
低い治療費や外科的侵襲
一回の手術で終わるため患者さんにとっての負担(治療費や外科的侵襲)が軽くて済みます。
1回法のデメリット
欠点
成功率がやや低い
一回法はフィクスチャー(インプラント本体)とアバットメント(土台)が一体になっているタイプのものは、2回法に比べ骨と結合する成功率がやや落ちるようです。
欠点
感染リスク
1回法でツーピースタイプのものでもヒーリングキャップ(暫間的に入れるキャップ)が歯肉から僅かに露出するため、ヒーリングキャップと歯茎の隙間から口腔内細菌がインプラント体まで侵入し感染するリスクがあります。
欠点
審美性に問題
インプラントが骨に結合した後、アバットメント上部が歯肉の上に出てしまうことがあります。
そのため、審美性要求度の低い大臼歯部に使用することが多く、前歯部ではアバットメントの高さを選べる二回手術法が主に選択されます。
7. 治療中に注意すべきポイント
術後の痛みと腫れ
一般的な症状
インプラント埋入手術の後、以下のような症状が見られることがあります:
- 痛み:手術当日や翌日には、軽い痛みを感じることが一般的です。
- 腫れ:顎や頬が腫れる場合があります。特に骨造成や複数本の埋入手術を行った場合、腫れが数日続くこともあります。
- 出血:手術後数時間、少量の出血がある場合があります。
対処法
- 痛み止めの服用
手術後に処方された鎮痛剤を、医師の指示通りに服用してください。痛みが強い場合には、担当医に相談しましょう。 - 冷却
手術部位を外側から冷やすことで、腫れや痛みを軽減できます。ただし、冷やしすぎないよう注意し、数分間隔で行うのが理想です。 - 安静に過ごす
術後1~2日は激しい運動や長時間の外出を控え、体を休めることが大切です。 - 歯磨きの注意
手術部位を避けて優しく歯磨きし、指示がある場合は専用の抗菌洗口剤を使用してください。
術後の食事制限
避けるべき食品
術後の治癒を促進するために、以下の食品は避けるべきです:
- 硬い食品
ナッツやフランスパンのような硬い食品は、インプラントや周囲組織に負担をかける可能性があります。 - 粘着性の高い食品
ガムやキャラメルは、インプラント周辺に付着しやすく、清掃が難しくなるため避けましょう。 - 刺激の強い食品
辛いものや酸味が強い食品(レモン、唐辛子など)は、手術部位に刺激を与え、炎症を悪化させる可能性があります。 - アルコールや喫煙
アルコールは血行を促進して腫れを悪化させる恐れがあります。また、喫煙は治癒を遅らせる要因となるため、術後の一定期間は控えることを推奨します。
推奨される食品
- 柔らかい食品:お粥、スープ、ヨーグルト、豆腐など
- 温度が適温な食品:熱すぎるものは避け、口内に優しい温度のものを摂取
術後の痛みや腫れ、食事制限は一時的なものですが、この期間を適切に管理することで、治癒を早め、トラブルを防ぐことができます。医師の指示を守りながら、無理せず回復を目指しましょう。
8. 費用に関する詳細
治療費用の内訳
インプラント治療は保険適用外であることが一般的で、総額が高額になる場合があります。そのため、費用の内訳を明確に理解しておくことが重要です。
総額の目安
1本のインプラント治療費用の合計は、30~40万円が一般的ですが、追加の処置が必要な場合はさらに費用がかかる可能性があります。治療の承諾があった時点で総額を提示いたします。
保険適用外である理由
健康保険が使えない背景
日本の健康保険制度では、基本的に「病気やケガの治療」が対象であり、審美性や機能回復を目的とした自由診療(インプラントなど)は保険適用外となっています。インプラントは、以下の理由から自由診療に該当します:
- 医療機器や人工歯が高品質な素材で作られ、コストが高いため。
- 治療が患者ごとにオーダーメイドで行われ、標準化しづらいため。
- 審美的な側面が含まれるため、保険の対象外と見なされる。
例外ケース
一部、保険適用となる例外的なケースもあります。ただし条件は厳しく、一般的ではありません。
- 顎骨の疾患や外傷による歯の欠損で、インプラントが治療の一環として必要な場合。
- 先天的な疾患(例:唇顎口蓋裂)による機能回復のためにインプラントを行う場合。
インプラント治療は高額ですが、その分長期間にわたり快適な生活を提供できる治療法です。費用の内訳を正確に理解し、必要に応じて分割払いの選択肢も検討しながら計画を立てましょう。担当医としっかり相談することが重要です。
9. 他院との差別化のポイント
当院でのインプラント治療の特徴
1. 最新機器を使用した安全性の高い治療
当院では、患者様の安全と治療の成功率を最大限に高めるために、最新の医療機器を導入しています。
- 3DデジタルCT撮影
骨の厚みや神経の位置を立体的に把握し、より正確で安全な埋入位置を設計します。これにより、手術中のリスクを最小限に抑えることが可能です。 - ガイドサージェリー
インプラントを正確な位置に埋入するための「サージカルガイド」を活用しています。これにより、誤差を防ぎ、短時間で確実な手術が可能です。 - 滅菌管理の徹底
手術に使用する器具は国際基準に準じた滅菌プロセスを経ており、院内感染のリスクを徹底的に排除しています。
2. 専門性の高い担当医が対応
当院のインプラント治療は、豊富な経験と高度な技術を持つ日本口腔インプラント学会指導医が責任を持って行います。
- 実績紹介
過去に数百件以上のインプラント治療を成功させてきた経験があり、難症例(骨が少ない場合や全顎インプラント)への対応も可能です。 - 資格と研修
担当医は日本口腔インプラント学会指導医で、専門医資格を持つ歯科衛生士が在籍しています。そのため、最新の治療技術を常にアップデートしています。 - 患者様への丁寧な説明
インプラント治療を始める前に、治療の流れやリスクについて分かりやすく説明し、納得いただいた上で治療を進めます。治療中の不安を軽減するため、術後のケアについても丁寧にサポートします。
3. 患者様に寄り添った治療環境
- パーソナライズされた治療計画
患者様の口腔内の状態やライフスタイルに合わせた治療プランを提供します。 - 快適な通院環境
診療室はプライバシーに配慮した個室を完備しており、リラックスして治療を受けられる環境を整えています。 - 術後の徹底したフォロー
メンテナンスプログラムを通じて、インプラントが長持ちするよう、定期検診や清掃指導を行っています。
当院では、最先端の技術と安心の治療環境を提供し、患者様に満足いただけるインプラント治療を目指しています。他院との違いを感じていただけるよう、細部にまでこだわった治療を行っています。まずは無料相談でお気軽にお問い合わせください。
10. よくある質問(FAQ)
治療後どれくらいで普通の食事ができますか?
回答:
インプラント埋入手術後は、治癒期間中の組織を守るために食事制限が必要です。通常、以下のような流れで食事を進められます:
最終的な人工歯装着後
治療が完了し、最終的な人工歯が装着されてからは、ほぼ普通の食事が可能になります。ただし、インプラントを長持ちさせるために、噛む力のバランスや日常のメンテナンスが重要です。
正中線のズレにより、発音が不明瞭になったり、食事中に効率的に食べ物を噛むことが難しくなることがあります。
手術直後(当日)
麻酔が切れるまでは飲食を控えてください。その後は、ぬるま湯やスープなど刺激の少ない液体を摂取できます。
術後1~2日
柔らかい食品(お粥や豆腐、ヨーグルトなど)を中心に摂取してください。熱い食品や硬い食品は避けましょう。
術後1週間以降
傷口が安定してきたら、少しずつ通常の食事に戻せますが、硬いものや粘着性のある食品は引き続き避けてください。
治療ができないケースはありますか?
回答:
インプラント治療は多くの方に適用できますが、以下の場合には制限や追加の対応が必要になることがあります:
1. 骨の状態が不十分な場合
- 顎の骨が痩せている場合、インプラント体を支える基盤が足りないため、骨造成手術(サイナスリフトやGBR)が必要です。
2. 全身疾患がある場合
- 糖尿病:血糖値がコントロールされていない場合、治癒が遅れる可能性があります。
- 心疾患や高血圧:手術時のリスクが高まるため、主治医との連携が必要です。
- 骨粗鬆症:骨の密度が低い場合、インプラントの安定性に影響を与えることがあります。
3. 喫煙をしている場合
- 喫煙は傷の治癒を遅らせ、インプラントの成功率を低下させる可能性があります。治療前後の禁煙が推奨されます。
4. 重度の歯周病がある場合
- 歯周病が進行していると、インプラント埋入後に炎症(インプラント周囲炎)が発生するリスクが高まります。事前の歯周病治療が必要です。
5. 若年層(成長期)の場合
- 顎骨の成長が完了していない場合、治療を行うことで将来的な問題が生じる可能性があるため、適用が難しい場合があります。
これらのケースに該当する方でも、事前の治療や適切なプランニングによって、インプラント治療が可能になる場合もあります。不安な点やご自身の状況については、担当医にご相談ください。を行うことで将来的な問題が生じる可能性があるため、適用が難しい場合があります。
11. まとめと次のステップ
インプラント治療を成功させるために
インプラント治療は、機能性と審美性を兼ね備えた画期的な治療法ですが、治療の成功にはいくつかの重要なポイントがあります。
- 適切な情報収集を行う
治療の流れや期間、費用、リスクについて正確な情報を得ることが大切です。また、治療後のメンテナンスの重要性も理解しておきましょう。 - 信頼できる歯科選び
実績や評判が良く、患者一人ひとりに寄り添った治療を提供する歯科医院を選ぶことが重要です。- 担当医の経験や資格
- 最新機器の導入状況
- 術後のアフターケアの充実度
これらを基準に、納得できる医院を見つけてください。
- 治療に前向きに取り組む
治療中や術後の注意事項を守り、定期的なメンテナンスを怠らないことで、インプラントを長期間快適に使用できます。
無料相談の案内
当院では、インプラント治療に関する無料相談を実施しております。専門の歯科医師が患者様の状況に合わせて、治療の流れや費用についてわかりやすくご説明します。
お問い合わせ方法
- お電話でのご予約
- 診療時間内に直接お電話ください。スタッフが丁寧に対応いたします。
初診予約の手順
- ご連絡時に「インプラント治療相談を希望」とお伝えください。
- ご都合の良い日時を調整いたします。
- 初診時には、現在のお口の状態がわかる情報(歯科治療歴やお薬のリストなど)をお持ちください。
患者様が安心して治療に臨めるよう、丁寧なサポートを心掛けています。インプラント治療をご検討中の方は、まずは無料相談でお気軽にお問い合わせください。一緒に理想的な治療プランを見つけていきましょう。
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治療完了後も定期的なメンテナンスで、長く快適にお使いいただけます。
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筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。