

診療メニュー:子供の歯並び・小児矯正関連
指しゃぶり・指吸いをやめさせる方法
いつから始まり、いつまでにやめれば良い?
皆様の健康をトータルサポート。
赤ちゃんは、生後2ヶ月~3ヶ月になると指しゃぶりや指吸いが始まります。指しゃぶりはどんどんさせましょう。
4歳になっても止まらないのは心理的要因が理由で、歯並びや発音に悪影響が。
指しゃぶりをやめさせる防止用グッズはNG。指しゃぶりなら江戸川区篠崎駅前の小児矯正歯科で。
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赤ちゃんは、生後2ヶ月~3ヶ月になると指しゃぶりや指吸いが始まります。指しゃぶりはどんどんさせましょう。
4歳になっても止まらないのは心理的要因が理由で、歯並びや発音に悪影響が。
指しゃぶりをやめさせる防止用グッズはNG。指しゃぶりなら江戸川区篠崎駅前の小児矯正歯科で。
■ 生後4ヶ月の乳児が、授乳以外は四六時中指しゃぶりをしています。ここまで指しゃぶりをするのは、愛情不足が原因なのか心配です。…
■ 指しゃぶりは4歳までに終われば良いと聞いたが、その時点で歯並びが悪くなってしまっていたら矯正をするのはかなり難しいと思うのだけど…
■ 大人になっても指しゃぶりが止められません。これは精神的に異常なのでしょうか?
初めてお子さんを持つお母さんにとって、赤ちゃんの指しゃぶりや指吸いはいつから始まっていつまでなら大丈夫なのか疑問が湧くことでしょう。
出っ歯などの歯並びに問題が起こるのは4歳を超えてからです。
ここでは、歯科医師の立場で指しゃぶりや指吸いが歯並びに与える影響、赤ちゃんの時の指しゃぶりの原因は、口や手指の機能、精神の成長発育に先天的に備わったものであること、4歳を超えても指しゃぶりが治らない場合のやめさせ方などを解説します。
新生児(生後1ヶ月以内)の赤ちゃんは、手足を自分の思い通りに動かすことはできません。
一方、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる胎児期に獲得された反射行動でおっぱいを吸うことは出来ますが、まだ、重力に逆らって手足を自由に動かすことはできません。
新生児期を過ぎて、生後2ヶ月目に入ると手の動きが活発になり、自分の意思で手を口まで持っていくことが出来るようになります。
そして、たまたま口に触れた指をしゃぶったり吸ったりする行動が見られるようになります。 つまり、赤ちゃんの指しゃぶりが始まるのは生後2ヶ月~3ヶ月ということができます。
生後2ヶ月~3ヶ月の時期に赤ちゃんが指しゃぶりや指吸いを行うのは、いたって自然な反応で、心身の健全な発育に不可欠です。従って、指しゃぶりをやめさせる必要はなく、逆に積極的にやらせる必要があります。
つまり、赤ちゃんが指しゃぶりをする理由は、もともと生体に備わった生理的機能ということができます。
生後4~6ヶ月になると盛んに指やおもちゃを口の中に入れる動作が始まります。これは、口の中におっぱい以外のものが入る準備だと言われています。
指をちゅぱちゅぱしゃぶったり、吸ったりする行動は、手と目と口の協調運動になるため、手が自分の体の一部であるということを徐々に認識し始めます。
唇や舌は物を認識する敏感なセンサーとして働きます。知覚・運動機能・視覚・触覚機能の発達に欠かせないのが指しゃぶりや指吸いということが出来ます。
赤ちゃんに指ダコが出来、ふやけてカサカサ・ボロボロになってしまうことを心配して、指しゃぶりからおしゃぶりに変えようとする母親がいますが、適切な行動とは言えません。
前述したように指しゃぶりは赤ちゃんの成長発育に不可欠だからです。
赤ちゃんの指は、水道水と石鹸で洗うのが1番良いと思います。上手く洗えない場合は、お湯で温めたタオルで清拭しても良いと思います。
赤ちゃんの指の吸いだこ対策にアルコール消毒しているお母さんも見受けられますが、アルコールの苦さで指しゃぶりをやめてしまう赤ちゃんもいます。
通常より早めに指しゃぶりが止まると精神的に不安定になり、四六時中抱っこをしないとぐずったり、夜に寝付けず夜泣きをするなど問題が起こりやすくなります。
3歳ぐらいになると手先が器用になり、周りの物に興味を持ち、おもちゃなので遊べるようになる為、自然と指しゃぶりをやめてしまう子供が多くなります。
また、指しゃぶりは口腔機能の発達や手指の健全な成長のために必要であることから、3歳までは積極的にすることが推奨されています。
従って、4歳の誕生日が来るまでに指しゃぶりを止めることができれば、なんの問題も無いと言う事が出来ます。
指しゃぶりは、4歳の誕生日くらいまでに止められれば全く問題ありません。むしろ、その間は自由にさせておくことが重要です。
おもちゃ舐めの様な口遊びも指しゃぶりと同様に、積極的にさせてください。ただし、安全で清潔なものを用意して赤ちゃんに与えてください。
安全ガード付乳歯歯ブラシは、のどを突く心配がなく安心して使えます。対象年齢は6ヶ月以降です。
赤ちゃんにガード付き歯ブラシを与え、赤ちゃんの前でお母さんお父さんが楽しそうに歯磨きをしてください。それを見た赤ちゃんは、歯磨きのまねっこを始めます。赤ちゃんの口遊びとして歯磨きのまねっこは最適です。
日常生活の中に歯磨き動作を自然に取り込むことで、歯磨き習慣を知らず知らずのうちに身に着けることが出来るはずです。
赤ちゃんの口遊びとして歯磨きのまねっこをした後は、お母さんとお父さんが互いに仕上げ磨きをしてみてください。
それを見た赤ちゃんは、仕上げ磨きが当たり前のこととして、感じられるようになります。
すると、赤ちゃん自ら進んで「仕上げ磨きをして」とおねだりしてくる様になるはずです。
この様な親子の何気ない幸せな時間の中で、歯磨き習慣が身に付くのは素晴らしいことではないでしょうか。
気長に待つのも3歳くらいまで
指しゃぶりは、赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時からしていることが超音波を使った子宮の観察からわかってきます。
指しゃぶりは積極的にさせることが重要だと前述しましたが、気長に待つのも3歳くらいまでで、4歳になっても頑固な指しゃぶりが治らないようなら、積極的に指しゃぶりをやめさせる様に努めなければなりません。
指しゃぶりの程度を知るポイント
1.指だこができ、指がふやけている。
2.いつも口をポカンと開けて口で息をしている。(口呼吸が顕著)
3.くちゃくちゃと音を立てて食べ、口の周りの筋肉に力を入れて飲み込む。(オトガイ部に梅干しの様なシワが出来て嚥下する。)
4.前歯の上下に隙間(オープンバイト)が出来たり、出っ歯の歯並びになってきた。
子供が幼稚園などの周辺環境にうまく適応出来ない場合、両親や兄弟に対する欲求不満や様々な葛藤などの精神的要因が強く関与していると思われます。
従って、4歳以降で指しゃぶりが続いても、無理やり指しゃぶりをやめさせるのはNGです。
ステップ1 子供の気持ちを尊重し、「ほらまた指をしゃぶっている」「指しゃぶりをやめなさい」と口うるさく言い過ぎない。
ステップ2 左写真の絵本「指しゃぶりやめられるかな」(三輪康子・わかば出版)を毎晩読んで聞かせる。
ステップ3 「指しゃぶりをしなかった日」には褒めて、そのご褒美として1日1枚ずつシールを子供に渡してシール表に貼らせる。(台紙はカレンダー、便箋、ノート等を利用)
子供がはっきりと「やめたくない」と意思表示した時には、数ヶ月後に子供と話し合ってみます。やめた方が良い理由を子供のレベルで納得させることが必要だからです。
例えば、4歳以上の子供の指にマネキュアのような刺激物を塗って指しゃぶりを強制的やめさせようとしても、それは逆効果です。指をしゃぶるのは心理的不安を和らげようとする行動なので、お母さんのおっぱいを触りたがった、爪を噛むといった代替行動が起きるか、さらに指しゃぶりが激しくなってしまう恐れがあるからです。
お母さんは、真剣に取り組み、あやふやな態度を子供に見せないことが重要です。また、子供の手を撫でながら今日の出来事を会話してみるなどスキンシップを図りながら、子供が努力している様子が認められれば沢山褒めてあげ、精神的な支えになってください。子供に愛情不足と感じさせないようにしましょう。
また、周りの人とコミュニケーションを取ったり、大好きな人と手を繋いでみるなども有効な方法でしょう。
4歳以降に続くしぶとい指しゃぶりの原因は精神的要因が強いと前述しました。
指に苦いものを塗るマニキュアや便利グッツが様々販売されていますが、指しゃぶり防止目的で、こういったグッズは使用してはいけません。
精神的なストレスの緩和に努めるのが第1選択だからです。
こういったグッツを使うと子供は心理的に抑圧され、心の健全な成長に支障を来す危険性が示唆されています。
ただし、これらの商品は小学校高学年以上の子供が爪噛みを行っている場合や大人になっても指しゃぶりが止められない場合など、自分の意思で使うなら有効であると考えられます。
子供の歯並びは、授乳のやり方や離乳食の進め方によっても影響を受けます。 そして、5歳頃をピークに起こるアデノイドが肥大することで口呼吸になることで出っ歯・いわゆるアデノイド顔貌になることもあります。 歯並びを悪くする指しゃぶりや口呼吸の治し方。悪い歯並びを自宅で治すプレオルソ、舌や唇のトレーニング法のMFTなどについて 、こちらの記事に分かりやすくまとめています♪
4歳になっても指しゃぶりが止められない子供がいます。そんな時、歯並びや発音に悪い影響が出始めます。
ちょうど4~5歳をピークにアデノイドが肥大します。鼻呼吸がしづらいその時期まで指しゃぶりが続くと容易に口呼吸に移行してしまう条件が重なります。
口呼吸になると顎顔面の成長にも悪影響が及び、アデノイド顔貌と呼ばれる顔になってしまうかもしれません。
歯並びへの悪影響として具体的には、上下の前歯がかみ合わないオープンバイト(開咬)や上顎前突(出っ歯)になり、発音においては、サ行、タ行、チャ行、シャ行が聞き取りにくくなることがあります。
指しゃぶりが原因で出っ歯やオープンバイトになっても5歳くらいまでに指しゃぶりがやめられれば自然治癒する可能性もあります。 正常な状態に戻そうとする人間の持っている自然治癒力ですね。
親指の腹の部分を上の前歯の裏側に常時押すように付けているため前歯が上下に開いてきます。
指しゃぶりでオープンバイトの状態が長く続くと舌の使い方が不適正(舌突出癖)になっていきます。
物を飲み込む時に舌を上下の前歯の間に差し込むようにしなければ、嚥下が出来ない癖が付きます。これにより、上顎前突が発生してきます。
4歳6ヶ月で指しゃぶりが止められない幼児です。乳前歯の間に隙間ができて、オープンバイトで僅かに上顎前突(出っ歯)になっています。
この時点で指しゃぶりが止められれば、オープンバイトや出っ歯は自然治癒する可能性が高いです。
出っ歯でオープンバイトになった6歳の子供の前歯の写真です。指しゃぶりだけではなく、正しい舌の使い方が習得出来なかった為、前歯のすき間を舌が埋めるような悪習慣(舌突出癖)が身についてしまっています。
ここまで状態が酷くなると自然治癒は難しく、歯医者での矯正治療(MFT、プレオルソ、T4Kなど)が必要となります。
上顎骨の成長から少し遅れて下顎骨の急激な成長が起こります。下顎骨の成長時期は女子では9~15歳、男子では9~18歳頃です。この時期を過ぎれば骨格の成長は止まります。
骨の成長が盛んに行われる時期に、外から力が持続的に加わると容易に歯並びに影響が出てしまいます。つまり、成長期に長時間の指しゃぶりをすれば確実に出っ歯やオープンバイトになってしまうことでしょう。
しかし、成長期を過ぎた年齢からは骨の成長が止まり硬くなってくるため、指しゃぶりによる歯並びのさらなる悪化は起こりにくいと考えてもいいでしょう。
大人の指しゃぶりは、夜1人になった時、せいぜい1時間ほどでしょうから歯並びに対する影響は極めて軽微です。
大人の指しゃぶりは、過度なストレスや将来に対する不安など心理的要因によると考えられています。
もちろん1人でいる時に行うわけですが、何度もやめようと、指に苦いマネキュアやテープを貼ってやめようと試みても我慢出来ずに繰り返してしまう。 この様に指しゃぶりを止める事が出来ない大人が散見されます。 つまり、指しゃぶりは自分の不安な気持ちを抑える精神安定剤の様なものなのですね。
大人の指しゃぶりは歯科の治療範囲外なので適切なアドバイスを行うことは出来ませんが、止めたいのにどうしても止められない方は心療内科に相談してみてはいかがでしょうか。
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