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乳歯や永久歯が癒合歯の場合の注意点と
生え変わり後の治療法
皆様の健康をトータルサポート。
乳歯には、顎骨内でまだ歯になる前の二つの歯胚が結合し成長して1本の歯として萌出することがあります。これを癒合歯と言い、特に乳歯の前歯に見られます。
癒合歯がなかなか抜けなかったり、抜けた後の永久歯が先天欠損することがあるので、歯の交換時期には注意が必要です。
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乳歯には、顎骨内でまだ歯になる前の二つの歯胚が結合し成長して1本の歯として萌出することがあります。これを癒合歯と言い、特に乳歯の前歯に見られます。
癒合歯がなかなか抜けなかったり、抜けた後の永久歯が先天欠損することがあるので、歯の交換時期には注意が必要です。
2本の歯が結合した状態で萌出する癒合歯が自分の子供にある場合、様々な心配が起こりますよね。
そこで、特に永久歯に生え変わる時期の注意点や治療法についてまとめてみました。
二つ以上の歯胚(歯の元になるもの)が顎骨内で結合し、一本の歯として萌出するものを癒合歯といます。永久歯に比べ乳歯に多く、特に下顎の前歯に多く見られます。
日本人の乳歯では2.6~4%、永久歯では0.3%以下と乳歯に比べ10分の1以下の発現率となっています。白人や黒人の乳歯における癒合歯の発現率は1%以下で、人種間で違いが見られます。
癒合歯の明確な原因は分かっていませんが、母親の全身状態の異常(栄養失調、薬物の服用、病気、ビタミン A の過剰投与)などと関連しているとの報告があります。一方、胎児へのウイルス感染の可能性も示唆されています。
現代人の顎は古代人に比べ明らかに小さくなっています。顎の骨が小さくなったことで、顎骨内で歯胚同士が接近しやすくなったことで癒合歯が出来やすくなったという説もあります。
下顎の乳側切歯と乳犬歯とが癒合歯になる頻度が最も高く、次いで下顎の乳中切歯と乳側切歯、3番目に上顎の乳中切歯と乳側切歯とに起こる癒合歯です。
癒合歯自体には特に治療の必要性はありませんが、結合部分に深い溝がある場合には歯垢(プラーク)が溜まりやすく、虫歯リスクが高まります。注意して歯磨きをする必要があります。
また、癒合歯に続く永久歯がない場合も多いので永久歯の交換時期には注意が必要です。
乳歯の癒合歯の最大の問題は、これから生えてくるはずの永久歯がないかもしれないということです。歯が交換する時期にレントゲンを撮ればはっきりします。永久歯の歯胚が2本あれば安心です。
乳歯の癒合歯の歯根は、もともと、生え変わりの時期が違う二本の歯が癒合したものなので、1本の歯根が吸収されても、もう1本の歯根が吸収されずに残ってしまうことがあります。すると、癒合歯はその場所にいつまでも残ってしまうことになります。
癒合歯に邪魔されて永久歯が適切に生えて来られないようなら抜歯が必要です。
乳歯に癒合歯があると、極めてまれに永久歯も癒合歯として萌出することがあります。この場合には、永久歯が横に大きな歯になるため審美的に問題になることがあります。特に審美的要求度の高い上顎の前歯に生じた場合には、ラミネートベニアなどで2本の歯に見えるようにする治療法が考えられます。
本来なら、癒合歯の後に続くはずの2本の永久歯が無い場合や1本しか永久歯が無い場合には、癒合歯が抜け落ちた後、とどうするか判断に迫られます。
永久歯が無いということは、その部分の歯列に空隙が生じ、その空隙を埋めるように他の永久歯が移動してしまい、歯列がガタガタになってしまうリスクがあるからです。
ステップ1.
乳歯の癒合歯が抜けた後の空隙を取り外し式の入れ歯(リテーナー)でキープする。
※ 空隙部分を放置すると不揃いな”すきっ歯”になってしまいます。
ステップ2.
成人になって入れ歯は嫌だという方には空隙部分に取り付けの人工歯・ブリッチを入れることも考えられますし、インプラントを入れる事も選択肢になります。
ただし、取り外しタイプの入れ歯でも目立たない入れ歯・スマイルデンチャーがあります。
癒着歯は、完全に歯冠と歯根が完成した後に歯根周囲のセメント質が肥大することで隣接する2本の歯根が癒着、結合して起きると言われています。
癒着歯の多くは永久歯で見られ、乳歯にはほとんど起こりません。
執筆者 院長 深沢一
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乳歯の生える時期は、まず下の乳中切歯が生後6ヶ月から8ヶ月頃生えてきます。そして乳側切歯が生えた後に第1乳臼歯が生え、乳犬歯の順番になります。乳歯の生える順番や時期には個人差が大きいので、標準から外れても余り心配する必要はありません。…
子供の乳歯が抜ける時期と順番は個人差が極めて大きいのが特徴です。また、男女差でも違いがあります。その個人差は前歯(乳切歯)で約4年、犬歯(乳犬歯)で約8年、第二小臼歯(第二乳臼歯)で10年程と大きな幅があります。…
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