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アデノイド肥大で鼻がつまり口呼吸に!
お口ポカンで学校の成績が落ちる?

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アデノイドや口蓋扁桃は5、6歳をピークに肥大します。その時期に風邪などを引くと鼻が詰まり、容易にお口ポカンの口呼吸に移行してしまいます。

アデノイド肥大は大人になると縮小しますが、口呼吸がそのまま続くと脳への酸素供給量が不足し、学業に影響が出ることも。

夜間、口を開けたまま眠ったり、呼吸が一時的に止まる睡眠時無呼吸症候群によるいびき、日中でもお口をポカンと開けたままなどの症状を持つ子供のお母さんはさぞかし心配でしょう。

これらの症状はアデノイド肥大や口蓋扁桃肥大が原因なのかもしれません。アデノイド肥大についてまとめてみました。

目次


アデノイド肥大で鼻がつまり、お口ポカンに!

1

アデノイドとは

鼻呼吸を妨げるアデノイド(咽頭扁桃)の肥大の模式図

鼻呼吸を妨げるアデノイド(咽頭扁桃)の肥大、鼻ポリープ(鼻茸)の模式図


アデノイドとは

アデノイドとは咽頭扁桃とも呼ばれ、鼻の奥の上咽頭部にあるリンパ組織のことです。体外からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ役割がある組織です。

口を大きく開けてもらい覗き込んでも「のどちんこ」の裏側にあるので直接見ることはできません。

2

アデノイドの肥大(増殖症)の原因

アデノイドや口蓋扁桃は生理的に肥大する

アデノイド(咽頭扁桃)は5歳をピーク、口蓋扁桃(のどちんこの左右にあるリンパ組織)は6歳をピークに生理的に肥大します。その後、年齢と共に縮小していきます。アデノイドの生理的肥大の原因は解明されていません。


4歳から6歳頃の最もアデノイドが肥大した時期に、風邪などの感染症に罹ると更にアデノイドは肥大します。


アデノイドが大きく肥大した状態では鼻が詰まり、鼻呼吸がしづらくなるので気道抵抗の少ない口呼吸になります。口で容易に呼吸が出来るため鼻呼吸に戻ることはなく、そのまま口呼吸を続けてしまう子供が多く見られます。


食事中は、鼻が詰まっていて鼻呼吸出来ないので、口で呼吸しながら食べるのでピチャピチャと音を立てたり、早食いが見られます。

アデノイド・口蓋扁桃の生理的肥大の年齢による変化

新耳鼻科学第10版 南山堂(切替一郎、野村恭也)より引用改変


アデノイドと口蓋扁桃の生理的肥大の年齢による変化

アデノイド(青線)肥大のピークは約5歳、口蓋扁桃(オレンジ色)肥大のピークは6歳~7歳です。15歳を過ぎた辺りで肥大は解消します。従って、大人になるとアデノイドや口蓋扁桃は縮小し正常の大きさになり、治療の対象となることはほとんどありません。

3

アデノイド肥大の症状や合併症

アデノイド肥大は口呼吸を誘発し、お口ポカンに!

鼻で呼吸をするのが普通ですが、アデノイドが極端に肥大すると気道が狭くなり鼻呼吸がしにくくなるので口呼吸へと移行します。


口呼吸の子供は、常に口を開けて呼吸するため口唇を閉じる筋肉が緩み、お口ポカン状態になります。唇を閉じる力が弱まり、口唇閉鎖不全の状態が長引くと前歯は徐々に出っ歯になり、前歯の間に隙間が出来てきます。


「お口ポカン」は指しゃぶりが5、6歳を超えて続いている場合にも原因になることがあります。


アデノイド肥大が引き起こす合併症

1)いびき(睡眠時無呼吸)が起こる場合があります。特に子供のいびきは要注意です。


2)アデノイド肥大による口呼吸は脳に供給される酸素量が低下し、脳の健全な成長が妨げられる危険性があります。そのため、集中力が低下し、学校の成績が落ちてしまうことも考えられます。


3)滲出性中耳炎による軽度の難聴や副鼻腔炎が慢性化するなどの弊害が起こる恐れがあります。

4

「お口ポカン」だと出っ歯や開咬になるメカニズム

舌突出癖が出っ歯や開咬を悪化させる

「お口ポカン」は唇を閉じる筋力が弱まるのと同時に、舌には「舌突出癖」と呼ばれる癖が現れます。舌突出癖は口腔内を陰圧にするための無意識的な行動で、舌を前歯の隙間に差し込んだ状態で唾液や食べ物を飲み込みます。


特に、1日に数千回行われる唾液の嚥下により気が付かない内に出っ歯や開咬がさらに悪化します。


舌突出癖の舌は沈下し、口蓋から離れています。この状態は、ほっぺたの筋肉が歯列を内側に押す力の方が、舌が歯列を外側に押し返す力より上回っています。すると歯列はだんだん V 字型になり、狭くなってしまいます。


上顎歯列が狭くなると鼻腔も同時に狭くなり空気の通りが悪くなり、口呼吸の「お口ポカン」はさらに悪化する悪循環へ突入です。そして、外見的にはアデノイド顔貌と呼ばれる締まりの無い顔になってしまいます。


お口ポカンを自分で治すトレーニングにMFTという方法があります。

5

アデノイド肥大の診断と治療

セファロレントゲン写真によるアデノイド肥大の診断
セファロレントゲン写真によるアデノイド肥大の診断

歯医者では矯正治療の診断に使うセファロレントゲン写真でアデノイド肥大も診断出来ます。

写真は8歳児のレントゲンですが、アデノイドの肥大が僅かに認められるものの気道は十分に広く口呼吸は起こっていません。

耳鼻咽喉科では鼻からファイバースコープを入れて検査する場合もあります。

アデノイド肥大の治療

アデノイド肥大の治療は耳鼻咽喉科の領域になるので歯医者では行いませんが、感染による一過性の肥大であれば投薬や点鼻薬などで改善します。

アデノイド肥大が病的状態だと摘出手術の対象になります。


アデノイド摘出手術の費用

アデノイド手術は保険適用ですが、入院を伴うため、一部負担金の平均は10万円程になっています。詳細は耳鼻咽喉科にお問い合わせ下さい。

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ふかさわ歯科クリニック院長 歯科医師の深沢一

執筆者 院長 深沢一

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