伝えたい! 歯の疑問:赤ちゃん・子供歯科

【舌癖】舌で歯を押す癖・
舌突出癖を治すトレーニング

皆様の健康をトータルサポート。

舌癖があると舌で前歯を押すので、歯が開く開咬や上顎前突(出っ歯)になってしまいます。

舌癖(舌突出癖)を改善するトレーニングは、自宅で出来る「あいうべ体操」、歯医者の矯正治療の一環として行うMFTなどがあります。

大人になるとトレーニング効果は限定的です。

出っ歯や開口の原因となる舌癖(舌突出癖)

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舌癖(舌突出癖)とは

舌癖(舌突出癖・ぜつとっしゅつへき)とは舌で前歯を押す癖

舌癖(舌突出癖)は、タングスラスト・異常嚥下癖などと呼ばれることがあります。タングスラストは「舌を押し出す」という意味です。

また、舌を突き出す動作は、食物を飲み込むときに起こる為、異常嚥下癖ともいわれています。

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舌癖(舌突出癖)の原因

舌突出癖の原因
原因

赤ちゃんの時から起こる舌癖

① 短期間の母乳保育や飲みやすい人工乳首の使用。

② 早過ぎる離乳食の開始。

③ 指しゃぶりによって発生した前歯の隙間を舌で閉鎖する。

④ 乳歯の前歯が早期になくなり、その空隙を舌で埋める。

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舌を突き出す動作が起こるメカニズム

なぜ物を飲み込む時、舌を前に突き出すのか?

指しゃぶりが4歳を超えて長く続くと前歯の間に隙間が出来ます。食事の時に物を飲み込む為には口腔内を陰圧にしなければなりません。そのため、前歯の隙間を舌で閉鎖する必要があるのです。そして、奥歯を浮かせた状態で嚥下します。

人間は、食事の時だけ物を飲み込んでいる訳ではありません。1日1,500回くらい無意識的に唾液を飲み込んでいます。舌癖(舌突出癖)の子供はその都度舌が突出し、前歯を押していることになります。

また、安静時では舌は本来、上顎の口蓋にペタッとくっついた状態にあるのが正常なのですが、舌癖(舌突出癖)では舌が口蓋に付かずに低位にあることが知られています。

正常な飲み込み方(嚥下)

正常な嚥下では、上下の歯は僅かに接触し、舌は前歯の裏側に接触せず、上顎口蓋にペタッとついた状態で行われます。

異常な飲み込み方(嚥下)

異常な嚥下は、上下の歯は僅かに浮き、舌は上下前歯の間を埋めるように突出し、上顎口蓋から離れた状態で行われます。その為、異常嚥下癖では口の周りの筋肉にしわが寄り、筋肉の緊張が認められます。

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舌癖(舌突出癖)が治らないと出っ歯や開口に

舌突出癖による出っ歯・開口の例
舌癖の影響1

開咬や上顎前突

開咬、上顎前突(出っ歯)、反対咬合(受け口)、歯並びがガタガタになる八重歯など。

舌癖の影響2

発音異常

前歯の間に舌を挟んで発音する為、S音はθ音に、Z音はð音と舌足らずな発音になり、聞きづらくなります。

舌癖の影響3

口唇閉鎖不全

上顎前突(出っ歯)の程度が強ければ、唇を閉じにくく、いつも口をポカンと開けて口呼吸の状態が長くなります。

そんな時、口腔内は乾燥し、唾液による口腔細菌の自浄作用が低下し、虫歯や歯肉炎・歯周病になりやすくなります。

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こんな症状が見られたら舌癖(舌突出癖)が原因かも

食べ方

① 体や頭をうなずくように動かしてゴックンする。


② 食事をしている時に下顎の先端(オトガイ部)、口の周りにしわが出来る。


③ 口を開けたままピチャピチャと音を立てて食べる。


④ 硬いものを食べたがらない。


⑤ 早食い、食べるのが遅い。


⑥ 舌が、食べ物を迎えに行く→舌を思い通りに動かすことが出来ない。


⑦ 前歯や小臼歯で噛んでいる。


話し方

① 舌足らずな話し方(サ行、タ行、チャ行、シャ行)などの発音が不明瞭で滑舌が悪い。


② 会話中に舌が突出して歯の間から見える。


③ 上唇を動かさずにしゃべる。


唇や口の中

① 口呼吸で唇が乾燥している。


② お口をいつもポカンと開けている→口唇閉鎖するオトガイ部にしわが出来る。


③ 開咬、上顎前突(出っ歯)、反対咬合(受け口)、乱食い歯(歯がガタガタ)などの歯列不正がある。


④ 上唇が「山」の形で下唇が分厚い。


その他

① 姿勢が悪く、いつも猫背になっている。


② ガラガラうがいが出来ない。


③ よだれが沢山あり、口角に唾液が溜まる。

舌癖(舌突出癖)を治すトレーニング方法

大人になると改善が難しい舌癖

身長が伸びている期間は顎の骨の成長も進みます。舌癖(舌突出癖)のトレーニングによって出っ歯や開口が改善する効果が著しく出るのは10歳歳くらいまでです。大人になってしまうとかなり難しくなります。


大人になって矯正治療を行った場合、強い舌癖(舌突出癖)があると綺麗に並んだ歯列が後戻りしてしまう可能性があるので、大人であってもある程度のトレーニング効果は出ると考えられます。

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あいうべ体操

あいうべ体操
「あー」「いー」「うー」「べー」1日30セット

あいうべ体操は、自律神経を整えて病気を治す口の体操です。高血圧、アトピー、花粉症からリュウマチ、潰瘍性大腸炎、無呼吸症候群まで大改善。

下がった舌をトレーニングすることで正しい位置に矯正することが出来ます、

下記のMFTほど複雑な動きではないので簡単に出来ることがメリットです。成長過程の子供であればしっかりと行えば十分効果が期待出来ます。

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MFT(口腔筋機能療法)

スポットポジション、ティップ&スティックなど

MFTは、 食べ物を取り込み噛む(咀嚼)、噛んだものを飲み込む(嚥下)、舌足らずの発音、口呼吸、低位舌、舌の突出、口唇の位置などの改善を目的とした各種トレーニングを行うことです。

歯医者でプログラムを組んで行います。このトレーニングは成長過程の子供でないと効果が余り期待出来ません。

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ふかさわ歯科クリニック院長 歯科医師の深沢一

執筆者 院長 深沢一

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