インプラント手術のリスク

デメリット6選

欠点

下顎神経(下歯槽神経)の損傷

インプラントを入れるためには麻酔下において手術が必要です。

手術の際、下顎の奥歯であれば下歯槽神経(下顎神経)の損傷リスク」があります。

インプラントを入れるためには麻酔下において手術が必要です。

手術の際、下顎の奥歯であれば下歯槽神経(下顎神経)の損傷
下顎神経の損傷

欠点

上顎洞穿孔やインプラント体の上顎洞迷入

上顎の奥歯であれば上顎洞穿孔やインプラント体の上顎洞迷入などの手術時のリスクがあるため、術前の十分な解剖学的診査が必要となります。

上顎洞穿孔やインプラント体の上顎洞迷入
上顎洞穿孔やインプラント体の上顎洞迷入

欠点

インプラント周囲炎

インプラントは天然歯以上に歯周病(歯槽膿漏)にかかり安いと言われています。適確で十分なブラッシングがなされなかったり、歯科医院で行う定期的なメインテナンスに通わなかったりした場合、インプラント周囲の歯茎に炎症が発生してしまします。これをインプラント周囲炎と呼びます。

インプラント周囲炎を放置するとインプラント周囲の骨が次第に溶けていき、最後はインプラント自体がグラグラしてしまいます。

インプラント周囲炎
インプラント周囲炎

欠点

老後に認知症になった時の問題

老後、認知症になってしまった時、歯磨きがうまく出来ないとインプラント周囲に強い炎症を引き起こす可能性があります。

インプラントの撤去が必要になる場合もありますが、認知症のため治療が困難となることもあります。

さらに、インプラントと骨の結合が十分にあれば簡単に撤去することができません。

老後の認知症
老後の認知症

欠点

十分な骨量が必要

インプラントを埋入する所に十分な骨がなければできません。

レントゲン写真は下顎神経までの距離を正確に診断するために行っている処置です。

ただし、上顎大臼歯の埋入に際し、上顎洞との距離が十分にない場合にはサイナスリフトにより上顎洞の中に骨を作ったり、ソケットリフトにより上顎洞底部を持ち上げる手術で対応する事が可能です。

また、前歯部で骨の厚みが無い場合にはGBR(骨造成)やボーングラフト(骨移植)を行い、十分な量の骨を確保することも可能です。

下顎の大臼歯部位で骨の厚みが無い場合にはリッジエクスパンジョン法(スプリットクレスト法)により骨を機械的に広げる方法も取られます。

ただし骨を人工的に作る手術は外科的侵襲が強いため術後の痛みや腫れが強いのがデメリットと言えます。

十分な骨量が必要
十分な骨量が必要

欠点

骨粗鬆症など全身疾患は不可

骨粗鬆症で骨がスカスカの場合には適応できないこともあります。また、進行した全身疾患(心臓病、高血圧、糖尿病など)を有している場合には外科的侵襲や麻酔のリスクが高いため行えないこともあります。

骨粗鬆症
骨粗鬆症

4選

利点

天然歯の負担軽減

咬合力(噛む力)を支える歯が増えることになるので、残っている自分の歯にかかる負担が分散し、軽減させることが出来ます。

そのため、今ある自分の歯の寿命を延ばすことが出来ます。

※「歯のブリッジ」や「入れ歯」では咬む力を支える歯を増やしたということにはなりません。もっとも、歯を抜けたまま放置する事の方がもっと害がありますから、インプラントでなくても何らかの方法で失った部分の歯を補う必要があります。

利点

天然歯とほぼ同等の咬合力

インプラントは骨と完全に結合するため天然歯とほぼ同じくらいの咬合力を生み出すことが可能です。

しかし、天然歯に存在する歯根膜の中には咬合圧を感知するセンサーが入っていますが、インプラントにはその機能がありません。そのため顎骨全体で咬合圧の調整を行っていると考えられます。

利点

歯を失った喪失感からの解放

ほぼ自分の歯と同じような形態と機能性を持ち、審美的にも優れているため歯を失ったという喪失感から解放され、充実感、満足感を得られ易いという利点があります。

利点

天然歯を削る必要が無い

ブリッジの治療では土台となる天然歯を削る必要がありますが、インプラントでは単独で植立するため、両隣在歯を削る必要がありません。

天然歯を削るとその歯の寿命は確実に短くなってしまいます。

天然歯を削った後に行う詰め物や被せ物は材質の劣化や適合精度に問題が生じやすく、2次カリエスや脱離のトラブルが起こりやすい欠点があります。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、このように患者様に出来るだけリスクの少ないインプラント治療をご提供するため、日本口腔インプラント学会指導医が治療を担当し、オペ環境や設備、術後のアフターケアやメンテナンス等にも力を入れております。江戸川区篠崎でインプラントのデメリットとメリットをお知りになりたい方はぜひ、当院までお気軽にご相談下さい。

【動画】奥歯を抜歯したまま放置すると?

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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