虫歯菌の感染経路

  • 虫歯は虫歯菌が人から人へ移ることで発症します。
  • 虫歯菌が移る条件は、虫歯菌を大量に保有した人との濃厚接触です。スプーンの使いまわしによる母子感染や大人同士のキスなどが該当します。
  • 移さない・移らないための対策は虫歯菌を減らすことです。

「虫歯は移るのか?」という疑問に対して答えはYESです。

まず、親子間での母子感染が代表的です。特にミュータンス菌を大量に保有した両親から赤ちゃんへの感染は容易に起こることが分かっています。

では、”大人同士で移るのか?”という疑問が出ますが、キスなどの濃厚接触が頻繁にある場合には虫歯菌の感染が起こります。

虫歯の彼氏とキスをしたくないし、「虫歯を治してよ」とも言いずらいのが実情ではないのでしょうか。

そこで今回は、虫歯が移る様々な条件と、虫歯菌の感染のメカニズム、虫歯菌を減らす方法、虫歯をう移さない・移らないための対策をまとめてみました。

大人同士のキスで虫歯菌が移る条件

江戸川区篠崎駅前の歯医者・ふかさわ歯科クリニック篠崎では、虫歯に対して可能な限り削らない・極力痛くない無痛治療にこだわっています。虫歯が出来てお悩みの方や虫歯菌を恋人に移したくない方はぜひ、当院に遠慮なくご相談ください。

彼氏or彼女が虫歯菌を大量に保有していると

大人同士のキス
大人同士のキス

キスを何度も行う

虫歯菌(ミュータンス菌)を口の中に大量に持っている人とキス(ディープキス)を何度もした場合、虫歯菌は唾液を介して容易に移ります。

キスだけではなく、鍋料理や飲料水の回し飲み、食器などで感染する可能性も否定出来ません。

虫歯菌の感染のしやすさは、彼氏or彼女の口の中の虫歯菌量に比例します。

逆に、虫歯菌を持っていない人(日本人の10%以下と考えられる)とのキスでは当然移ることはありません。

虫歯菌量の判定

両親(おもに母親)から沢山の虫歯菌が子供の口腔内に感染し定着した場合、大人になっても虫歯菌量はそのまま維持されます。

虫歯菌の感染を大量に受けているかどうかの判断は、過去に沢山の虫歯の経験があり、何度も治療を受けているかは参考になります。従って現在、治療が完了しても沢山の詰め物や被せ物がある方は虫歯菌を大量に持っていると考えても良いでしょう。

また、確定診断を希望する場合、唾液検査(サリバテスト)で虫歯菌量の判定をすることが出来ます。

移さない・移らないための対策

彼氏or彼女に虫歯菌を「移さない」彼氏or彼女から虫歯菌が「移らない」様にするには口の中から虫歯菌を徹底的に排除すれば良いことになります。

セルフケア

self care

キシリトールガム100%

キシリトールガム100%を一日5粒噛む。(1年以上の長期摂取が必要)

self care

フッ素

フッ素入り歯磨き粉(濃度1450ppmがお薦め)の使用。

self care

リカルデント

リカルデント配合のMiペーストの使用。

self care

磨き残しチェック

歯垢染め出し液の使用。

self care

電動歯ブラシ

歯磨きが上手く出来ない方は電動歯ブラシを使用。

self care

歯間ブラシ

歯の間の歯磨きは歯間ブラシを使用。

self care

デンタルフロス

歯間ブラシが入らない狭い歯の間の歯磨きはデンタルフロスを使用。

self care

ポイックウォーター

ポイックウォーター(次亜塩素酸水)でブラッシングします。バイオフィルムの破壊と除菌。

プロフェッショナルケア

ふかさわ歯科クリニック篠崎では虫歯菌を減らす治療を行なっています。

pro care

エアフロー

歯科でエアフローの施術を受ける。特殊な粉を歯面に吹き付けて口腔バイオフィルムの破壊及び除去。

pro care

3DSセラピー

歯科で3DSセラピーの施術を受ける。グルコン酸クロルヘキシジンによる除菌。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、天然歯の保存にこだわります。まず初期虫歯は自然治癒させることを目標とし、極力抜かない・削らない・痛みの少ない低侵襲な虫歯治療が基本です。

患者様一人ひとりの虫歯の進行程度をしっかり診査・診断し、症状にあった適切な治療法をご提案いたします。江戸川区篠崎で虫歯菌を減らし、彼女・彼氏と存分にキスしたい方はぜひ、お気軽に当院までご相談下さい。

【動画】初期虫歯COを削らずに自分で治す方法

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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