インプラントQ&A

インプラントをすると生活に支障がおきますか?

治療当日やその後に2~3日の間は多少の違和感が起こることもあります。 例えば多少の痛み、腫れなどです。

ただし、自家骨移植をした場合には、強い腫れや痛みが起こることがあります。

また、多数のインプラントを1度に埋入した場合には手術創を保護するパックを使う場合もあります。 そしてインプラントに人工歯が取り付けられるまでの数カ月間は、仮歯や仮の入れ歯で過ごすことになりますが、その間は不自由を伴うこともあります。

そのようなときには歯科医院で調整してもらうと良いでしょう。 インプラントに人工の歯が入れば、それまで歯がなかったことによる生活上の不自由が逆に解放されることでしょう。

前歯2本がありません。インプラント治療期間中前歯なしの生活になる

40代の歳の男性です。前歯2本が完全にありません。両側の3本目と4本目もかろうじて土台がある程度です。 これまで前歯2本は差し歯だったのですが、長い間使っているうちに土台も割れてしまい完全になくなってしまいました。

もうインプラントをするしかないと覚悟していますが、治療費が高いと聞いています。1本いくらくらいでできるものなのでしょうか?

費用はさておき、もしインプラントをするとして、骨にくっつくまでの数ヶ月、前歯なしの生活になるのでしょうか?仕事上、あまりにもみっともなくてそれだけは避けたいのです。部分入れ歯を使いながらできるものなのでしょうか?

ほったらかしにしていた自分が悪いのですが、なんとか今回は徹底的に直したいと思っています。 良い方法があるのならば、自宅も近いのでそちらでお願いしたいと思っていますのでご回答をお願いいたします。

インプラントの治療費は約1本30万円です。診断の費用が別途必要です。 インプラントの埋入本数が多くなると割り引きなる制度があります。詳しいインプラントの治療費は、費用についてのページをご覧ください。

上の歯ですと、骨に付く迄に約4~6ヶ月間の時間が必要です。その間は、部分入れ歯を使用します。

検査をしてみないと分かりませんが、上顎の前歯が多数なくなると骨が薄くなり、インプラントを入れるだけの骨量がなくなっている事がよくあります。その場合には、骨の移植が必要です。 詳しいことはボーングラフトをご覧ください。

インプラントを適用出来ない場合には、他にも治療法はあります。 先ずは、診察をされる事をお勧めいたします。

現在、歯周病で通院中です。インプラントを勧められましたが他の方法は

現在35歳です。 歯茎が下がっており骨が少し溶けている状態ですが、先生からは「歯周病初期です。噛み合せが悪いね」と言われました。子供のころに受け口の矯正をし、各1本ずつ少ない24本しかありません。

2点ご意見をお聞かせ下さい。 1つ目は、2年ほど前に子供の頭が前歯にぶつかり、当時受診したときは「様子を見て」と言われ、以後噛むと少し痛く、1年前のレントゲンも異常はなかったのですが、先日右上1番が折れていることが分かりました。横にスパッと線が入っており、違和感が増したら抜歯してインプラントにと言われました。抜歯は避けたいのですが、折れたら抜くしかないのでしょうか?

2つ目は、もともと下5番が両方生えてこなくて、13年くらい前に顎関節症になりブリッジにしました。自分の歯を失いたくないと言うなら、その5番をインプラントにすると、両側の歯の寿命が元に戻ると言われました。おっしゃることは理解できるのですが、やりたい気持ちとそこまでするのも~という気持ちとあります。

まだ若いし、なるべく自分の歯は残したいのですが、何が一番良い選択なのか悩んでおります。ご意見よろしくお願い致します!

歯根が横にスパッと折れた場合には救いようがありません。抜いてインプラントにするというのは最も妥当な選択肢になります。 というのが通説ですが、割れている所がどこなのかによって残せることもあります。根の先端部分が割れているのであれば、歯茎を切開してそこから割れてる根っこを除去することが考えられますが、そういった割れ方はごくごく稀です。

二番目の質問では、ブリッジにしてしまったのですから、健康な歯をすでに削られています。自分の歯を長く持たせるためには歯を削ると言うことは好ましいことではありません。

ですから、インプラントにする場合はその両隣の歯が削られていないのであれば、インプラントにするのが最も好ましい方法になります。しかし、すでにブリッジにしてからのインプラントは両隣の歯を長持ちさせるということについては、あまり効果がないかもしれません。

とは言いつつ、ブリッジは2本の歯で3本の歯にかかる力を負担するわけですから、2本の歯に負担が強くかかります。そこでインプラントを入れると噛み合せの力をコントロールできるメリットが出るという見方もできます。

歯槽膿漏の前歯4本を抜歯してインプラントにしたほうが良いと言われたが?

前歯4本の歯槽膿漏がかなり進んでいます。ただし、去年の5月から受け口の歯列矯正を始めていて、まだ、2~3ヶ月ぐらいかかりそうです。

去年の7月ごろに、今歯列矯正をしていただいてる先生に相談したところ、あとで、4本一緒にインプラントにしたほうがよいといわれました。 でも、自分でかなり心配していて、できれば抜歯せずに治る方法がないかと思い、ご知恵を貸していただきたく、ご相談させていただきます。 どうぞ、よろしくお願い致します。

抜歯をする必要があるようですが、歯周病がかなり進んでいるようですね。 歯周病の進行は歯の根の周りの骨がどれだけ吸収(溶ける)しているかで決まります。 吸収の起こり方には垂直性の吸収と水平性の吸収とがあります。

垂直性の吸収は根の周りの一部の骨が吸収を受ける場合で、たとえば、歯と歯の間の部分の骨だけが吸収を受けます。そういった場合を1壁性の骨吸収といいます。 この場合ですと歯槽骨再生手術(保険適用のリグロス)が可能です。

仮に歯周外科が適用出来たとしても歯槽骨の回復は、よくて2、3mm です。一方、水平性の吸収の場合には歯の根の周りの骨が水平的に吸収を受ける場合です。 この場合には歯周外科により骨再生を行うことはできません。前歯の場合には、水平的な吸収が起こる事がほとんどですのでかなり難しいかもしれませんね。

したがって、あなたの歯周病の進行の状態(骨の吸収)がどのようになっているかによります。 水平性の骨吸収が進み根を支えている骨がほとんどなくなってしまっている場合には抜歯をする以外の選択肢はありません。 抜歯をしてインプラントを行うのが一番かも知れませんね。

インプラントをする場合にも骨が十分にあることが要求されます。上の前歯の場合、ほっぺた側の骨が吸収されることが多く、インプラントの埋入位置を適正な歯列上に取れないことがあります。その場合には骨移植が必要になることもあります。

十分担当の歯科医師とご相談して決定してください。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、このように患者様に出来るだけリスクの少ないインプラント治療をご提供するため、日本口腔インプラント学会指導医が治療を担当し、オペ環境や設備、術後のアフターケアやメンテナンス等にも力を入れております。江戸川区篠崎で安心・安全で精度の高いインプラント治療をご希望の際にはぜひ、当院までお気軽にご相談下さい。

【動画】奥歯を抜歯したまま放置すると?

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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