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アデノイド顔貌の見分け方と
大人になってからアデノイド顔貌を治す3つの方法

皆様の健康をトータルサポート。

面長(ロングフェイス)や下顎が小さく引っ込んだ顔を総称してアデノイド顔貌といいます。

アデノイド顔貌は口呼吸が原因とされますが、アデノイド肥大だけでなく鼻が詰まる様々な要因で起こります。

骨が柔らかい子供では治療の自由度が高く自力で治すことも可能です。

口元が出ていること、顎がないことなどがコンプレックスで容姿に悩みがあると、アデノイド顔貌ではないのかと疑問を持つ方が多いと思います。

アデノイド顔貌の正確な診断は歯医者で行うことが出来ます。

また、大人になってからは、自力で治す事は不可能なので歯医者、耳鼻咽喉科、形成外科など、症例に合わせてクリニックを選択する必要かあります。

目次


アデノイド顔貌(がんぼう)

1

アデノイド顔貌とは

アデノイド顔貌が出来るメカニズム

アデノイドは鼻の奥にあるリンパ組織ですが、子供の頃に腫れることがあります。これをアデノイド肥大と言います。


アデノイドが肥大すると気道が狭くなり鼻で呼吸しづらくなります。そのような時に細菌やウイルス感染が起こるとさらにアデノイドが肥大し口呼吸になってしまいます。


そのまま口呼吸が続くと唇の筋肉が緩み、口腔悪習癖(舌突出癖、異常嚥下癖など)が引き起こされ、お口ポカンのロングフェイス(面長の顔)を作ります。この様な顔のことをアデノイド顔貌と呼びます。


口呼吸が起こる原因は、アデノイド肥大ばかりではありません。鼻が詰まるアレルギー性鼻炎など様々な要因や指しゃぶりなども引き金になり、同様の顔になることもあり、これらも含めてアデノイド顔貌と言います。

2

アデノイド顔貌に見られ顔の特徴

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横顔や顔全体に現れる外見的特徴

アデノイド顔貌の横顔-突き出た唇と小さく後退した下顎
アデノイド顔貌の横顔

突き出た唇と小さく後退した下顎が見分け方のポイント。

正面-面長(ロングフェイス)の顔

面長で鼻が上を向いているアップノーズで、口呼吸により口輪筋(口を閉じる筋肉)が緩み、顔全体が下に引っ張られた様なだらしない顔貌になっていきます。


横顔-下顎が小さく引っ込んだ顔

口呼吸のまま大人になっていくと下顎骨に付着する筋肉の成長が阻害され、同時に顎骨の成長も十分に行われないまま、小さく後退した形態・ドリコフェイシャルになってしまいます。

ドリコフェイシャルの傾向は人種間でも異なり、欧米人よりも日本人の方がこの傾向が強く、遺伝が関与する場合も考えられます。

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口腔や唇に現れる形態的、機能的問題

口呼吸によるアデノイド顔貌
1

悪い歯並び

上下歯列が狭いV字型のアーチになり、出っ歯や開咬、歯並びがガタガタの八重歯になり易い。

2

発音の問題

前歯の間に舌を挟んで発音する為、S音はθ音に、Z音はð音と舌足らずな発音になり、聞きづらくなります。

3

唇が厚く乾燥し荒れる

上顎前突(出っ歯)の程度が強ければ、いつも口をポカンと開けて唇を閉じにくく、唇は厚くなり口腔内や唇が乾燥し荒れてきます。

4

いびきや睡眠時無呼吸症候群

気道が狭くなることによるいびき(睡眠時無呼吸症候群)が起こることがあります。大人に比べ子供でいびきが起こると重篤な睡眠時無呼吸症候群なることがあるので、簡単に考えず早めの耳鼻咽喉科または歯医者への受診が必要です。

歯科では、いびき対策の治療としてスリープスプリント療法があります。

医科ではCPAP(シーパップ)療法があります。これら二つの治療法にはそれぞれ長所欠点があり、上手く使い分ける必要があります。

3

アデノイド顔貌の歯並びは出っ歯や開咬に!

アデノイド顔貌の口腔は出っ歯で悪い歯並びに
アデノイド顔貌の子供の出っ歯の歯並び(正面)

アデノイド顔貌の口腔内です。出っ歯で、前歯の間に隙間が出来た悪い歯並びです。歯列は狭くV 字型になって、犬歯の萌出スペースが不足しています。

矯正治療しないで成長し大人になるとさらに酷い出っ歯でガタガタの乱杭歯になるでしょう。

上顎前突が著しいアデノイド顔貌の子供の歯並び(側面)
アデノイド顔貌の子供の出っ歯の歯並び(側面)

矢印は歯茎の中に埋まった犬歯(永久歯)の先端部を示しています。萌出するスペースが不足し、犬歯の幅の半分ほどしかありません。このままでは確実に八重歯なってしまいます。

これは、口呼吸のため十分に顎骨が成長出来ずにV字型の狭いアーチになっているからです。



アデノイド顔貌を治す方法

1

アデノイド顔貌の治療-高校生~大人の場合

大人では治療の選択肢が限定される

個人差はありますが高校生くらいになると身長の伸びが止まると顔の骨の成長も止まります。この時期から口呼吸から鼻呼吸に変えても顔の形に変化は起こりません。従って、自力でアデノイド顔貌を治すことはほぼ不可能で、クリニックでの治療が基本となります。


アデノイド肥大は高校生くらいになるとほとんどのケースで縮小しています。従って、大人でアデノイドを手術で除去することは稀です。

1-1

歯列矯正

歯並びをマルチブラケット装置で治療

軽度のアデノイド顔貌の場合で、歯列不正(出っ歯、乱杭歯、開咬、V字型歯列)がある場合には、マルチブラケット装置を使った矯正治療で改善する可能性があります。


治療初期段階でV字型狭窄歯列を拡大すれば、鼻腔も拡大され鼻呼吸へと誘導することが容易です。口呼吸のまま矯正治療を完了しても後戻りしてしまリスクがあります。

1-2

外科矯正

歯列矯正と外科を併用

ステップ1)
おおよその歯並びを歯列矯正で整えます。

ステップ2)
上顎、下顎の骨を切ります。上顎が突出し面長の場合、上顎を切断し、上後方に移動します。下顎が後退している場合には下顎骨を切断し、前方に移動します。上下歯列をワイヤーで固定し骨の治癒を待ちます。

顎骨体移動術は顎変形症の診断が付けば保険適用となります。

ステップ3)
骨の切断箇所が治癒したら仕上げの矯正治療をし、歯並びの細部を微調整して治療完了です。

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整形-オトガイ形成術

オトガイ骨切り前方移動術・自家骨移植など

極端に下顎の先端(オトガイ部)が後退しているケースでは、オトガイ部を切断し、前方に移動させる手術や自家骨をオトガイ部に移植する手術などがあります。


これらの手術は、形成外科、美容外科で行われ、保険適用外です。

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アデノイド顔貌を自力で治す-子供の場合

アデノイド顔貌を自力で治すことも可能

身長が伸びている成長過程にある中学生くらいまでの子供なら、様々のことを駆使して自力で治すことも可能です。


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口呼吸や舌突出癖を自力で改善するあいうべ体操

あいうべ体操
「あー」「いー」「うー」「べー」1日30セット

あいうべ体操は、自律神経を整えて病気を治す口の体操です。高血圧、アトピー、花粉症からリュウマチ、潰瘍性大腸炎、無呼吸症候群まで大改善。

3

アデノイド顔貌を耳鼻咽喉科で治す-子供の場合

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鼻づまりの原因を除去する

アレルギー性鼻炎やプールの鼻炎など

鼻が詰まることで口呼吸が発生します。そのため、鼻呼吸にするには鼻が詰まる原因そのものを除去する必要があります。先天的な解剖学的問題や後天的悪習慣なども含めて治療が必要な場合もあります。


アデノイド肥大

アデノイドの治療には抗生剤や点鼻薬などが使われます。極端にアデノイド肥大が大きく、完全に気道を塞ぐようであれば、アデノイド摘出手術の適用になります。

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アデノイド顔貌を歯医者で治す-子供の場合

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MFT・口腔筋機能療法

スポットポジション、ティップ&スティックなど

MFTは、 食べ物を取り込み噛む(咀嚼)、噛んだものを飲み込む(嚥下)、舌足らずの発音、口呼吸、低位舌、舌の突出、口唇の位置などの改善を目的とした各種トレーニングを行うことです。

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歯列矯正

プレオルソで治療する

取り外し式のプレオルソを使うと、出っ歯や開咬、ガタガタの乱杭歯を治すことが出来ます。

アデノイド顔貌のご相談は

ふかさわ歯科クリニック院長 歯科医師の深沢一

執筆者 院長 深沢一

日本矯正歯科学会認定医の堀内洋輔が担当

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