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歯並びが悪いとどうなる?
5種類の不正咬合の治し方

皆様の健康をトータルサポート。

歯並びが悪い不正咬合の種類には出っ歯、受け口、オープンバイト、歯並びがガタガタの八重歯・乱杭歯、正中離開(すきっぱ)など。

歯並びが悪くなる原因を知って対策すれば虫歯や歯周病、脳の発育障害、発音障害や口唇閉鎖不全、顎関節症などを予防できます。歯並びが悪いなら江戸川区篠崎駅前の矯正歯科医院で。

相手を不快にさせないように歯を出して笑わない。話す時は口を手で隠す。写真を撮る時に気にしてしまう。など歯並びが悪いことにコンプレックスを持っている方は多いですよね。

歯並びが悪いことで恋愛に臆病になってしまうと人生つまりません。

歯並びが悪い種類には様々あり、様々な治療法があります。一度、歯医者に相談してみてはいかがでしょうか。きっと良い解決策が見つかるはずです。

目次


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歯並びが悪いとどうなる?

1

虫歯や歯周病になり易い

■ 虫歯が出来やすい

虫歯の原因は様々ありますが、その中でも、歯並びに起因し、磨きにくいことが原因となることがあります。

写真の例では、上顎前突で口呼吸があります。ただし、正しい歯磨きの習慣がなかったということも想像されますが。


■ 歯周病になりやすい

歯周病の原因も歯列不正による歯磨きのし難さに起因することもあります。

大量のプラークが付き虫歯や歯周病になっている症例
大量のプラークが付き虫歯や歯周病になっている歯列不正や口呼吸もその一因と考えられるケース
2

歯並びがガタガタでは歯磨きが難しく歯垢を取り残す

■ 歯がガタガタしている

歯並びがガタガタしていれば歯ブラシの毛先がすべての歯面に綺麗に当たらない事は容易に想像が出来ます。

磨き残しのある場所に虫歯ができたり、深い歯周ポケットができやすくなります。

歯列がガタガタしている八重歯・乱杭歯
歯列がガタガタしている八重歯・乱杭歯
3

出っ歯を放置すると脳の発育に悪影響

■ 口呼吸では酸素の脳への供給量が低下

上顎前突(出っ歯)では、歯列がVの字なって狭窄(狭くなる)している場合がほとんどです。そのため、鼻腔まで狭まり鼻の通りが悪く、口呼吸になる子供をよく見ます。

口呼吸は十分な酸素を脳へ送れないため成長発育に悪影響があると考えられています。

上顎前突(出っ歯)で口呼吸がある症例
上顎前突(出っ歯)で口呼吸がある症例
4

オープンバイトを放置すると発音障害と口唇閉鎖不全

■ 発音障害

奥歯を噛みしめても前歯が当たらない「開咬・オープンバイト」では、「サシスセソ」などの摩擦音を出しにくく、英語の場合などは特に大きな障害となります。


■ 口唇閉鎖不全

上顎前突(出っ歯)やオープンバイト(開咬)では上下の唇が閉じにくいことがあります。その場合、常に口をぽかんと開けている事になり、唾液による自浄作用が低下して虫歯や歯周病の発生原因になります。

また、お口ポカンの状態は口呼吸へと繋がる負の連鎖となりかねません。

また、舌突出癖という口腔悪習慣の発生にもつながります。

オープンバイト(開口)でお口ポカンの状態の子供に歯磨き指導をしているところ
オープンバイト(開咬)でお口ポカンの状態の子供に歯磨き指導をしているところ

噛み合わせても前歯が当たらないオープンバイトでは前歯で嚙み切ることができません。

5

顎関節症やアゴの成長に異常を起こす

■ 顎関節症

口が開きにくい、アゴの関節で音がする、口を開けた時に関節の周りが痛むなどの障害の原因になる可能性があります。  

近年では、顎関節症の原因がTCHとする説が有力です。



■ 顎の成長不全

アゴの成長が進まなかったり、逆に進み過ぎたり、ひどい場合は顔つきにも異常を起こします。

歯並びと顎骨の関係
歯並びと顎骨の関係

悪い歯並びの原因

1

離乳食の与え方が好ましくない

離乳食は月齢ではなく、乳歯の萌出を確認した上で、適切な硬さや食材を選ぶ必要があります。不適切な離乳食だと「噛まない」「飲まない」「吐き出す」といった反応が起こってしまいます。

乳幼児期に咀嚼や嚥下などの口腔機能の健全な発達がなければ歯並びにも悪い影響を与えます。

2

母乳保育が出来ない

母乳保育で育っていない赤ちゃんは、舌の使い方や機能が未成熟なまま大きくなってしまうことがあります。

正しい舌の使い方がマスター出来ていないと不正咬合の原因となります。

母乳保育が不可能なお母さんは咀嚼型ニプルの使用をお薦めします。

3

指しゃぶりが4歳を超えても続く

3歳までの指しゃぶりは子供の健全な成長のために不可欠です。しかし、4歳を超えても指しゃぶりが続くようなら歯並びを悪くします。

4

アデノイド肥大などが原因で口呼吸に

アデノイド肥大は、生理的反応ですが極端に大きくなり過ぎると、鼻づまりが起こり鼻呼吸から口呼吸へと変わり、そのまま成長すると不正咬合の原因となります。

鼻づまりには様々な原因がありますが、ただの鼻づまりと軽く考えずに子供の早い段階から除去しておく必要があります。

不正咬合五つの種類と治し方

1

出っ歯(上顎前突)

前歯出っ歯(上顎前突)の模式図

前歯が出っ歯(上顎前突)の特徴

上の歯が前に出ている噛み合わせを上顎前突(出っ歯)といいます。歯が前に出ている悪い歯並びだと、歯が折れたり唇を切ったりしやすく、見た目もよくありません。

出っ歯(上顎前突)の治し方

このような人は「上顎の六歳臼歯」が前に位置していることが多いため、小学生低学年のときからヘッドギアーという装置を使って噛み合わせを正しい位置に治します。

また、バイオネーターなどのファンクショナルアプライアンスという取り外しの装置を使って上顎歯列を後ろに下げることもあります。

大人になってからの矯正治療は、4本の第1小臼歯を抜歯してワイヤー矯正で治すことが一般的です。

2

受け口(反対咬合/下顎前突)

反対咬合/下顎前突(受け口)の模式図

受け口(反対咬合/下顎前突)の特徴

下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせを反対咬合(受け口)といいます。 受け口の人は、食べ物がよく噛めないだけでなく、聞き取りにくい話し方になります。

受け口(反対咬合/下顎前突)の治し方

骨格的に問題が無いケースであれば子供の内に治せば大人になっても綺麗な歯並びを維持出来ますが、下顎骨の成長が小学校の高学年から中学生にかけて予想以上に強くなる場合には再治療が必要となります。

下顎骨の成長を子供の内に予測して治療に入るタイミングを探りますが、完全な予測は困難です。

治療にはチンキャップという装置を使って下アゴの発育を抑える場合もあります。

また、上顎の成長が下顎の成長に比べ、相対的に劣っている場合には、フェイシャルマスクという装置を使って上顎骨を前方に牽引することもあります。

十分なスペース取れない時には小臼歯を抜歯し、ワイヤー矯正で悪い歯並びを綺麗な歯並びに整えます。

3

開咬( オープンバイト)

開咬( オープンバイト)の模式図

開咬( オープンバイト)の特徴

開咬( オープンバイト)とは奥歯を噛んでも前歯が噛み合わず、開いている状態の噛み合わせを言います。

開咬の噛み合わせでは前歯で食べ物を噛み切ることができないばかりか、上下の歯の間に舌を差し込んで話すようになるため、正しい舌の使い方が出来ずに聞き取りにくい発音になってしまいます。

開咬になる原因は、アデノイド肥大などが原因で鼻が詰まりになり口呼吸になることで起こったり、4歳になっても指しゃぶりが続いていたり、舌を出すクセ(舌突出癖)があったり、遺伝的要因など様々です。

開咬を放置すると大人になっても永久歯が同じ開咬になってしまう可能性があるので、小学1年生~2年生くらいまでに治療を済ませることをお薦めします。

開咬( オープンバイト)の治し方

悪いクセが原因の場合は、子供のうちなら単純な装置・プレオルソMFT(口腔筋機能療法)だけで治療することもできます。開咬を放置すると大人になっても永久歯が同じ開咬になってしまう可能性があります。

大人の開咬の場合にはワイヤー矯正のミュー(MEAW)装置を使った治療法が一般的です。また、ミニインプラントをアンカーとする方法などもあります。

4

八重歯・乱杭歯(歯並びガタガタ)

八重歯・乱杭歯(歯並びガタガタ)の模式図

八重歯・乱杭歯(歯並びガタガタ)の特徴

アゴが小さく、歯が並ぶ場所が狭くて、歯並びがガタガタになるのが乱杭歯(叢生)です。症状がひどくなると、あとから出てくる歯が歯列から外にはみ出し、重なりあって生えて「八重歯」と呼ばれる状態になります。犬歯がはみ出した場合も八重歯です。

乱杭歯や八重歯があると、歯ブラシがとどかず歯垢が残りやすくなります。歯が汚れやすいので、虫歯や歯周病の原因になり、健康な歯の寿命を短くしてしまいます。

八重歯・乱杭歯(歯並びガタガタ)の治し方

矯正治療をする際、歯を並べる場所を確保するために第1小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置を使ったワイヤー矯正が一般的です。

V字型の狭い歯列を治すために顎骨を広げる拡大装置を併用する場合もあります。

幼稚園から小学生の成長の過程であれば取り外し式のプレオルソなどでも治療が可能です。

5

正中離開(すきっぱ)

正中離開(すきっ歯)の模式図

正中離開(すきっぱ)の特徴

上アゴの中切歯(一番前の歯)は、生えてくるときは開いていますが、側切歯(中切歯のとなりの歯)が生えてくると閉じるのが普通です。

しかし、永久歯が小さすぎたり、上唇の外側のひだ(上唇小帯)が大きすぎる時、また、中切歯の根の間によけいな歯(正中過剰歯)が生えてきた場合には開いたままになってしまいます。この様な状態になると、発音(特にサシスセソ)がしにくくなります。

正中離開(すきっぱ)の治し方

歯の間に全体的に隙間がある場合にはワイヤー矯正で詰めます。正中離開の場合には、ラミネートベニア法、コンポジットレジンによるダイレクトボンディング法などがあります。



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悪い歯並びのご相談は江戸川区篠崎駅の歯医者
ふかさわ歯科クリニック篠崎

ふかさわ歯科クリニック篠崎院長 歯科医師の深沢一

執筆者 院長 深沢一

日本矯正歯科学会認定医の堀内洋輔が担当

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