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患者さんから不評の唾液検査(サリバテスト)! 
歯医者はなぜ勧めるの?

皆様の健康をトータルサポート。

唾液検査とは口腔内のミュータンス菌やラクトバチラス菌などの虫歯菌の数を検査する方法です。

緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニアなども合わせて測定し総合的にカリエスリスクを判断します。

唾液検査は患者さんから非常に受けが悪いという印象があります。何故、保険が利かないのに3,000円(クリニックによって費用は違う)も出して検査をしなければいけないのかと疑問に感じるからだと思います。

現在、当院では唾液検査の説明はしていません。なぜなら、様々なコストを考えると、トントンか赤字になってしまうものですが、患者さんからは、押し付けられたという印象を持たれるからです。

患者さんからの不評にもめげず唾液検査を説明し勧めている歯科医院は、本当に患者さんの健康の事を思い採算度外視でやっているのだと思います。歯科医院を選ぶ際の一つの基準にもなるかと思います。

さて、唾液検査をするメリットですが、虫歯のなりやすさを判定するもので、それぞれ個人の虫歯リスクに合わせて虫歯予防対策が取れるということです。

虫歯予防の方法は下記に記述します。もし、マックスで予防処置を行うとかなりのコストがかかります。

唾液検査は一度受ければ良いので、一生のことを思えば決して高い出費ではないと思いますが、いかがでしょうか?

目次


虫歯菌を検出する唾液検査

1

唾液検査(サリバテスト)とは

虫歯になり易いかを判定する検査

唾液検査は虫歯の感受性を調べる検査です。主なものとして、唾液を採取し、その中に含まれるミュータンス菌やラクトバチラス菌などの数を調べます。


歯周病関連菌検査も唾液を採取して行いますが、保険は適用されず費用が高額になるため余り行われていないのが実情です。一般的に唾液検査と言えば虫歯感受性の検査を指しています。

2

唾液検査(サリバテスト)の検査項目

ミュータンス菌

虫歯菌の代表的な細菌です。赤ちゃんの頃に感染し、一旦強く感染すると口腔内から排除することが極めて困難な細菌です。

ラクトバチラス菌の数

ミュータンス菌に次いで虫歯の発生に関わる重要な細菌です。

唾液の緩衝能

唾液の緩衝能とは食事によって酸性に傾いたPHを中性に戻す働きです。先天的な要素が関わり、個人差が大きいのが特徴です。


唾液の量と質

唾液は量が多いほど良く、質は「さらさら唾液」と「ネバネバ唾液」に分類されますが、「さらさら唾液」の方が自浄作用が高いため良いとされています。

3

唾液検査を受ける時の注意

・検査を受ける前1時間は、飲食や喫煙、歯磨きは避けてください。

 

・アルコールを含んだ洗口液でのうがいは、検査12時間前より控えてください。

 

・運動すると唾液の分泌量が減りますので検査前の運動は避けてください。

 

・他の疾患のためにお薬を飲んでいる方は、スタッフにお申し出ください。

4

ミュータンス菌とラクトバチラス菌数の判定

ミュータンス菌やラクトバチラス菌の数を判定する
唾液を検体として培養

唾液を検体として培養し、ミュータンス菌数、ラクトバチラス菌数を測定し、4段階で評価します。

5

カリエスリスクレーダーチャートで虫歯リスクを可視化

カリエスリスクチェックとは

虫歯の発症と進行についての研究が進み、虫歯にかかる危険度(カリエスリスク)には個人差があることが判りました。リスクを判定することで、一人一人に適した虫歯の対策を立てることができるのです。

カリエスリスクレーダーチャート
カリエスリスクレーダーチャート

カリエスリスクレーダーチャートは、カリエスリスクを八つの項目を使い評価します。レーダーチャートに可視化し、一目で分るようにしたものです

緑で囲まれた面積が小さければ小さいほどカリエスリスクが高いと判定されます。

虫歯になり易い条件や虫歯を防ぐ抵抗力などを、食事の回数、食習慣、予防のためのフッ素利用状況などを簡単なアンケートで調べます。

カリエスリスクの判定は、これらのアンケートと唾液検査の結果を総合して行います。

う蝕関連菌の検査は株式会社BML

8個の評価項目

1)唾液の緩衝能

前述。

2)ミュータンス菌の数

前述。

3)ラクトバチラス菌の数

前述。

4)1日の飲食の回数

一日の飲食の回数が増えるほどカリエスリスクが高まります。後述

5)歯垢(プラーク)の蓄積量

歯垢(プラーク)の蓄積量が多いほどカリエスリスクが高まります。

6)フッ素の使用状況

フッ素を使うとカリエスリスクが低下します。

7)虫歯の本数(DMFT)-治療済みの歯も含める

虫歯になった総本数で評価します。本数が多いほどカリエスリスクが高まります。

8)唾液の量と質

前述。

6

食事の回数と虫歯が出来る臨界pHとの関係

食事の回数と臨界pHの関係
食事の回数と臨界pHの関係

臨界pHとは歯質からカルシウムやリン酸が溶け出すレベルのpHのことです。

大人のエナメル質の臨界pHは約5.5です。

グラフの様に食事の回数が増えると臨界pHを下回る時間が増え、それに比例して虫歯が発生しやすくなると言えます。

臨界pHとは

臨界pHは、大人で十分に石灰化されたエナメル質ではpH5.5、象牙質、セメント質、幼若永久歯(十分な石灰化が起こっていない6歳臼歯など)、乳歯の場合では臨界pHは5.7~6.2程度です。

お口の中は食事後、口腔内の細菌が出す酸によって急激に酸性化し、歯の表面からカルシウムやリンが溶け出します。これを脱灰と言います。

しかし、30~40分経過すると、唾液の力によって酸が中和され、唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に戻ります。これを再石灰化と言います。

フッ素を使うと再石灰化を促進します。

7

費用

種類 金額(税抜き) ※単位:円
唾液検査 検査料 3,000円、カリエスリスクレーダーチャートを提示します。
8

虫歯の各種予防法一覧

8-1

家庭で行う方法

1

次亜塩素酸水でうがいする。

・虫歯菌はバイオフィルムに守られて消毒薬や抗生物質などでは殺すことが出来ません。そこで、バイオフィルムを破壊する作用を持つポイックウォーター(次亜塩素酸水)を使用します。

2

フッ素を使う。

・フッ素入り歯磨き粉やフッ素入りの洗口剤などを使うことで、再石灰化を促進し、虫歯菌の増殖を抑えます。

3

キシリトールを使う。

・キシリトールガムを噛んだり、キシリトール入りの歯磨き粉を使う。キシリトールはミュータンス菌の増殖を抑えます。

4

リカルデントを使う。

・リカルデント入りのガムを噛んだり、リカルデント入りのペースト(MIペースト)を使う。リカルデントは再石灰化を促進します。

8-2

歯医者で行う方法

1

PMTCを行う。

・歯面を清掃する専用の器具で歯科衛生士が行うものです。

2

エアフローを行う。

・グリシンの微粒子を歯面に吹き付けることでバイオフィルムの破壊を行います。

3

3DSセラピーを行う。

・3DSとはデンタル・ドラッグ・デリバリー・システムの略で、歯ぴったりと合うマウスピースを作り、その中に高濃度のグルコン酸クロルヘキシジンを入れ殺菌するものです。

唾液検査のご相談は

ふかさわ歯科クリニック院長 歯科医師の深沢一

執筆者 院長 深沢一

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