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ミュータンス菌(虫歯菌)の弱点
を知り完全除去にトライしよう

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食器や歯ブラシなどに付いた虫歯菌(ミュータンス菌)を殺菌消毒することに神経質になり過ぎるのはよくありません。

ミュータンス菌の弱点は、キシリトールとフッ素です。

両親から子供にミュータンス菌は感染しますが、一旦感染さしてしまうと、口腔内からの完全除去は困難です。

初めて子供を持った母親にとって、子供が虫歯になることは絶対避けたいものです。母親自身が虫歯になっている場合はなおさらですね。

ミュータンス菌(虫歯菌)は、接触頻度の高いお母さんから赤ちゃんへ感染し定着します。

ミュータンス菌の感染防止対策にはミュータンス菌の量を減らしたり、殺菌する方法など様々ありますが、これらを全部実行するのは困難です。

まず、最も簡単で効率のよい方法「キシリトールガムを噛む、フッ素入り歯磨き粉を使う」ことから始めて下さい。

目次


ミュータンス菌(虫歯菌)の殺菌温度

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消毒・殺菌・滅菌の違い

高圧蒸気滅菌器 消毒・殺菌・滅菌の違い

消毒

細菌の数を人体に影響の無い程度まで死滅・除去すること。薬事法上「医薬品」や「医薬部外品」のみに使用できます。

殺菌

殺菌は菌を殺すことですが、一部の菌を殺しても殺菌といえます。「殺菌」という言葉は薬機法上「医薬品」または「医薬部外品」や、薬用石けんなどの「医薬部外品」などで使用が可能です。

滅菌

細菌やウイルスを100万分の1以下にすることで、器具などが対象になります。歯科医院では高圧滅菌器などがそれにあたります。

2

ミュータンス菌(虫歯菌)を殺菌する温度と時間

ミュータンス菌(虫歯菌)の煮沸消毒 殺菌する温度と時間

ミュータンス菌(虫歯菌)は60℃のお湯なら30分で殺菌可能

ミュータンス菌は、60℃なら30分、75℃なら15分で低温殺菌でき死滅します。

ミュータンス菌以外の口腔内細菌すべてを殺菌するには75度以上で最低20分以上の加熱殺菌が必要です。

ちなみに、歯科医院で使う高圧蒸気滅菌器オートクレーブは、134℃で10分間の設定になっています。

3

水洗いした食器にはミュータンス菌(虫歯菌)が残るのか?

水洗いした食器にはミュータンス菌(虫歯菌)が残るのか?

洗剤を付けて食器を水洗いすれば OK

厳密に実験したわけではありませんが、食器は台所用洗剤で洗うだけで十分だと思います。もちろん多少のミュータンス菌(虫歯菌)は残る可能性は否定出来ませんが、感染するほどの菌量ではないと考えるのが妥当でしょう。また、食器洗い機を使えば、さらに、効率よく除去出来るかもしれません。

ミュータンス菌の付着した食器や歯ブラシなどを煮沸消毒するには60度に加熱したお湯で30分、75度のお湯なら15分で殺菌出来ますが、食事のたびにこれをするのは現実的ではありません。

それよりも、母親の口腔内のミュータンス菌を減らし、子供に移さないようにすることの方がはるかに重要ですし、現実的です。


ミュータンス菌(虫歯菌)のアルコール消毒

食器や歯ブラシなどをアルコール消毒すれば、殺菌出来る可能性がありますが、これも上記の理由で非現実的です。

では、お酒(アルコール)ではどうかという疑問に対しては、アルコール濃度が低く過ぎるため殺菌は出来ません。

ミュータンス菌(虫歯菌)の完全除去は可能?

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ミュータンス菌の最大の弱点はキシリトール

キシリトールガムを噛む

キシリトール100%ガムを一粒ずつ1日4回以上噛む

ミュータンス菌の最大の弱点はキシリトールです。

キシリトール100%ガムを噛むことはミュータンス菌の量を減らす最も効果が高い方法です。しかし、キシリトール100%ガムを噛んでも口腔内から虫歯菌(ミュータンス菌)を完全除去出来るわけではありません。

キシリトールガムは1日5~10gを3回以上に分けて噛むことで虫歯菌を減らす効果が期待出来ると考えられています。

キシリトール100%の粒ガムには1.3g のキシリトールが含まれているので、1日に一粒ずつ4回噛むことで目標を達成出来ます。

これよりも少ない場合でも効果が無いわけではありません。


キシリトールガムを噛む期間

ミュータンス菌の減少が実感出来るまでには少なくとも半年以上キシリトールガムを噛み続ける必要があります。キシリトールガムの摂取を止めると数ヶ月で元の菌量に戻ってしまいます。

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ミュータンス菌の2番目の弱点はフッ素

フッ素入り歯磨き粉でブラッシング
フッ素入り歯磨き粉やフッ素洗口液などを使う

フッ化物の水溶液中には抗菌作用を有するフッ素物イオンが発生し、ミュータンス菌の活動が抑制されます。

フッ素が1450ppm配合された歯磨き粉ミラノール顆粒などのフッ素洗口液などの使用がミュータンス菌を減少させるのに効果的です。

3

ミュータンス菌(虫歯菌)を完全除去することは不可能

感染源の母親のミュータンス菌の量を減らす

多くの大学の研究によると、お母さんの口腔内のミュータンス菌量が少ないほど赤ちゃんへの感染が起こりづらいことが分かっています。

そこで、母親のミュータンス菌量を減らすことが必要になりますが、十分な効果が出るまでに最短でも1年ほどかかります。従って、遅くても出産の1年前から行う必要があります。


ミュータンス菌(虫歯菌)を殺菌し完全除去することは不可能

ミュータンス菌はバイオフィルムというタンパクの膜で覆われているため、リステリンなどのうがい薬や他の薬剤なので殺菌しようとしても完全除去することはすることは不可能です。また、歯面に付着しているため、抗生物質を服用しても薬理効果はミュータンス菌まで届かないため殺菌出来ません。


ミュータンス菌(虫歯菌)を減らす事は可能

従って、ミュータンス菌の量を減らすという方法が考えられます。口腔内の細菌の数はほぼ一定と考えられています。虫歯菌などの悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすという手法です。家庭で出来る様々な方法で効果が高い順から下記に示します。


第1選択はキシリトールガムとフッ素入り歯磨きを使いブラッシングすることです。出来ることから、少しずつ行うことが重要です。

4

歯医者でミュータンス菌(虫歯菌)を殺菌し減らす方法

① PMTC
① PMTC
  • ・機械的に歯面清掃をすることをPMTCと言います。
    歯面に付着したミュータンス菌のバイオフィルムを破壊します。バイオフィルムを破壊し除去すればキシリトールや3DSの効果も高まるものと考えられます。
② エアフロー
② エアフロー
  • ・アミノ酸の一種であるグリシンを主成分とした微粒子を歯面に吹き付けてミュータンス菌を除去します。
③ 3DSセラピー
③ 3DSセラピー
  • ・クロルヘキシジン(0.2%)配合ジェルをリテナーに注入し、ミュータンス菌を殺菌します。ただし、完全除去することは不可能です

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執筆者 院長 深沢一

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