

診療メニュー:虫歯の治療関連
古いプラークが歯科バイオフィルムを形成
ペリクルとの違いは?
皆様の健康をトータルサポート。
水槽や浴槽のヌメリは細菌の集合体・バイオフィルムです。バイオフィルムの膜は抗菌薬に対して強い防御力があります。
バイオフィルムの除去にはPMTC、エアフローなど機械的方法と次亜塩素酸水、歯科3DSなど化学的方法があります。
歯科バイオフィルムの除去なら江戸川区篠崎駅前の歯医者で。
都営新宿線「篠崎」駅徒歩1分。
03−3676−1058東京都江戸川区篠崎町7-27-23-千葉銀行3F
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水槽や浴槽のヌメリは細菌の集合体・バイオフィルムです。バイオフィルムの膜は抗菌薬に対して強い防御力があります。
バイオフィルムの除去にはPMTC、エアフローなど機械的方法と次亜塩素酸水、歯科3DSなど化学的方法があります。
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バイオフィルムは、浴槽・台所のシンク・水槽内などに出来たヌメリを想像してもらうと分りやすいです。このヌメリは微生物で出来ています。
バイオフィルムの中に生息する微生物は一種類の細菌だけでなく、性格や形の違う様々な細菌たちで構成されています。
バイオフィルムの中で生活する細菌からは細菌外多糖体( EPS )という物質を出してシールド(防御膜)を作ります。
このシールドは抗生物質などの抗菌薬を作用させても跳ね除けてしまう強力なディフェンス力を持っています。
シールドにより守られた相互共存できる仕組みが出来上がっています。それぞれの細菌に十分な栄養が供給されるように、お互いシグナルを出し合い、数が増えすぎないように調整された棲みやすい環境が作り出されています。
そして、栄養や水が増えればバイオフィルム内の細菌の数も増していきます。
虫歯菌の代表であるミュータンス菌は、エナメル質表面に強く付着します。この細菌は、砂糖を分解し不溶性グルカンを作り出します。
不溶性グルカンが出来ると他の細菌もこれを足がかりとして歯の表面に付着するようになります。この柔らかくて白っぽい付着物がプラーク(歯垢)です。
歯磨きが不十分であったり免疫力が低下するとプラーク(歯垢)が成熟しバイオフィルムを作ります。
バイオフィルムが成熟することで歯周ポケット内では歯周病を起こすP.g菌(Porphyromonas gingivalis)が、エナメル質表面では虫歯の原因菌のミュータンス菌やラクトバチラス菌などの毒性の強い細菌が増殖します。
デンタルプラーク(歯垢)を放置すると歯周病や虫歯の原因になるばかりか口臭の原因ともなり、適切なプラークコントロールが求められます。
子供の前歯に歯垢が付着した状態です。2~3日歯磨きをしないだけで白っぽいプラーク(新しい歯垢)が出来てしまいます。
特に、歯と歯茎の境目辺りに多くの歯垢(プラーク)が認められます。
このまま歯磨きをしない状態が続くとその歯垢(プラーク)周辺の酸性度が高まり虫歯が発生します。
大臼歯の金属冠にべっとりと付着した古い歯垢(プラーク)。相当長い期間ブラッシングが出来ていないことを示しています。
ここまで歯垢(プラーク)が成熟すると強固なバイオフィルムとなり毒性を増します。
金属冠は虫歯にはなりませんが、金属冠に挟まれた天然歯(第二小臼歯)の隣接面には虫歯が発生していました。
エナメル質の表面に唾液由来のペリクルが付着します。ペリクルは、粘性が高い唾液由来の糖たんぱく質(アミノ酸は、グリシン、セリン、グルタミン酸など。 タンパク質はアミラーゼ、リゾチーム、IgAなど)が成分で、厚さは0.1~1μm前後の被膜と言えます。
ペリクルには微生物は含ず、粘性が高いので細菌や食べカスなどが吸着しやすい性質を持っています。歯磨きをしてペリクルが一旦除去されても数分で再付着してしまうものです。
つまり、ペリクルとバイオフィルムは根本的に違うものです。
ペリクルに唾液成分に親和性のある善玉菌(S.sunguinis(旧称S.sunguis)、S.alivarius、S.oraris、S. mitis、S.gordoniiといったグラム陽性レンサ球菌群や乳酸菌)が付着しコロニーを形成し、増殖して健全な歯垢(プラーク)を形成します。
ここまでの歯垢形成過程で、適切にクリーニング(歯磨き)が行われれば歯周病菌などの悪玉菌(後期付着菌)群が定着することはなく、口腔内は健康は保たれると考えられます。この間約3ヶ月で、健全なサイクルを維持するためにも歯科医院でのクリーニングは欠かせないと言えます。
エナメル質の表面に付着した初期定着新菌群(善玉菌)の上に歯周病菌などの後期定着菌群(悪玉菌)が結合し、バイオフィルムが出来る準備が整います。
厚みは3~200μm程度に成熟した歯垢(プラーク)は、細菌が約70%と菌体間基質が約30%で出来ています。
バイオフィルム内は悪玉菌(グラム陰性桿菌)や内毒素=LPS(lipopolysaccharide,リポ多糖)などで満たされ、毒性は強化されて口腔内へ放出されます。
歯周ポケット内部のバイオフィルムではLPSや細菌自体が毛細血管を介して動脈内に入り、動脈の内側を覆う内皮細胞を攻撃し動脈硬化・アテローム性プラークの形成に関与していることが分かっています。
バイオフィルムに市販のうがい薬などを使っても、バイオフィルム表面の脂肪酸などを蛋白変性させるだけで、かえって内部の細菌との接触を困難にします。
磨き残しのある所には大量のプラーク(古い歯垢)があり、唾液中のカルシウムやリン酸を取り組み、石灰化を起こしていきます。これが歯石です。 時間の経過とともに歯石は石灰化が進み、固さを増していきます。同時に歯面や歯根に強固に付着して、歯ブラシでは除去出来ないようになります。
従って、歯垢(プラーク)と歯石はまったく異なるものです。
歯石が多く付きやすい場所は、下の前歯の裏側と上の奥歯の外側です。これはともに大唾液腺が開口する所にあたり、常に大量のカルシウムやリン酸が供給されている所だからです。
ビタミンB群を中心とするマイヤーズカクテル点滴は糖化を防ぐ抗糖化効果があり、劣化したタンパク質である糖化終末産物(AGEs)の生成を抑え、歯周組織の破壊を防ぎます。
執筆者 院長 深沢一
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歯のクリーニングという診療科目はありません。しかし、一般的には「歯石取り・スケーリング」「PMTC」「エアフロー」などの歯の掃除を指して呼ばれています。歯の清掃で重要なことは歯垢(プラーク)が作る造るバイオフィルムを完全に除去することです。…
歯医者には歯面清掃器「エアフロー」という歯を掃除する器械があります。この器械は歯周病のメインテナンス時に行う歯のクリーニングに大変効果的です。歯や歯茎を傷付けずに歯面や歯周ポケット内の歯垢(プラーク)が造るバイオフィルムを除去することが出来るからです。…
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