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歯に出来た黒い点や茶色の初期虫歯
COを削らずに自力で治す方法

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初期虫歯は歯が白濁し、進行度で黄色⇒茶色⇒黒色へと変色します。

初期虫歯COを要観察歯と呼び、削って詰める必要はありません。初期虫歯COは自分で再石灰化させ自然治癒させる事が出来ます。

黒い点の治し方はリカルデント、フッ素、キシリトールなどの使用です。

歯の溝や歯と歯の間に黒い点や茶色に変色した場所を見つけると、虫歯ではないかと心配になりますよね。

また、歯医者さんに行って歯の表面に黒い点があるのに虫歯ではないと言われた経験がある方も多いと思います。

ここでは、歯を削って詰める必要の無い初期虫歯COを自分で治す方法を解説します。

目次


初期虫歯COは削らずに自力で自然治癒させる

1

初期虫歯[CO]とは

「C0」は「シーゼロ」ではなく「シーオー」と読む

「C0」の"C”はcaries(虫歯)の頭文字。

「C0」の"0”はobservation(オブザベーション)の頭文字。


エナメル質の表層のみに脱灰(虫歯)が存在するのを「C0」(シー・オー)あるいは(シー・オブザベーション)といいます。「C0」の"O"は「ゼロ」ではなく、観察を意味するオブザベーションの頭文字です。


従って「C0」は虫歯になってはいるが、今のところ治療の必要がない要観察歯のことです。



虫歯の進行度合いによる分類

CO…エナメル質表層の表層のみに出来た虫歯。要観察歯。


C1…エナメル質内の虫歯。


C2…象牙質まで到達した虫歯。


C3…歯髄まで到達した虫歯。


C4…歯冠が崩壊し歯根だけ残った虫歯

虫歯の進行度合い 初期虫歯CO(要観察歯)の模式図
初期虫歯「CO」(要観察歯)の模式図

エナメル質の表層のみに脱灰(虫歯)が認められ、黒や茶色に変色した部分が見られます。

或は、初期虫歯部分が黒い点として現れることもあります。

子供の6歳臼歯の溝が茶色に変色した初期虫歯COの画像
子供の6歳臼歯の溝が茶色に変色した初期虫歯COの画像

第1大臼歯の溝の部分に出来た初期虫歯「CO」。エナメル質の表面が僅かに茶色に変色しています。

これを放置すると黒色に変色します。6歳臼歯は再石灰化されずに萌出することがあるので、溝に黒い点が現れたらきるだけ早くシーラントフッ素塗布などの予防処置が必要です。当然、歯を削らずに治療します。

2

初期虫歯の色による見分け方

虫歯の進行度で白濁⇒黄色⇒茶色⇒黒色に変色

ステップ1) 白濁…歯の表面のエナメル質がすりガラス状に白濁し不透明な色になります。


ステップ2) 着色…虫歯が進行するにつれて白濁⇒黄色⇒茶色⇒黒色へと変化していきます。

虫歯ではない歯の白濁

エナメル質形成不全が原因で先天的にエナメル質が白濁している場合があります。これをホワイトスポット、ホワイトバンドと呼びます。

エナメル質形成不全によるホワイトスポットは削らずに治すことが出来ます。

歯の表面が白濁や茶色に変色した初期虫歯COの画像
歯の表面が白濁や茶色に変色した初期虫歯COの画像

子供の前歯の表面に帯状に白濁した所が見られます。これは初期虫歯「CO」です。

歯と歯の間には茶色に変色したC1~C2の虫歯が認められます。このくらいの小さな虫歯だと痛みは起こっていません。

C1~C2の虫歯は削ってコンポジットレジンで詰めなければいけません。

黄色や茶色に変色した初期虫歯COの画像と茶色に変色したC1の画像
黄色や茶色に変色した初期虫歯COの画像

歯の白濁は次第に黄色に変色します。小臼歯の黄色の部分は初期虫歯CO(要観察歯)と診断され、削って詰める必要はなく、再石灰化をさせる処置を行い自然治癒を待ちます。

手前の犬歯の茶色に変色したところはC1と診断され削って詰める治療が必要です。

3

歯の表面の黒い点は虫歯でない場合も

歯の表面に黒い点

歯の表面に黒い点が出来ると虫歯なのか心配になりますよね。多くの場合、治療の必要性がないことが殆どです。



歯の表面に出来た黒い点の三つの原因

1) 初期虫歯CO、C1


2) 着色…ブラッシングで取るか、取れない場合には歯医者で機械的に除去するエアフローが有効。


3) 歯石歯石除去(スケーリング)が必要。

黒色に変色した虫歯(C2)
黒色に変色した虫歯(C2)

黒色に変色した虫歯の進行度はC2です。このケースでは、虫歯を削ってコンポジットレジンの充填が必要です。

小臼歯の溝に黒い点がある写真
歯の溝に黒い点が!

小臼歯の溝に黒い点があります。これは単なる着色で初期虫歯(CO)ではありません。

自分で行うには、黒い点の部分をよくブラッシングするだけで取れるかもしれません。

歯科医院では、PMTCエアフローで除去します。当然削る治療は必要ありません。

4

初期虫歯COを削らずに自分で治す方法

「C0」の初期虫歯は自然治癒することも可能

一旦虫歯になると、自分では絶対に治せないと思われがちですが、初期虫歯COの段階では自然治癒させることも可能です。だから、要観察歯と呼ばれるのです。


「C0」では削って詰め物はしません。しっかりと歯磨き(プラークコントロール)を行い、MIペーストキシリトールフッ素等を使うことで虫歯は自然と治る可能性があるからです。


虫歯の自然治癒を再石灰化といいます。


逆に「C0」の状態で予防処置を何も行わなければC1、C2と徐々に進行し、虫歯を削って詰める治療が必要となります。


虫歯を削って詰めても、治療した詰め物が取れたり、詰め物の脇から2次カリエスが発生したりと、その治療は一生持つわけではありません。


最も歯を長持ちさせるには、歯を削らないことです。



自宅で初期虫歯を再石灰化させる方法

《リカルデント》

リカルデントガムを噛んだり、リカルデント入りのMIペーストを歯に塗ったりします。


《フッ素の使用》

1450ppmのフッ素入りの歯磨き粉で歯磨きしたり、フッ素洗口剤ミラノール顆粒でうがいをします。


フッ素入り歯磨き粉を指に僅かにとり、初期虫歯の部分に塗って使うのも有効です。そのまま放置して大丈夫です。


《キシリトールガム》

キシリトールガムを長期間にわたって摂取すると口腔内のミュータンス菌を減少させ、歯の再石灰化が図れます。

① リカルデントガム
① リカルデントガム
フッ素を使う
② フッ素を使う
③ キシリトールを使う
③ キシリトールを使う
  • キシリトールガムを長期間(最低でも3ヶ月)摂取するとプラーク中のミュータンス菌が減少していきます。

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ふかさわ歯科クリニック院長 歯科医師の深沢一

執筆者 院長 深沢一

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