伝えたい! 歯の疑問:口腔外科

下顎神経は下顎孔から入り下歯槽神経となり
オトガイ孔から出てオトガイ神経に

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下顎神経は下顎孔から入り下歯槽神経となって下顎管の中を走り小臼歯の位置でオトガイ孔から皮膚側に出てオトガイ神経となり下唇に分布します。

親知らずの抜歯やインプラントの埋入で下歯槽神経を損傷するとオトガイ神経麻痺が起こります。

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目次


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下歯槽神経(下顎神経)

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下歯槽神経(下顎神経)の走行

上・下顎骨模型 : 下顎管の中を走る(白:神経 赤:動脈 青:静脈) オトガイ孔 上顎洞底までの骨量
上顎・下顎骨模型 : 下顎管の中を走る下歯槽神経(下顎神経)(白:神経 赤:動脈 青:静脈) とオトガイ孔

下歯槽神経(下顎神経)

下顎骨の中の太い下顎管という管があります。その中を太い神経である下歯槽神経が走ります。下顎神経は3本ある三叉神経のうちの一本の枝で、下顎孔の手前で頬粘膜に分布する頬神経、舌に分布する舌神経、下顎骨の中を走行する下歯槽神経に枝分かれします。

また、下顎管の中には静脈や動脈も走っています。そして各歯や歯茎などの粘膜に分布して知覚をつかさどり、栄養を送っています。

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親知らずの抜歯で下歯槽神経(下顎神経)麻痺

親知らずと下歯槽神経(下顎神経)の位置関係
親知らずと下歯槽神経(下顎神経)の位置関係

親知らずの抜歯は下歯槽神経(下顎神経)の走行に注意が必要

真横に埋まっている親知らずを抜歯する時に下歯槽神経(下顎神経)との距離が非常に重要です。

上記レントゲン写真のように下顎神経と親知らずの歯根との距離がわずかでも離れていれば抜歯時に下歯槽神経を損傷することはありませんが、歯根が下歯槽神経に接触していたり、まれに、下歯槽神経を抱きかかえている場合もあります。

このような親知らずを抜歯をすると下歯槽神経麻痺が起こってしまいます。その為、パノラマレントゲン写真だけでは診断が 難しいケースでは、CT撮影が必要となることもあります。

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インプラント埋入で下歯槽神経(下顎神経)麻痺

インプラントと下歯槽神経(下顎神経)の位置関係
インプラントと下歯槽神経(下顎神経)の位置関係

インプラントの埋入は下歯槽神経(下顎神経)の走行に注意が必要

インプラントを下顎の小臼歯から大臼歯部に埋入する時には下歯槽神経(下顎神経)との距離が非常に重要です。

骨の高さが十分になければインプラントを埋入出来ないこともあります。

下顎小臼歯近くに下歯槽神経が下顎骨から唇側に出る穴「オトガイ孔」があります。ここも傷つけないように十分な注意が必要な場所です。

2mm以上の距離がないと下歯槽神経を損傷するリスクが高まります。インプラントの手術においては正確な位置関係を把握するためにパノラマレントゲン写真だけではなくて CT 撮影も同時に行います。

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下歯槽神経(下顎神経)麻痺が起きた時の対処法

ビタミンB12製剤のメチコバール

ビタミンB12製剤のメチコバール投与

軽度の知覚麻痺や痺れであれば自然治癒しますが、重症の場合は、神経の修復再生を促進するビタミン B12を主要成分とするメチコバール錠500μg(一般名:メコバラミン錠)の投与が行われます。

マイヤーズカクテル点滴療法

ビタミン B 12の内服薬と並行して、点滴で高濃度ビタミン B群を入れるマイヤーズカクテル点滴療法を行うことで、損傷した神経を効率よく修復することが期待できます。

星状神経ブロック

星状神経ブロックとは、一部の神経を一時的に遮断して、血流量を増やして神経を修復する効果を期待する処置です。

再縫合や移植術

下歯槽神経が完全に切断された場合には、神経の再縫合手術や移植手術が行われる場合もあります。

オトガイ孔から出るオトガイ神経

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オトガイ神経の走行

オトガイ孔の位置は小臼歯の直下にあり、下歯槽神経から名前を変えオトガイ神経となって下唇に分布します。
オトガイ孔から出るオトガイ神経

オトガイ孔の位置は小臼歯の直下にあり、下歯槽神経から名前を変えオトガイ神経となって下唇に分布します。

オトガイ孔の位置

下歯槽神経は小臼歯の歯根近くで反転し、オトガイ孔で下顎骨から皮膚側に出ます。

オトガイ神経の役割

下歯槽神経は小臼歯の歯根近くで反転し、皮膚側に出ます。オトガイ孔から出た神経を特にオトガイ神経と呼び、下唇から下顎の先端部までの知覚を司ります。

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オトガイ神経麻痺

下歯槽神経損傷によるオトガイ神経麻痺

神経麻痺が起こった場合の症状は、障害側の皮膚や粘膜、歯などの知覚の鈍麻、症状が重たくなると知覚麻痺として 現れます。 下歯槽神経が損傷を受けた場合には特に下唇に症状が現れます。 このためオトガイ神経麻痺とも呼ばれています。

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執筆者 院長 深沢一

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