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歯周病と糖尿病の相互関係
江戸川区篠崎駅前の歯医者

皆様の健康をトータルサポート。

メタボリックシンドローム(糖尿病、高血圧、動脈硬化)は歯周病と密接に関連性があります。

歯周病による歯原性菌血症はアテローム性動脈硬化を引き起こすこと。コレステロールや高血圧などの問題を解説。

歯周病を治し糖尿病を改善するなら江戸川区篠崎の歯科医院。

目次


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現代人を悩ませる糖尿病に代表されるメタボリックシンドローム。飽食の時代に生きる我々人間に突きつけられた大きな課題です。メタボリックシンドロームを克服する近道は、その科学的なメカニズムを詳しく知ることです。このページを最後まで読み進めれば、必ず解決出来るはずです。

内臓肥満型の体型と歯周病は相互に関係がある

ここでは、歯周病と糖尿病の関連性についても触れて行きます。歯周病になっている患者さんの多くが、糖尿病や高脂血症などの創傷治癒を妨げる全身的代謝疾患を伴っています。そのことは、歯科で行う歯周病の治療行為に対して歯周組織がなかなか反応せず、治りにくいことを意味します。歯周組織の治癒には微小血管の新正造成が不可欠だからです。

糖尿病は歯周病を悪化させ、歯周病は糖尿病を悪化させる

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糖尿病で高血糖状態が続くと歯周病が悪化する理由

また、歯周病に罹ると歯周病菌と菌体内毒素(LPS:リポポリサッカライド)が歯周組織の毛細血管から太い血管に入って行き、歯原性菌血症と呼ばれる状態になります。このことは歯周病菌によって全身の血管を痛めつける原因ともなっているのです。

血管へのダメージは、アテローム性プラーク(血管内プラーク)※下図 という形になって現れます。糖尿病・高脂血症・高血圧・悪玉コレステロールの増加などはメタボリックシンドロームの代表的なものであり、血管内壁に対してダメージを与え、動脈硬化を促進させ脳梗塞・心筋梗塞など命に関わる病気の発症リスクを高めます。

  • ①高血糖によるグルコーススパイクが起こります。歯肉内の細い血管がグルコーススパイクにより炎症を引き起こします。
  • ②高血糖状態が続くとブドウ糖が体内のタンパク質と結合(糖化)して、AGEs(糖化タンパク質)が蓄積します。
    AGEsが代謝されずに体内にどんどん溜まることを「高血糖の記憶」と呼びます。
    AGEsは機能を失った糖化タンパク質で、糖毒性の中心的な役割を果たすもので、タンパク質の老化ということが出来ます。
  • ③AGEsがマクロファージのレセプター(RAGE)に結合して、マクロファージが活性化します。
    活性化したマクロファージは炎症を起こす物質(TNF-α、IL-1β等のサイトカイン)を作り出します。
  • ④TNF-α、IL-1β等のサイトカインが破骨細胞を活性化し、歯周組織の骨を破壊します。
  • ⑤高血糖状態が長く続くと体の組織は酸化され、修復力が弱まってきます。
糖尿病患者と健常者とのアタッチメントロス(歯槽骨の破壊)の年齢比
■ アタッチメントロスとは

歯根を支える歯槽骨が溶けて無くなることをアタッチメントロスと言います。歯周ポケットの深さやレントゲン検査で分ります。


■ 糖尿病患者と健常者のアタッチメントロスの差

図は、糖尿病患者と健常者の歯周組織の破壊(アタッチメントロス)の程度を表したグラフです。

45歳から54歳の糖尿病患者ではアタッチメントロス(歯周組織の破壊=歯周ポケットの深さ)が5mmほどになっているのが分ります。

■ 糖尿病が歯周病を悪化させるメカニズム

(1) 糖尿病が原因で血行障害が起きる。(微小血管障害)

(2) 高血糖により体を守る白血球(好中球)の機能が低下する。

(3) コラーゲンの合成がうまくいかない。

(4) 唾液腺が損傷され唾液の分泌が低下するドライマウスが発生。

など、糖尿病の患者さんは免疫力の低下や唾液の自浄作用の低下などで歯周病に感染しやすくなります。

そして炎症が進み歯周組織が破壊されていきます。

歯周病で悩む人には糖尿病の人が多くいますし、歯の治療で歯科医の診断を受けて、糖尿病が見つかるという人もいます。

また、糖尿病とメタボリックシンドロームとも密接に関係しています。 糖尿病の人は、口腔内を清潔にして、よく歯磨きをすることが大切です。

歯のしくみと働きをよく理解し、歯をできるだけ長持ちさせて、おいしく食事をし、生き生きと毎日をおくりたいですね。

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歯周病の患者は糖尿病を悪化させる

歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病は歯周病を悪化させる相互作用がある。

歯周病原菌

歯周病が重度になればなるほど糖尿病が重症化するリスクが高まります。一方で、歯周病の治療を進めて歯周病菌の数を減らし、歯周組織が安定すれば糖尿病の一つの指標であるヘモグロビンA1cの値が減少する症例が沢山出ています。

また、下記で解説する様に糖尿病の患者さんは歯周病を悪化させるという相互作用があります。

歯原性菌血症がアテローム性動脈硬化を引き起こす過程

歯原性菌血症がアテローム性動脈硬化を引き起こす過程の模式図

「歯周病菌などの口腔内細菌の血管内への侵入」⇒「細菌の血管内皮細胞への定着」⇒「血管内壁の炎症」⇒「悪玉コレステロールの発生」⇒「悪玉コレステロールの酸化による毒性化」⇒「マクロファージの凝集」⇒「アテローム性動脈硬化」⇒「高血圧」⇒「脳梗塞・心筋梗塞・腎障害」

脳卒中(脳梗塞)や狭心症・心筋梗塞などのイメージ図

口腔内の環境改善が血管を修復

アテローム性動脈硬化の進むと、血管が詰まったり、あるいは剥離して血栓(塞栓)を作り、それが血流に運ばれてどこかの血管を詰まらせてしまいます。それが心臓や脳で起こると心筋梗塞や脳梗塞になるのです。しかし、歯周病が改善されて血管への細菌の進入が止まれば、アテローム性プラークは免疫細胞によって修復されて行きます。

女性は女性ホルモンによって男性に比べ血管が守られています。しかし、閉経後は女性ホルモンの貯蓄は数年で無くなり、メタボリックシンドロームのリスクが高まって行きます。
歯周病も含め生活習慣病は、年齢と共に増大する傾向にあり、日常生活の改善が不可欠なものとなります。言うまでもありませんが喫煙は論外です。 糖尿病や高脂血症は体重増加という形で目に見えてはっきりとしてきます。肥満になってきたと感じたら糖尿病・高脂血症・高血圧を疑う必要があります。と同時に歯茎からの出血や腫脹が起こっている場合、速やかに歯科治療及び生活習慣病の改善に取り組まなければなりません。

メタボリックシンドロームの改善は、糖尿病治療の方法に準じます。

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糖尿病と歯周病の改善方法

糖尿病は、1型とⅡ型に分類されます。生活習慣病と関連しているのはⅡ型です。1型糖尿病は、自己免疫性疾患が原因と考えられる、膵臓のβ細胞から分泌されるインシュリンが欠乏する病型です。

ここでは歯周病と関連するⅡ型糖尿病について解説していきます。歯周病と糖尿病が合併している場合には、それぞれが悪影響を与え両疾患の病状を進行させるリスクが高まります。

糖尿病は、単に血糖値が高いという病気ではなく、合併症が怖いのが特徴です。自覚症状はほとんど起こらないまま症状が進行していきます。血糖値の変動は一日において極めて大きいので、糖尿病の診断にはヘモグロビン A1cの値が用いられます。この数値は、1ヶ月〜2ヶ月の平均的な血糖値を示しています。ヘモグロビン A1c の値が6.2%を超えると糖尿病と診断され、治療が必要となります。治療においては食事療法運動療法の併用が行われるのが一般的ですが、血糖値が正常化しない場合には、薬の投与が行われます。

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食事療法について

現在、日本糖尿病学会ではカロリー制限を主体とした食事療法が推奨されていますが、患者にとってカロリー制限では、実際にどのくらいのカロリーを摂取したのかはっきりせず、きっちりとカロリー計算をするためには食事を作る際、各種食品の分量やカロリー量などの複雑な計算をする必要があり、一日に2時間から3時間食事を作るのに掛かってしまいます。そのため、約6割の患者が挫折しているというのが実態です。
そこでカロリー制限に代わって、糖質制限という考え方がアメリカで推奨されるようになり、現在は、アメリカ糖尿病学会のガイドラインでも公式に認められています。日本においては異端視されることも少なくありませんが、北里大学北里研究所病院糖尿病センターや高雄病院などにおいて、この糖質制限が治療の手段として用いられるようになり、大きな成果を上げるようになってきています。

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三大栄養素

我々人間は炭水化物(糖質と食物繊維)、タンパク質、脂質の三大栄養素と呼ばれている食物からカロリーを摂取しています。この中にはビタミンやミネラルといった栄養素も含まれているため、同時に摂取していることになります。

三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)の比率の模式図
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炭水化物・タンパク質・脂質の理想的な摂取比率

健康な方であればカロリーの摂取は炭水化物50〜60%、タンパク質20〜25%、脂質20〜25%の比率で摂るのが良いとされています。糖質制限をしている場合には、炭水化物の摂取比率がこれより下がり、タンパク質・脂質の摂取比率が増えることになります。

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血糖値を上昇させる唯一の物質・糖質

三大栄養素の中で血糖値を上昇させるのは糖質のみです。タンパク質や脂質は血糖値の上昇を起こしません。炭水化物を摂取すると腸で吸収された糖質はブドウ糖になり、血糖値が上昇していきます。膵臓のβ細胞で作られるインシュリンは、平常時でも常に少量の分泌が行われていますが、糖質の過剰摂取が起こるとインシュリンの追加分泌が行われます。過剰摂取された糖質は、体外に排出されることは無く、インシュリンの作用により脂肪分として脂肪細胞に蓄えられて行きます。インシュリンのもう一つの作用として、蓄えられた脂肪細胞を分解するのを抑制します。従って、メタボリック体型の方が運動をして脂肪燃焼しようとしても、炭水化物の過剰摂取があると脂肪の燃焼が起こりにくく痩せにくいという訳です。つまり肥満とインシュリンとの関係は、極めて強くリンクしているということが言えます。

又、歯周病や虫歯といった口腔内の疾患が増大してくると、硬いものが噛めなくなり、炭水化物の様な柔らかいものにシフトしてくる傾向が高まります。口腔内の健康は全身の健康と極めて密接に結びついていると言うことが出来ます。

パン

パン

白米

白米

ラーメン

ラーメン

うどん

うどん

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血糖値の急激な上昇がもたらすグルコーススパイク

血糖値が急激に上昇すると血管を痛めつけるグルコーススパイクという現象が起こります。グルコーススパイクが起こると酸化ストレスが増し、動脈硬化を促進します。これは糖尿病の合併症である心臓疾患や脳梗塞などの危険が増すことを意味します。又、グルコーススパイクを起こす糖質中心の食生活が長く続くと痴呆症を引き起こす危険性が高まることも分かっています。

グルコース・ミニスパイクの模式図

ヘモグロビン A1cの値が正常にコントロールされている糖尿病患者であっても、血糖値の変動幅が大きいことがあります。この様な場合には、合併症を起こす危険性があるため、血糖値を急上昇させる糖質を制限する必要が出てきます。

脳卒中や心筋梗塞を防ぐためには、いかに血糖値の振幅を抑えるかが重要です。振幅を抑える薬剤療法として、食後の血糖上昇を抑えるαーグルコシターゼ阻害薬、速攻型インシュリン分泌促進薬、 SGLT2阻害薬などの使用も検討されます。

糖尿病でない人でも血糖値の変動幅は少ないに越した事はありません。正常な方でも糖質を摂ると血糖値の急上昇が起こることをグルコースミニスパイクと呼んでいます。従って、炭水化物の過剰摂取という生活習慣を若いうちから見直して行く事は健康寿命を延ばす最大の方法といってもよいでしょう。

グルコース・ミニスパイクの模式図の中に「GI値」という聞き慣れない言葉が出てきますが、下記に解説があります。

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糖質制限

そのやり方はこうです。一日の糖質摂取量を130グラム以内に抑えるというものです。これはアメリカのリチャード・バーンスタイン先生による定義です。一食に換算すると糖質量は約43g以内ということになります。これはかなり緩い糖質制限で、少しなら主食も食べられます。
ご飯一杯の糖質量は約55gです。食品の中には多かれ少なかれ糖質は含まれますから、ご飯半膳なら食べても良い量ということが出来ます。
糖質制限はカロリー制限をする分けではないので、制限をした糖質のカロリーに代わってタンパク質や脂質に置き換える必要があります。そのため、空腹感はほとんど起こらず、長く続けられるのが最大のメリットと言えます。

それではどこまで糖質制限を行っても大丈夫なのでしょうか?北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟先生は、一食の糖質量を20g以上にするとしています。糖質量を厳しく制限するとケトン体が増えることが知られています。重症化した糖尿病患者では、ケトン体が異常に増えるケトアシドーシスという状態を引き起こすことがあります。そのため糖尿病の専門家の間では、このことを理由に糖質制限を認めない人もいます。しかし、一食20g以上の糖質量であればケトン体の増加は起こらないと考えてよいのです。

【重要】糖質制限を行えば何でも食べていいわけではありません。糖質制限によりヘモグロビン A1cの値が下がり、体重が減少したとしても「豚カツ」のような揚げ物を毎日食べれば、アテローム性プラーク(動脈硬化)の形成が進み、心筋梗塞や脳梗塞の発症を起こす症例も報告されています。これは悪い油(動物性脂肪やリノール酸及びトランス脂肪酸)の過剰摂取が原因と考えられます。詳しくは下記の脂肪酸についての記述を参照してください。

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肥満を解消する糖質制限ダイエット

体重減少も求められる糖尿病の治療法として確立したエビデンスのある糖質制限によるダイエットは極めて有効です。いろんなダイエット法を試されて失敗した方はぜひこの方法を試してみてください。

糖質制限はカロリー制限を求めていませんから、空腹感が起こりにくく長く続けられます。それまでの生活習慣において炭水化物主体の食生活をしていた方は、制限された糖質の代わりにタンパク質や脂質でカロリーを補う必要があります。とは言っても、肉を沢山食べる習慣がなかった方がいきなり肉を食べろと言われてもなかなかそうはいきません。結果的に総カロリー数が減少していくのです。

果物について言及しておきます。果物の甘みは果糖です。果糖は直接的に血糖値を上昇させるものではありません。しかし果糖は、内臓脂肪に変わりやすいのです。内臓脂肪が増えるとインシュリン抵抗性が増してきます。インシュリン抵抗性が増すということは、糖質を摂取した時により多くのインシュリン分泌が必要になるということです。インシュリンの分泌が更に必要となれば摂取した糖質は容易に脂肪細胞に蓄えられてしまうため、更に太ってしまうことになります。つまりこの悪循環に陥るのです。果物を沢山食べたい方は、主食(炭水化物)を抜くといった工夫が必要です。

そしてもう一つ重要なことは下記に示したGI値の低い食品を選択することです。糖質制限ダイエットはカロリー制限を行う必要が無いとはいえ、無制限にタンパク質や脂質を取っていいという訳ではありません。

糖質制限のポイントとしては以上ですが、運動することの重要性は言うに及びません。

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欠食は禁忌・食事誘導性熱産生(DIT)を理解しよう

朝食を抜く方がいますが、それは大きな間違いです。朝食を抜けば、昼食と夕食で総カロリー数が減るだろうと考えがちですが、実際にはそうではありません。夕食のカロリー数が増える傾向にあるからです。

又、もっと重要なことがあります。現代でこそ食べたいものが自由に食べられる時代になっていますが、人類は長い間飢餓との戦いを続けて来ました。そこで人間の体の中に飢餓を乗り越える仕組みが備わったのです。それは、長い時間食物を摂取する事が出来ないと、飢餓を感じた体は食物が体の中に入るやいなや、熱として体外に放出するのではなく、できる限り脂肪として蓄えようとする仕組みです。つまり、欠食すると効率よく脂肪細胞になっていくということなのです。

又、朝起きると人間の体は活性化します。背中周辺にある褐色脂肪細胞が盛んに働き、摂取したカロリーを燃焼しようとします。つまり余分な摂取カロリーを熱として体内に放出するラジエーターの役割を果たしています。しかし、朝食を摂らないとこの働きは鈍ってしまいます。

食事をした際に、安静にしていても食物の消化吸収等で代謝量が増大します。温かいものや辛いものを食べると暑くなったり汗をかいたりします。これを食事誘導性熱産生(DIT)と言います。DITが最も高まるのが朝で、夜になるにつれて次第に減少していきます。DITの量を増やす方法には①温かい料理を選ぶ。②良質のタンパク質をしっかり摂る。③香辛料を使う。などです。
たんぱく質のみを摂取したときは摂取エネルギーの約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%の食事誘導性熱産生が起こります。従って朝食をたんぱく質を中心にしたメインディッシュにすれば、摂取したカロリーを効率よく燃焼させることが出来るわけです。

更に、就寝の2時間前までに大量のカロリーが体内に入ると寝ている間に脂肪細胞に置き変わってしまいます。しかも夕食の時間が遅いと就寝してから消化管の活動を続けるため、睡眠の質が落ちてしまいます。

夜寝る前に空腹を感じた場合には、炭水化物の摂取は絶対行ってはいきません。どうしても我慢出来ない時は、糖質の含まれない低GI値の食品を少量摂るようにします。こういった食生活を続けると、就寝前の空腹感は次第に治まってきます。

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食事の食べる順番とスピード

まず、食物繊維の豊富な野菜、豆類、海藻、キノコ類から約15分間掛けてゆっくりと食べます。次にタンパク質、最後に炭水化物を食べます。食物繊維には、糖質の吸収を穏やかにする役割があるからです。

糖質が体内へ入ってから血糖値が上昇するまでに約20分かかります。早食いをすると、血糖値の上昇を脳が感知するまでに食べ過ぎてしまいます。肥満を招くと同時に、インシュリンの抵抗性が上がり、悪循環に陥ります。

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GI値

食品の血糖値の上昇しやすさを数値化したものがGI値です。
炭水化物中でも血糖値の急激な上昇もたらすものと、穏やかな上昇にとどまるものとがあります。GI値の値55以下が低GI値の食品、66〜69が中GI値の食品、70以上が高GI値の食品に分類されます。例えば、小麦粉の白い部分で作られたフランスパンのGI値は93です。一方で、小麦粉全粒粉(小麦粉の皮の部分と白い部分の両方)で作られたパンのGI値は50です。同様に白米よりも玄米、うどんよりも蕎麦の方がGI値の低い食品です。

GI値はエネルギーとは異なるので、摂取カロリーが低くてもGI値が高い食品があります。GI値の高い食品は血糖値の変動幅を高め、血管に対してグルコーススパイクを起こします。一方、GI値の低い食品は分解・消化吸収が緩やかで、血糖値の上昇もインシュリンの追加分泌も抑えられます。糖尿病の方はもちろん、健康の方でもGI値60以下の食品を選択することが望ましいのは言うまでもありません。

GI値=試験食の血糖上昇クラブの面積(B)/基準食(ブドウ糖)の血糖上昇グラフの面積(A)×100

インシュリン抵抗性の模式図
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脂肪を食べると太るという思い込み

脂質を摂ると太りやすいと言うのは大きな間違いです。確かに、運動もせず糖質過剰な食生活の中で、更に脂質(飽和脂肪酸・動物性脂肪)を大量に摂取すると太る事は火を見るより明らかです。しかし、脂肪を適切に選んで摂取すれば肥満を解消する効果を期待する事が出来るのです。
脂質には絶対に摂らなければならないものがあります。それは体内で作る事が出来ない上に、摂取量の極めて少なくなりがちなオメガ3系脂肪酸です。オメガ3系脂肪酸は、ダイエットだけでなく血管が引き起こす様々な病気に対して極めて予防的に働きます。悪玉コレステロールや中性脂肪を下げ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを下げるばかりか、痴呆症の予防にもつながることが分かっています。その他にも骨の健康維持、がん予防などの効果があるとされています。

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オメガ3系脂肪酸を多く含む食品を食べよう

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オメガ3系の油を選ぶ

青魚

①青魚

不飽和脂肪酸のオメガ3系脂肪酸を多く含む食品は、オメガ3系脂肪酸の一種であるDHAやEPEを多く含む青魚です。その中でも最も多く含まれるのがサバです。刺身で食べるのが最も効率が良いのですが、鯖の塩焼きの場合、大切なオメガ3脂肪酸が流れ出してしまいますから、野菜などに吸収させるような料理が有効です。

えごま(しそ)油

②えごま(しそ)油

青魚を毎日摂取するのは大変なので、えごま(しそ)油がそれを補ってくれます。えごま(しそ)油の中には良質なオメガ3系脂肪酸(不飽和脂肪酸のα-リノレン酸)が沢山含まれています。しかしこの油は火に弱いので、サラダにかけるなど料理された後にかけて食べることが重要です。又、酸化しやすいので開封後は、冷蔵庫保管で早めに使い切る事が重要です。スギヤマ薬品から販売されているえごま(しそ)油が大変美味しく頂けます。

くるみ

③くるみ

ナッツ類には良質な栄養素が多く含まれますが、その中でも王様がくるみです。オメガ3系脂肪酸が沢山含まれています。

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炒め物など加熱料理に使える油

エキストラバージンオリーブオイル

①エキストラバージンオリーブオイル

火を使う料理にはオメガ9系のオーガニックエキストラバージンオリーブオイルを使用することを推奨します。オリーブオイルにはオレイン酸(悪玉コレステロールを減らす)が多く含まれ、リノール酸(酸化されやすく、摂り過ぎるとガンを誘発)な少ないのが特徴です。エキストラバージンならば悪玉コレステロールを増加させるトランス脂肪酸の含有量が0.1%以下です。

ごま油

②ごま油

ごま油はオメガ6系の脂肪酸で、酸化を防ぐセサミノールが含まれています。極めて安定性が高く、熱にも強いので火を使う料理に向いています。トランス脂肪酸含有量は0.1%以下の製品がほとんどです。

グレープシード油

③グレープシード油

グレープシード油はオメガ6系の脂肪酸で、抗酸化物質のポリフェノールやビタミンEが多いのが特徴です。しかし、リノール酸が多いのが欠点です。

【重要】「エキストラバージン」の表示規制がない日本に於いて、偽装されたものが多く出回っている様です。国際エクストラバージンオリーブオイル品評会(OLIVE JAPAN International Extra Virgin Olive Oil Competition)の受賞作をお買い求めくだされば、間違いありません。

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脂肪の種類と「質」トランス脂肪酸の少ない油を選ぼう

脂肪には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類され、更に不飽和脂肪酸は、オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸・オメガ9脂肪酸に細分されます。飽和脂肪酸は動物性脂肪で、不飽和脂肪酸は植物性脂肪といっても良く、1:2の比率で摂取するのが理想です。
それ以上に注意が必要なのがトランス脂肪酸です。悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させる働きがあるからです。又、トランス脂肪酸にはアレルギー疾患、肥満の誘発、母乳から胎児の体に入り低体重児、流産などのリスクが高まることが報告されています。アメリカでは「食べるプラスチック」とも言われるほど問題視されています。注意して欲しいのは、ファーストフードのみならず市販のケーキやパン、スナック菓子、カップ麺などにもショートニング(トランス脂肪酸)が使われていることです。

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アルコールについて

アルコールはGI値の低い飲み物です。ウイスキー・ブランデー・バーボン・焼酎などの蒸留酒のGI値は30と低く、且つ糖質が含まれませんので、血糖値の上昇は起こりません。 一方、日本酒、ビール、紹興酒・ワインなどの醸造酒には糖質が含まれています。GI値の値が35前後で低いとはいえ、血糖値の上昇が起こります。ワインは、醸造酒の一つですが、糖質が少ないので2、3杯なら大丈夫です。蒸留酒といえどもビールの様にぐいぐいと飲んでしまうのは決して好ましい事ではありません。アルコールを大量に飲むと摂取カロリーが増えることも忘れてはなりません。適量のお酒を飲むことが望まれます。適量というのは肝臓や尿酸値に影響しないレベルのことです。
体重によって肝臓で分解されるアルコールの量は異なりますので、体重50キロの人を基準に考えます。例えば、体重70kgの人は下記の表の値に70÷50で計算が出来ます。つまり1.4倍のお酒が飲めることになります。一方、体重が40kg の人は40÷50ですから0.8倍しか飲めないことになります。

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腸内フローラ

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デブ菌と痩せ菌の比率を4:6に

腸内には多種多様な細菌が存在し、その人特有の生態系を作っています。このことを「腸内フローラ」、日本語では「腸内細菌叢」と呼んでいます。最新の遺伝子解析技術によって腸内フローラが病気や健康を司る大きな役割を果たしていることが分かって来ました。腸内細菌の出す物質によって糖尿病、高脂血症、高血圧などメタボリックシンドロームやガン、お肌のしわ、うつ病などまでにも関わっていると言うのです。

以前から「腸は第2の脳」と呼ばれるように、非常に重要な器官で、腸内フローラの性状によって、少ししか食べていないのに太る人がいたり、沢山食べても太らない人がいます。最近、通称「デブ菌」と呼ばれる細菌が存在している事はわかって来ました。「太ったラットの腸内細菌を正常なラットに移植すると、正常なラットはしばらくすると太ってきます。一方、正常なラットから腸内細菌を取り、太ったラットに移植すると痩せてくる。」という実験が行われました。人間においてもこの様な試みが一部の研究機関で行われ、実際に成果が上がっている様です。

まだ治療法としては一般化していませんが、食事によって腸内フローラの内容を変える事が出来ます。「デブ菌」と「痩せ菌」の比率を4:6にすればよいということです。

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納豆、ヨーグルト、食物繊維によって腸内フローラを改善

食事によって腸内フローラを改善することが出来る様です。納豆菌やヨーグルトの乳酸菌のパワー、食物繊維を多く含む野菜などを食べると、デブ菌の量が減り、痩せ菌の量が増えるようです。

ホットヨーグルトを作ろう

ヨーグルトに適量の蜂蜜またはオリゴ糖を加え、少量の水を更に加えます。かき混ぜてレンジでチンすれば出来上がりです。カルシウムなどの吸収促進効果やお腹を冷やさないことで腸にやさしいヨーグルトになります。ホットヨーグルトは簡単に作れて便秘の方にもお薦めです。

ヨーグルト

①ヨーグルト

納豆

②納豆

野菜

③野菜

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運動療法

万歩計を使用して一日1万歩を目標にしましょう。ダンベル・バーベルなどを使って筋トレを行いましょう。⇒基礎代謝が増します。詳しくはロコモティブシンドロームのページをご覧ください。

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高血圧・肥満と歯周病の改善

高血圧及び肥満と歯周病とは関連性があります。歯周病の病状が進んでいると、収縮期血圧や脈波伝播速度(PWV)も高い傾向にあることが熊本大学循環器内科の花岡洋右又氏により報告されました。又、高血圧と肥満との間にも強い関連性が存在しています。
従って、高血圧の改善が歯周病の改善に繋がり、歯周病の改善が高血圧の改善に繋がるという好循環をもたらすようにすることが望まれます。

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高血圧と歯周病との関係

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歯肉増殖症

高血圧の治療薬の副作用のひとつに「歯肉増殖症」があります。歯肉増殖症を誘発するものとして「カルシウム拮抗薬」ニフェジピン(アダラート)、ベラパミル(ワソラン)、ジルチアゼム(ヘルベッサー)、ニカルジピン(ペルジピン)などが挙げられます。

歯肉が肥大して歯周ポケットが深くなってきます。歯ブラシが上手く出来にくく、細菌の塊(プラーク)の沈着が起こりやすく、歯周ポケット内の細菌が増殖し、歯周ポケットの深さを増し、歯周病は増悪していきます。

高血圧の薬を服用し、歯肉が全歯牙に渡って膨れているようならこの疾患を疑います。内科医に薬の変更を依頼することをお薦めします。又、高血圧自体を薬によってコントロールするのではなく、薬が必要の無い状態に持っていくことも重要です。

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歯科治療時の問題点

高血圧は歯科治療上問題となりやすい。

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カテコールアミンの上昇

歯科医院に来るだけで、不安が起こり、血圧が上昇する患者さんがいます。これは、痛みや、不安・恐怖などにより、内因性のカテコールアミンが上昇するためです。歯科治療時には麻酔薬として使われる薬剤中に血管収縮剤(エピネフリン)が含まれています。この血管収縮作用によって血圧が上昇します。
局所麻酔時、抜歯などの手術時に特に血圧が上昇し、その量は通常20~50mmHgです。
従って歯科治療の時には血圧がコントロールされている必要があります。

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高血圧と肥満の関係

メタボリックシンドロームは内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖(糖尿病)、高血圧、脂質異常(中性脂肪・悪玉コレステロールの増加)のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。

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内臓脂肪を減らせば血圧が下がる

内臓脂肪が減れば、血圧が減少する効果が見られます。下記の公式が成立します。
内臓脂肪の1kg減量=血圧2mmHg減少=腹囲1cm減少
1ヶ月の最大減量を約3kg までと考えて実行してださい。減量方法は糖尿病の所に記載してあります。

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インシュリン抵抗性の増加

内臓脂肪が増えれば、インシュリン抵抗性が増します。インシュリンは、臓器(骨格筋・脂肪組織・肝臓)がブドウ糖を取り込む事を促す役割があるホルモンです。「インシュリン抵抗性の増加」とは「インシュリンの効き具合が低下する」ことを意味しています。つまり、膵臓からインシュリンが分泌され血液中に流れても、各臓器のブドウ糖の取り込みが低下している状態になるわけです。血糖値を下げるために更にインシュリンの追加分泌が必要で、「高インスリン血症」を招きます。この様な状態が長く続くと膵臓のインシュリン分泌機能が衰え、2型糖尿病へと移行していきます。

正常にインシュリンが分泌されていれば、食欲を抑制する作用として働きますが、インシュリンの分泌が低下すれば肥満を誘発する原因となります。

インシュリン抵抗性を増す最大の理由は内臓脂肪型の肥満です。脂肪細胞は、単なるエネルギー貯蔵庫ではなく、内分泌器官としての役割があります。インスリン抵抗性を増悪する悪玉灯の生理活性物質「TNFα」「PAI-1」などを分泌します。「TNFα」「PAI-1」などがインシュリンの作用に対して抑制的に働き、各臓器のブドウ糖の取り組みを阻害しているのです。
そして、インシュリン抵抗性が増す⇒内臓脂肪が増える⇒インシュリン抵抗性が更に増すという悪循環に陥ります。

インシュリン抵抗性の模式図
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インシュリン抵抗性の増加は高血圧へ

腕時計型の万歩計

腕時計型の万歩計

ブロッコリ

ブロッコリ

アボカド

アボカド

血液中のインシュリン量が多い「高インシュリン血症」の状態になると、交感神経が緊張し、血圧の上昇が起こるとともに、腎臓でのナトリウム(塩分)の排出機能が低下します。つまり、尿が出来るときにナトリウムイオンを再吸収させるように働くのです。血液中のナトリウム(塩分)濃度が高まると、それを薄めようとして、脳は水分を補給する様に命令を出します。それは体液量を増加させようとするものです。そして、血圧は上がって行きます。

①炭水化物(糖質)の摂取量を制限する

血圧を下げるにはインシュリン抵抗性を下げれば良いと言うことになります。インシュリン抵抗性を下げるためには炭水化物(糖質)の摂取量をコントロールする必要があります。と同時に、前述した低GI値の食品を選択する事で血糖値の上昇が穏やかになり、インシュリンの分泌も少なくて済みます。そうなると、腎臓でのナトリウムイオンの再吸収も穏やかになり、血圧が下がってきます。

②肥満解消—内臓脂肪を減らす

BMI22を目標に減量に励みましょう。BMI=体重(kg)÷(身長×身長)(m)

③減塩

食塩は一日6g以下を目標とします。

④有酸素運動(適度な運動を)

汗が少し出るくらいのウォーキングを行いましょう。最低でも一日1万歩が目標です。万歩計を購入し、毎日の運動量を管理しましょう。

⑤野菜と果物を食べましょう

体内に残った余分な塩分(ナトリウムイオン)を体内に排出してくれる作用のあるカリウムイオンを含んだ食物を多く取るようにします。牛乳、果物類(アボガド・バナナ・りんご・キウイフルーツ)、豆類、野菜類(ほうれん草・ブロッコリー)などの中にカリウムイオンが多く含まれています。ただし、あまい果物は、糖質制限ダイエットの所で記述したように摂り過ぎには要注意です。ただしアボガドは問題ありません。

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コレステロールの新たな見解

コレステロールを多く含む食品に卵黄、魚の卵(たらこ・いくら)、レバー、小魚(ししゃも・しらすぼし)、肉の脂身、ベーコン、バター、生クリームなどがあります。最近まで、コレステロールの摂り過ぎは悪玉コレステロールを増やすということで、控えた方が良いとされて来ました。

しかし、2015年アメリカ厚生省と農務省が「食事によるコレステロールの摂取量と血液中のコレステロールの間に特段の因果関係はない。コレステロールは摂り過ぎることを懸念すべき栄養素とは見なさない」と明言しました。

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そもそもコレステロールとは何でしょうか?

コレステロールには善玉(HDL)/悪玉(LDL)コレステロールがありますが、コレステロールは、細胞壁を作る材料として摂らなければいけない脂質です。コレステロールの70〜80%が肝臓で合成されます。それ以外が食物として摂取されます。

善玉(HDL)/悪玉(LDL)コレステロールの違いは、コレステロールとリポタンパク質が作る複合体の違いと言うことが出来ます。つまり、悪玉コレステロールも善玉コレステロールもコレステロール自体は同じものなのです。悪玉コレステロールは、吸収されたコレステロールがリポタンパク質と複合体を作り血中を流れ、全身の細胞に運搬される時の状態を指します。一方で、善玉コレステロールは、余ったコレステロールを肝臓に戻す時の状態を指します。

悪玉コレステロールは、余剰なコレステロールを血管内に放置し、動脈硬化を引き起こす原因となります。

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基準値と変動の範囲

悪玉(LDL)コレステロールの基準値は、一般男女で60〜139mg/dlですが、閉経後の女性の基準値は、70〜159mg/dlと高めに設定されています。この値を超えると脂質異常症(高LDLコレステロール血症)と診断されます。

悪玉(LDL)コレステロールの値が善玉(HDL)コレステロールの値の何倍になるのかという比率「LH比」が新しい指標として注目されています。「LH比」が二倍を超えると動脈硬化の進行が強く疑われ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まっていると考えられます。

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悪玉(LDL)コレステロールを下げるには

悪玉(LDL)コレステロールが増える原因は簡単に言うと食べ過ぎです。前述したようにコレストロールの含まれる食品を摂るからではありません。メタボリックシンドロームの肥満の特徴である内臓脂肪の量を減らしていけば悪玉コレステロールも減らすことが可能です。

つまり、前述した糖尿病の食事療法(糖質制限やオメガ3脂肪酸、高野豆腐などの摂取)や有酸素運動を行えば悪玉コレステロールを減らすことが出来ます。

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